2017年 4月 の投稿一覧

“しあわせの概念”の変化

今日は悪くない、と思うんだけど。

17.04.30(日)心理学
いつもお茶菓子をお持ちしている。……というと聞こえがいいが、要は自分が食べたいものなんだけど。
今日はお気に入りのフルーツヨーグルトと、妙に美味しそうだった焼き芋を。ちょっと多め。

すると師匠が

「よかったら食べます? 食べないんですっけ?」

とご自身のお食事に買われていたコンビニパスタを示された。
コンビニパスタ、か……パスタ。
食べないんだけど、少しいただいて食べた。

もともと”茹でた小麦粉”属性はない。やはり”焼いた小麦粉”属性だ。米属性もあるが、最近は減ってきた。

「なるほど。”白”系統と”茶”系統ですね。どちらも同じ意味合いです。それは……」

と続いた言葉に目を閉じる。なるほど。

「そのときに求めるモノも、なぜか同じなのです。それは……」

なるほど……いっそ見事なまでの、投影だ。よく出来てるな?
いろいろな出来事が重なり、腑に落ちた。課題は回る。

今でも、精神的に詰むと、焼いた甘い小麦粉に手が伸びる。もしくはチョコレート。
それが少しずつ、回数が減り、消費量が減り、肉か果物で収まる時が増え、だんだんと回数が減るのかな、と感じている。
この数週間は数か月ぶりにずいぶん食べて、それを実感した。緩やかに変わるのだろう。時間が必要な場合もある、か……

ただ不思議で……できすぎたタイミングで救われた出逢いがあり、得たいくつかのキーワードを使ったら世界が違う様相を呈して見えた。ようやくそれで、少し正気に返れたような。
そして振り返ると、あの狂い方があまりに理に適ってないことに気づく。何かを無意識に察知して、必要な不具合を起こしたような、よくできたストーリーにしか見えない。

あそこで狂ったからこそ、見えてきたものがあった。
“しあわせの概念”が少し変わった……ような気がする。まだ脳内を書き換え中の感触はあるけれど、おそらく……私史上最大レベルのエポックメイキング。
師匠がノーコメントだったことを思うと、たぶんその感覚はいい線行ってる。
ただ、あれは……”穏やかな生活を過ごすため”には”しあわせの概念を変える必要がある”だったんだけど、結局は”前以上に刺激的なルート”を”心穏やかに選択する”んじゃないかという気がしてならない。ま、自分が納得いくなら、なんでもいいんだけど。

師匠が先日、”自分をそこまで好きじゃない”と発言した際のエピソードを聞かせてくださる。師匠の発言は”病的なほどの自己愛を抱けない”というニュアンスだった、ようだが。
その言葉を聞いたときに、それぞれの自己認識があぶりだされるようだ。
ある方は『師匠がご自身のことを嫌いだなんてショック!!』と受け取ったらしい。
ある方は……なんだったかな。忘れた。
んで総括して師匠が言ったのは

「”好き”と”自信”は違いますよね。」

で、私にはよくわからなかった。

「単に”好き”なだけでいいんじゃないですかね。」

はぁ……。???
そもそも”自信”がよくわかってないかもしれないですねぇ。
……”好き”も、”気持ち悪い好き”とか”醜い好き”とかありません?

「ええ?」

あれ、なんか違う?
少し話を進めると

「ああ、”依存や執着が混ざった愛”を指してるのですね。」

と言われる。あー……????
“好き”と”愛”の違いってなんですかねぇ??

……ああ、今月も欠陥人間っぷりを露呈しているなぁ……

あ、えーとでも、前回教えていただいた手順はわかりましたよ!

「手順?」

自分で自分を愛する手順です!!

その言い回しはとてもよろしくなかったようで、一瞬、師匠に凄まじく睨みつけられた……(´;ω;`)コワカッタ

欠陥……『”愛”って単語を安易に使う人間にロクな人間はいない』って脳内に処理プログラムがあるんだろな。
ので、理解しようとするそばから、理解したくなくてぽいぽい投げ捨てている気はする。
そんな百人百様の単語を使わずに表現や相互理解ができないモノかと。言葉なんて、ウソをつくのは簡単で、ほんとのことはわからないから。
……と自説に固執すると、学びも成長も、ないのかなぁ orz

最後にレイキ。途中で落ちた。
師匠曰く

「今までで一番、滞ってる場所がなかった」

とのことなので、自己認識と合致した。経済に例えるなら、負債がデカかろうが現在進行形で多少増えてようが、それを圧倒的な物量で上回る収入があれば負債は増えないし返せる。負債をあそこまで抱えてここまで戻せたのは、それだけのポテンシャルがある証。だから問題などどこにもないな。
課題はデカいし、あーあと思うことは多いけど、そう思える私はこれでよくて大丈夫なのだろうな。

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……人にいいように使われて、終わるんだよ……。

ここまで未消化なことは、これまでなかった。

17.04.29(土)【GSA】MMAグループトレーニング部(格闘技1.0h):上田さん
今日はT氏といつもの方が参加。お題はT氏から。

「栄養の話の続きを。」

1時間、座学で使い切った。

まぁ、凄かった、な……。
座学は上田さんの解説から入る。
主にT氏に対して質問をし、その回答から話が広がる。いつもの方にも振られたり入ったり。
私は単純な知識としては、復習にあたることばかりで新しいことはなかった。
のだが、途中から、T氏の反応に驚愕した。次から次に……
それを受け、上田さんが相当にエグいことを言うのだが……

「現在のTさんは、経済的に例えると“借金4000万円”を抱えている状態です。」

T氏が思わず笑う。
上田さんが私を見る。

「久禮さんが笑ってませんね。”それで済むのか?”と思っているのでしょう。」

そう……ですね……
言われてようやく、笑えてない自分に気づいた。

考えてたのは……そう、借金だけならおそらく4000万円レベル。
だが内訳が……年収に例えるなら、T氏は本来1000万~2000万くらいの能力なのに、200万のブラック企業に勤めていることに気づいてなく、かつ、この1年で借金を2000万くらい増やしたような……
経済的に例えるなら、完全に破たんしている状態だ……

本当に経済ならば、まだいいのだ。
労働基準監督署もある、自己破産なんて手だってある。でも栄養、心身の健康、さらにその先の能力までいくと数値で簡単には測りきれない。いやむしろ、”そこに尺度がある”ことを、どれだけの人が知ってるのだろう? 少なくとも3年前の私は、知らなかった。最近は漠然と感じていはいたが、今日、目の当たりにしてようやく明示的に知った。

可視化できないものは、”知っている人”しか……

ゾッとする。鳥肌が立つ。
“知らない人”も怖ければ”知り尽くして使い抜いている人”はもっと怖い。
T氏の能力年収と実際の年収の差額の800~1800万。その差額はどこへ消えた……?

初めて明示的に知った、この”尺度”が怖すぎて仕方ない。
いろんな複合要素があり、おそらく私が見たこともない演算が入ってる。

“栄養・食事”、”身体を動かす機能”、”考える力”、”闘う力”、”想像力”、”知能指数的な頭のよさ”……etc, etc
それらを複雑に絡み合わせて導き出されるその尺度。

この尺度に名前を付けるとするならば。
上田さんの〆の言葉に倣うべきだろう。

「すべては、しあわせになるためにやるんです。」

つまりこの尺度は、”しあわせになる能力”。

私が最後にT氏に向けて言った言葉。

「私なんかよりよほど、知能指数的には高くて頭がいいのに、何かが……想像力が猛烈に欠けて迷走してる……
知能指数が高いのに、想像力が欠けていると、どうなるかっていうと……」

その先の言葉は、私自身にブーメランになって返って、突き刺さってえぐられた。
とても、とても、苦い言葉だった。

1日置いて、少し消化した。わかった。
T氏はほっといても大丈夫。自分で自分の何かをつかむ。
私のほうがマズい。

未来はとても明るくもあるのだが。
一番ヒドいときだと7~8年前か。私は今のT氏より目も当てられないほど、ヒドかった。例えて言うならブラック企業に勤めることすらできず、ニートする実家すらない年収計測不能の無能力者、かつ、負債ももっとデカい状態。8000万くらいかな?
そこから5年で格闘技ジムの扉を叩けるくらいに復活……おそらく年収100万程度、そこから2年で超急激に巻き返し、上田さんの見立てによると年収600~1000万くらいまでいっている。順調にいけば、なお上がる。負債もだいぶ減らせていてコントロールできている感覚がある。2000万くらいまでは減らせたんじゃないかなぁ。
つまり経済よりも、この尺度のほうが短期間での一発逆転が相当、可能だ。
ちょっとしたきっかけを、確実につかみさえすれば。

『これが最初で最後の機会です。』

上田さんの言葉、頷く。目の前にある、これをつかめばいいのだし、もしつかまなかったら……つかまないほうがいい理由があるのだろう。いたしかたない。もしくはいつか、またつかみに来る時が来るかもしれない。そんな選択肢があるってことさえ知ってれば、大きいだろな。
少なくとも、こんな果実の存在を知ることができた。
それは、果てしなく大きい。

上田さんの今回の座学。インストラクターさんとしての手腕で驚愕したのは、1回の講義で、参加者三者三様にそれぞれに必要な”しあわせになる能力”を、提示して見せたことだ。
T氏は直接的な栄養指導として。本来の能力に見合った年収を手に入れる可能性を価値として。
いつもの方にも目の前のやりとりから派生して補足説明を入れることで、ステージにあった価値を。
私は……目がくらむ orz 一番、収穫も課題もデカい。今日、目にしたこと、教えていただいたことの価値は今後の私自身がつけるのだろう。金額にすれば、0円~∞ だ。
今回の座学、あの価格では到底及ばない、恐ろしいほどの価値のものを提供いただいた。

「久禮さんにはこれを、見ていただきたかったんです。」

最後にそう言われた。何とも言えない目で。そして補足説明を。

今回の座学で、私は上田さんから直接何かを言われることはなかった。

「久禮さんが笑ってないですね。」

と何度かときどき触れられたのみ。いろいろすべて、意図を感じる。

今日、Sさんの体験とT氏の座学。同じ日だったことがまた。偶然だったのに必然としか感じられない。
一番くっきりとした、対比。
このところいろんな方の見学をし、今日、このふたりを見たからこそ目がくらむ。数パターンを見聞きしたから、理解できた。
私が何をどう対比し、どう驚愕したのか。
うまく言葉にならない。上田さんも表現しきれる言葉を見つけられていなかった。

だが、わかる。納得だ。
到底、消化しきれていないけど、これまでほんとの意味で理解できてなかった上田さんの言葉がいくつか、少し理解できた気がする。
それでも鵜呑みにはしたくないから、これからも疑ってかかって自分の心身で試して考えるけど。

試してたはずなのだがな。
気づけば感覚が、上田さんにとても近くなってることを知った。

私は自分を、味を大切にする、こだわる人間だと思ってたのだ。
でも今日の、来る途中のコンビニで買ったプロテインドリンクをめぐるSさんとのやり取り。

「いつの間にか買ってる! いつの間に?」

え、買うって決めてたから……場所も覚えてますからね、よく買うので。

「それ、何味? おいしいんです?」

え……っと何味だっけ……飲めますよ。おいしいです。けど……スポーツドリンク味? あ、違うや。
ええぃ! いーんです、このドリンクの優れたところは100kcalで15gなところですよ!!
しかも500mlあって蓋もできるから、自分のペースで飲める。飲み終わったら捨てて終わりでお手軽!!
これが何よりおいしーんです!! これに勝る優れたところはないんです!

他にも……Sさんのあの言葉。

「鶏のササミかぁ。調理と味付けに悩むんですよね。」

えっ……調理法、味付けなんて考えたことなかった……そうか、そこは悩むポイントなのか。と、愕然。
私はレンチンしてスープに投入が基本で、レンチンしただけでもイケる。それが一番おいしい……
や、Sさんはお母さんなんだから調理法、大事です。

……が……あれ、私、味を重視する人間のはずなのに、上田さんとまったく同じこと言うようになってる……
そういえば、友人たちは皆、プロテインがなかなか口に合わないようだった。私はおいしいと飲んでいる。が、蛋白質補給が目的でなければおいしいとは思わない、な……
私の舌は相当、バカらしいと思ってたけど。

T氏の話を聞いてても、上田さんのリアクションと私のリアクション、言葉が重なることが多かった。
私は、あの方向性に突き抜けて、あの域に達するのは厳しいだろう……と思ってたのに、気付けば感覚は近い方向性なの、か…… まだ行動が追い付ききれてないけど、出てくる行動も近くなってる……。

なんか驚愕だ。あれ、私こんな人間だったっけ?

…………。
上田さんは、あんな目をするほどに、こんな表現ができるようになるまでに、どれだけのケースを、見て、何か出来ないかと試してきたのかなぁ……そしてどれだけ……

私は果実をもらって、相当、楽をさせてもらってる。

17.04.29(土)【GSA】初心者MMA:上田さん
運動です。頭使った後は、運動ですよ。
今日は人数多め。久々の方もいるな!

打撃技術は前回のストレートをおさらい&フック。
ミット打ちでT氏と組んだら「なるほど。うまい、のってる。」言われた。よし。
1分間の連打もまぁまぁ。早く身体、戻さなきゃな。1分間持ち続けるのが疲れる。まだまだ腕は鍛えたいな。

対人練習は技術練習をめっちゃ意識したというか、冒頭はそれしか使わなかった。使っても使っても、馴染みが足らない。常に同じパンチを打つって、まだまだものすごく難しい。
なりたい自分はとても遠いな。……ああやっぱ理想の自分はあるな。

寝技の技術練習は、腕十字の対処。本当にこの方の寝技は、よい。見てると嬉しくなって顔がほころぶ。
練習量が絶望的に、足らんなぁ……自分で選んでることだからよいのだけど。
いろいろやりたいことが多い。環境作り、身体作りからだな。

痛めた足は全回復まではまだ至らず。でもだいぶ良い。
ケアを出来る範囲で真面目にやったら、むくみが少し軽減した印象。やはり代謝って意味では同じなのかもなー……私の身体にとっては。

うん……いろいろと、消化中だ。格闘技は、おもしろいなぁ……いろんな側面から、世界を見られる。

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美しい目に映る”初めての格闘技ジム”

青空の下でこの笑顔は眩しい。

17.04.29(土)【GSA】加圧トレーニング:上田さん
今日は、この間送別会をしたSさんが体験で遊びに来てくれた。先にいつもの頂マーラータンさんで腹ごしらえ。
ミョウガ、春菊、パクチー、味玉、鶏モモ。
安定の美味しさ。Sさんも

「新大久保以外にもお店あるんですか!?」

と言うくらい気に入ってくれたよう。嬉しい。
ええのう……休みの日にこの笑顔を拝めるのは(´ω`*)

改めてお話してると、なるほどこういう方か、と感じる。
またなんかたくさん褒められちゃって照れてると

「感想ですよ?」

と釘を刺され……
私に向けて言ってもらう言葉が、そのままSさん自身の人となりだと感じる。
たぶんSさん自身が正義感が強く、たくさん感じて考える方なのだろう。

「くれさんはどうなりたいんですか?」
「”もっと上へ”ってどういうことですか?」

深い質問をもらって思わず顔が緩む。ぜんぶ丁寧に耳を傾けて、咀嚼して、新たな質問を投げてくれる。嬉しいな、こういうの。
私もこんなふうにきっと質問してて、……似てるのだろうなぁ。本質を知りたくて質問が尽きなくて、自分で考える力があって、吸収力があって素直にストレートに受け止めて……
投影の仕合い具合が面白くて面映ゆい。投影し合って、好ましく思えて楽しいって、なんか……これはしあわせな関係だな。

Sさんの会社入ったころの話を改めて聞く。

「私、これでもだいぶ丸くなったんですよー」

の言葉とエピソードに目を丸くする。Sさんとあの方がそんなでした? 今からは想像つかない……
あっちの方は今も昔も変わりませんね。”非常時の人”だ。可笑しい。

そして改めて不思議になる。
Sさんは加圧が必要そうには見えないですけどね?
お話してるとその思いが濃くなる。姿形に気を付けてる在り様が見て取れるけれど……

「血流が悪いのがわかるんです。」
「骨盤底筋が……」

めっちゃ身体に敏感ですね! そんな言葉が出てくるって。

「小さいころ、水泳やってて全国大会出るレベルだったんです。」

だからか。どこか体育会系を好む印象を受けるのは。

「でも、”なりたい自分”がうまく言葉にならないんですよ。」

の困り顔。困り顔もええ……(´ω`*)

しかし、そんな難しく考える必要ないのですけどね。体験で来る方が皆、『大丈夫かな?』と不安がる。私のFacebookで上田さんってどういう人物像に見えるのだろう……

GSAに着く。
緊張することないですよーと言うと、

「生まれて初めて格闘技ジムに入った……!」

と目をキラキラされる。
うわーーーとキョロキョロする。
これは……うん。初期の私を見るようだ(*ノωノ)

「くれさん、会社にいるときと全然違う。イキイキしてますね!」

初期だけでもないらしい(*ノωノ)
そんなに顔、違うのかなぁ。今でも? まだ何もしてないのだが。

少し早く着いたので、殴ってみます?とお誘い。ミットを持つ。
持つのも楽しい、Sさんの顔がちょーキラキラする(●´ω`●)
この歳で初めての体験が出来るのって嬉しいですよね。わかります。
そしてサンドバッグも初殴り&初蹴り。

「硬い……!」

と目を丸くする。なのですよね-。
こうして“初めての体験”にお供させてもらうのは楽しくてよい。初心に返る。

上田さんがいらっしゃる。
ご挨拶前の軽めの雑談で、早くもSさんの質問がレベル高い。

「鉄分の摂取が気になってて……」

からの上田さんの明確なアドバイス。すげー。話がキッチリ噛み合ってる。質問と回答のラリーが続く。これは、聞いてて面白い……
Sさん……パーソナルトレーナーの使い方がうまい……

「時間が押しちゃうので、改めて始めましょうか。」

の言葉に笑う。挨拶前からほんとにディープなやり取りだった。
問診後、トレーニング開始。
血流を抑えてトレーニングする感覚が違和感あるようで終わったあとに手をひらひらさせる姿が絶妙に可愛らしい(●´ω`●)
そしてトレーニング中も花咲く雑談。

「鶏のササミかぁ。調理と味付けに悩むんですよね。」

「調理なんて一択ですよ。味なんてつけません、素材の味で充分です。」

「えっ。飽きませんか?」

「えっ。だって、会社でする仕事、飽きますか? そういう問題じゃないですよね? それと一緒です。」

「あ、そっかぁ。なるほど。」

思わず笑う。そこでなるほどって言っちゃえるんですね。Sさんだなぁ。
上田さんがニヤリと笑う。

「え、だって、上田さんの言うこと凄く説得力がある。」

真に受け過ぎちゃダメですよ。そのうちツボを売りつけられないように注意してくださいね。

「最終的にはハンコを買って頂きます。」

「くれさん! ツボ売りつけられそうになったら助けてください!!」

もちろんです!

と力強く請け負いつつ……

“買っちゃいそうな自覚があるのね”
“売りつけそうな人だと思うのね”
“わかってるのに、継続しちゃうのね”
“Sさんなら『ちょうど欲しかったの!』って床の間に飾りそうだ……”
“そういやポジティブモンスターTシャツ3枚持ってる私に助けを求める時点で人選間違ってないか……”
“そもそも連れてきたの私やん、疑わなくてええんか?”

と0.1秒で様々なことが脳内を駆け巡る。

なるほど。
私ならやりくちは熟知している分、他の人のことなら止められるかもしれない。経験を活かして、がんばろう。

Sさんの実に美しいスクワットを眺めつつ心に決める。S家の平穏を、守らねば。

体験終了ー。Sさんはとても楽しんでくださったようでそのまま次回以降の予約もされていった。すげー。過去1番の反応。春雨食べてたときからそんな予感がしてたけど。

ふと時計を見たSさんが首をすくめる。

「すみません、時間が延びちゃった……くれさんの時間が。」

「ああ、いいんです、この人は。雑談の時間を削ればいいんで。」

ひでぇ。扱いが雑にもほどがある。それ、私が言うヤツですよね?
せめて“インターバル”言いましょーか、“インターバル”。

「え、でも上田さんの雑談はためになって面白い……」

「この人の時間の雑談はほんとしょーもない話ばっかなんで。」

ほんとにひでぇ。改めて言っちゃいますかソレ?
Sさんのせっかくのフォローを全力で潰しましたね?

「この人は話したことぜんぶ吸収しちゃうんでくだらない話を入れておかないとパンクします。」

なるほど。
……いや、一理あるが……それは”くだらない話を吸収してパンクする”危険性をはらんでいるのでは……
まぁでもそういうことか。真面目な話をし損なうのはそういうタイプの人の場合ですか。

急いでおうちに戻られるSさんを見送って、私のトレーニング開始。
雑談ネタはちょうどホットな竿本さんのインタビューのお話! よかったですねぇ、あれは。にゃんこさんも可愛らしく。思わず停止して巻き戻して、を繰り返しちゃいました。

「四段って言われると、あんな感じじゃないですか?
“後手、上田貴央四段、五六歩”」

将棋棋士ですやん……!
ゲームルール変わっとる……!!

「上田貴央四段、王手。」

なんで無駄に読み上げる女性声の物まねクオリティ高いんすか!!!

「四段ってよくないです? なんかしそうでしょ!?」

そーゆーのをトレーニング中に混ぜ込む……っ orz
そーですね、最近大活躍中の史上最年少棋士の方はちょうど四段……そう考えると年齢逆転してますが……や……前から思ってたんですが、おふたり並ぶとどうも上田さんのが年下に見えてしm
ああまづいふくっ!! ぜひ棋士の方に倣って、なんかしてきてくださいっ!!
あああ゛ーー……死ぬかと思った……orz

結局、時間削ってもネタがホットなヤツでも、しょーもない雑談に、なるのですね。

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責任を負った身体の美しさ

気分はすでにGW。

17.04.27(木)【GSA】パーソナルトレーニング見学
2週間ほど前、上田さん加圧パーソナルを受けてらっしゃる造形師な方がFacebookで友だち申請くださった。なんだーかんだーで話がとても繋がり、心身ともにしなやかで軽マッチョな方だなー、お会いしてみたいなーとうずうずして『トレーニング見学させてください』といきなりのお願い。よく聞き届けていただいたものだなぁと思う。

勢いで言ってみたけど、人見知りで。平日のGSAもあんまりお邪魔しないのでアウェー感ハンパない。
そんな中、気さくにお話ししてくださってほっとする。そういやメッセージのやり取りがチャット状態だったので初めて感はそこまでない。
体力が落ちてらっしゃるようだが、感じさせないなぁ…… しんどくてもやりきる感が、慣れてらっしゃる。見学はこれまで何度かしたけど、いずれも初回体験の友人ばかりだ。慣れてる方はこんな感じなんだな、とじっくり見る。
初期目標は達成されてるので、やはり身体が美しいな。女性は年齢重ねると、自身の身体に責任の負い具合が全部出るんだなと改めて感じる。ちゃんとしないとこうはならないし、ちゃんとするとちゃんとなる。うむうむ。励まねば。

上田さんが、食事摂取のコントロールに関するサービストークをしてくださる。
最近、「~~はどう思いますか?」のパターンが多くて思考が深まる。私の解答は、よい線行ってて、基礎知識と感覚が定着してきたのを感じる。そして考えるのはやはり面白い。
上田さんの正解をうかがってなるほど、そう進めるのか!、と。段階を踏むが、断固として、って姿勢が大切なのかな? 加減と塩梅が難しく、それがプロのトレーナーとしての上田さんの腕の見せ所なのだと思う。フローチャートが繊細かつ緻密だ……ほんと、気づかないところで微妙な匙加減の采配を振るわれてるよなぁ……雑談内容はときどきほんとにしょーもないのだけど……

最後のミット打ちも見学。加圧直後にミット打ちするって、すごいなー……あの体力。そして2年やってるだけある。継続はすごいや。
有酸素運動が目的だからフォームは置いとかれてる。が、各動きは、筋肉あるからこそできる動きだ。特にキックの足と、パンチ・キックの連打。連打は私よりうまいですよ……(´Д`)ワタシガヘタ…? 私もやったら連打上手くなるのかな……うーん、考えとく……
体力落ちたところにあのトレーニングして、さらにこの勢いか。へばっても、止めないものな。すげーガッツだ。カッコいい。

終了後、これも目的だった、頂マーラータンさんでいつもの春雨!
鶏モモ、味玉、北京ダック、白菜、春菊、パクチー、舞茸。北京ダックは初トッピング。うまいな、コレ。
話は尽きずに珈琲豆林さんで食後のお茶。生姜茶うまいが、甘い……。
ZSTの話、トレーニングの話。食事の話。
どれもこれも面白いな…… 共通項が多いので話が尽きない。それでいて芸術家な方だなぁ。感覚がどこか違ってそれも刺激的。感じるのも、考えるのも、深い方だなぁ……おんもしろい。
お互いに一番テンションが上がったのが『三角筋と上腕筋あたりの境目に初めてくぼみができたときの嬉しさと言ったら!!』てお話。互いに見せ合いっこ。2年前はこんな自分、想像してなかった。
GSAに来るタイミングが重ならないのだが、またお会いしたい。またこんなふうにお時間をいただいて脳みそと視点をお借りできたら嬉しいなー。
やはり人と会うって、いいものだな。淡々と生活してたらご縁ができないであろう方と、出逢えた。感謝。

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カポエイラ デビュー

1度書いたメモが書きあがった瞬間に消えたので、全力で調べなおしてコッテリ書き直したった。当初書いたのより、ぼりゅーみー(´Д`)

久々のCHANGEでカポエイラデビュー♪
武術な方のカポエイラ動画があまりに楽しそうでそそられた。GWはカポエイラしてみるのだ!

平日夜のCHANGEに来るっていつ以来だ。うはー。
直前のキッククラスの最後、数分に飛び込み参加。筋トレで悲鳴言わされる。うひぃー……練習量が落ちてるし鈍ってるなぁ。
久々にお会いできた幸せそうなお仲間さんの惚気話が聞けてご満悦(●´ω`●) あと、青帯姿が見られた!! 凛々しい……今週末が青帯での初試合とのこと。緊張する姿がまた眩しい。かーーーっがんばってほしいなぁっ。

教えてくださるHIROさんにもご挨拶。綺麗な女性だ。2年在籍してよーやく初めましてのご挨拶。
勝村さんから「カポエイラデビューですか!」と声を掛けて頂き、勝村さんとHIROさんのお話に耳を傾ける。
「カポエイラするつもりで来た人は続くけど、格闘技しに来てカポエイラに出てみた人は1回出て思ったよりハードだから来なくなる。」
の言葉に戦々恐々。ついていけますかね……?
なんだか上手そうな方が多いぞ……

17.04.26(水)【CHANGE】カポエイラ:HIROさん
カポエイラ用語が覚え切らん……
まずはウォーミングアップで基礎的な動きから。ジンガのステップ。おお……HAMATANIさんがリングでやってるの何度か見た……!
上半身と下半身がうまく連動してくれないが見よう見まねでなんとか。間にツーステップはさんだり、くるりと回ったり派生していく。
そして基礎の蹴り。フレンチ……前方半月蹴り、らしい。内回し蹴りに近いか? 最後に足を地面につかずそのままジンガに戻るというのがまたハードル高い。
で、フレンチをよける動き。ガードと、きっちり避けるのが大事。当てないのが前提の武術だから。なるほど。
足さばきが重要なようで、コサックダンスみたいなステップも。ひぃーー腰が浮いてしまう……これハード。
ストレッチも。下半身重点的に。カポエイラは足技がほとんどだから、なのだな。他のクラスでやったことないストレッチが多かった。しなやかで柔らかい動きが要求されるのだなぁと想像。武術の方の動きからして、納得だ。
ひさびさにやった、ブリッジ! なんとかなったけど、身体がミシミシいう気がする……これもやってこう。

それから腹筋の筋トレ。ポルトガル語?で
「11から20まで数えられるように」
とのことで、レギュラーメンバーの方々がカウントアップしていく。独特な響きだ……
もちろん私はわからないので日本語でカウントアップ。

さて練習。ジンガとフレンチと避ける動きを組み合わせて反復練習から。少しなじんだところで早速、お仲間さんと組んで対面で。組み合わると早速、演武のような動きになった。
すぐに破たんするので、相手の方に丁寧に教えていただく……(´Д`) うまく嚙み合うと私でもそれっぽい!

さらにアウー……側転も。側転ならZSTの体操お兄さん直伝だし! とはいえ、ひとりでやる分には問題ないんだけど、お仲間さんと組むとへっぴり腰になってへなちょこになる。うー…… これも、きれいに噛み合ったらめっちゃかっこいいだろうな。

カポエイラは当てないと聞いてたが、ほんと、ダンスみたいだ……向かい合っての即興ダンス。
その感覚はビンゴだったんだなーと、あとから調べて納得。黒人奴隷が、看守にばれないようダンスのふりをして修練した格闘技で、そのために踊りの練習に見せかけるために音楽の練習も入っていた……なるほどだ。

カポエイラの基本スタイルは、周囲に人垣で円陣を作り、中心で2人の人が向き合って組み手……ジョーゴをする。周囲で楽器を奏で、手拍子や歌で盛り上げる。そして次々に人が入れ代わり立ち代わりジョーゴを続ける……

後半、その中に入らせていただいた。楽器も登場したぞ……! GSAでいつもお隣のカポエィラ・テンポさんから聞こえてくるアレだな。
で、できるかな?とドキドキしたが、レギュラーメンバーの皆様がゆっくりとリードしてくださりなんとかなる。
手拍子だけでも場に加わって気分があがったが、途中から勧めていただいて鐘も叩く。うはーー参加してる感ハンパない……! やめちゃったけどウクレレやっといてよかったなー。音痴コンプレックスが少しは解消されたしリズムに乗って身体が動く。この感覚は久々だ……
皆さまの歌う歌が何とも言えず気分を高揚させる。鐘を叩く手が、手拍子を打つ手が、脳みその指示を外れて歌に乗る。なんだろな、この一体感。囲んだ円陣を中心に、上昇気流が渦巻くような。これは、いつもの格闘技練習にない感覚だ……
うまい方々はほんとうまい。あんな接近してやっちゃうんだ!? 手足の長い方々の迫力ある舞い、小柄な方々の鋭い舞い。確かにどちらも素敵だ。

『相手をリスペクトすること』
『喧嘩ではないから』
『相手とのコミュニケーション、会話を楽しむこと』

HIROさんの言葉が腑に落ちる。カポエイラは、こんな感じかぁー……
特に最後のお話は印象に残った。

「自分の蹴りには責任を持つこと。」
「相手と蹴りのタイミングが重なったら、互いに止めること。」
「つまり止められない蹴りは放たない。」
「足のつま先まで責任を持つこと。」

そうでないと、ジョーゴは成り立たないんだなぁ。確かにそうだ。
“当てる””当てない”の違いはあれど、いつもの格闘技と本質は一緒だ。
かつ、”当てない”からより、危険度が少なく、コミュニケーションを実感しやすい。これは女性に取り組みやすい格闘技だなぁ。

クラス終了。またやりたい。いつやれるかわからないけど、カリと一緒で細々と、だな。
武術な方のいつもの格闘技。遊び心あって、自由で、でも容赦なくてしなやかで。あのルーツを見れたなー。
ダンスやったら、なりたい動きに近づける気がしたけど、カポエイラでいけそうな気がする。

終了後の音楽練習にプチ参加。
見たことない楽器……ビリンバウ。シンプルな作りと素材から、生まれた背景を重ねあわせる。奴隷な方々が作ったのだろな。工夫して、たくさん。
カポエイラは’14年にユネスコによって無形文化遺産登録されたとのこと。いろんな箇所に歴史を感じる。これはいつもの格闘技に感じない感覚で、面白い。総合格闘技も、いつかはそうなるのかな。
タンバリンな楽器を叩かせて頂いた。シンプルなリズムなので身体が割とすぐ慣れた。皆さまの演奏に耳を傾ける。凄いな、この一体感。ウクレレもマンツーマンだったし格闘技も1対1だし。こんなふうに複数人で作り上げる感覚は……

言葉で表現するのは大好きだ。
けど、言葉になるときに表現しきれないことがたくさん削ぎ落とされる。
楽器を一緒に奏で、身体を揺らし、腹から高らかに歌声を張り上げ……こうして作り上げた時間と場所を共有する……
言葉から削ぎ落とされた大切な何かが溢れてる感じがする。
よいな。こういうのは。

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人が”何かを始めない”のは? / 既にゲームは。

さて、どう話したもんかな?と思案しながら、肉を食べに行く。

17.04.24(月)ランチ:T氏
T氏は部活で上田さんから栄養指導を受け、1週間の食事の記録を取った。そして全食事の写真を、部のグループページに投稿した。
その際のT氏と上田さんのやり取りが気になっていた。この間の土曜は出られなかったT氏。今後の宿題をどうするのかな?と思って見てたが、その話が出ない。私がその話に触れたら、上田さんとT氏のコメントのやり取りが途切れた。
思い当たる節はある……と考えつつ、Tセンパイの加圧体験を見学し、やっぱそういうことだよな……と認識を深める。
肉が焼き上がってくるのを待ちながら、とりあえずT氏に聞いてみる。

T氏は1週間、記録を取ったわけだけど、その後、どうしてる? 記録を取り続けてる? これからどうしたいとか、ある?

「あー、週末から何も記録も取ってないねぇ。」

やはりか。と、納得する。そういうことだよな。

先週の金曜日。T氏が珍しく私の席にやってきて食事の記録をチラ見させてくれて爆笑した。

『くれ氏なら笑うと思って。』

の言葉に大いに頷く。これは……すごいね…… なるほどこの食事の蓄積が、その身体になるわけだ。妙に納得した。
笑うしかないのだが、同時に引く。私ならこの食事は耐えられない。ドン引きする。
でもT氏は、こうして改めてその食生活を目の当たりにしても本当には”マズいと思えてない”し、”変わりたいと願えない”わけだよな……。

加圧トレーニング。T嬢は継続してるし、Tセンパイも要相談ながらも継続はするはず。途上で上手くいかない箇所は自ら上田さんに質問して解決していくだろう。
でもT氏はそうならない。

本気度が、掛けてるコストに出るんだよな。
T嬢、Tセンパイは毎週4000円近くを払い、時間を捻出し、約束をして上田さんのもとへ通う。約束を違える際は、連絡をして謝らねばならない。それだけの価値を見出し本気で取り組んでいる。
T氏はGSA会員ではあるものの部活で払ってるコストは少額で、心理的負担もほとんどなく休むことができる。ジムも部活も参加は義務ではない。
この現状は、私がT氏にお節介やいてて甘いからでもあり、これがテストケースだからでもあり。

だが私としてもこれはダメだな、と思う。
上田さんのあの貴重な教え。
『世の中には頭のおかしな人間がいます。僕のように。』
『命がけで断崖絶壁を降りてその向こうにある果実を獲ってきちゃうんですよ。』
『それをただ受け取って、使えばいいんです。僕をトレーナーとして雇用するのは、そういうことです。』
上田さんのあの栄養の話、命がけで獲ってきたあの果実は、本気で雇用してない人に教えていい話じゃない。そんなん、あの価値を一部に過ぎないとはいえ、身を持って知る私自身が許せない……かといって、T氏が悪いわけでもない。
上田さんが、それでも教えてくださったのは、私とT氏に機会をくださったから、そしてこのあとどうするかを見たいからなんじゃないかな。

んで。コレが欲しくて、私が、対価を払ってたんだよなぁ。
いきなり加圧トレーニングやると決意して毎週4000円近くを払うのは、重い。私を通して上田さんを知っていたとしても。さらに初めての人には? 他のトレーナーさんなら?

『人が”何かをやめる”のは、期待通りの結果が得られないから。』

こうも言える。

『人が”何かを始めない”のは、結果として得られるモノの価値がわからないから。』

だよな。

“格闘家の方は身体作りのエキスパートで、とても優れたトレーナーである。”

頷くのだが、上田さんはじめ格闘家でトレーナーの方々が『命がけで獲ってきた果実』の味と価値が、住む世界が違う人たちには『結果』として猛烈にわかりづらい……
なので過去の私やTセンパイみたいな人間がトレーニングを受けにくるのがあり得ない事態すぎて、上田さんから初回で『これが最初で最後の機会です』と言われることになる。
違う世界の住人同士の交流を深めるにはどうすればよいか? どう間口を広げ、私やらTセンパイやら必要な人たちが、見知らぬその果実の存在を知り、手を伸ばそうと思えるようにするか、格闘家でトレーナーの方々の社会的地位を上げ、もっと果実を獲ってきてもらうか……
そう考えたら、まずはもっとハードルを下げて段階を踏めたらいい、と思っていたのだ。
例えば月額800円程度で変わるきっかけをつかめたら?と。
でも単純に単価を下げるだけでは、ムリらしいとT氏を見て理解した。本気度が低いまま果実を目の前にしても、果実をかじってくれないので価値が伝わらない。
ではこれをどう解決するか? 美味しい命題が、湧いてきた。こいつに何かしらの解を導き出すのが、うちらのゲーム作りには必要だと思う。
てわけで、完全ノープランだが、T氏と会話をしてみようと思って、ランチに誘ったわけだ。

「なるほどね。」

T氏はあの食事をあんま変えようと思えてない、のかね?

「そうねぇ……変わらなきゃとは思うよ? でも自分からそこまで動けてないってのは、そういうことだよねぇ。」

だよねぇ。
なんでだろね?

「他の人はどうなの? ダイエットってだけで動けるもの?」

うーん、ダイエットは途中の手段かもね。
私は格闘技やるために筋肉つけて絞りたい、でしょ。
他の子は、可愛い服を着たいから、てのもあるよね。
あと疲れやすいから元気になりたいって人もいる。
それから、家族のため、かな。

「途中の手段ね……」

だからなりたい未来像が描けるか、かもしれないよね。
家族のためってのが一番切実だと思う。
栄養状態がいいとさ、毎日するちょっとした決断がぜんぶ、よりよい最善手が選べるようになるんだよ。場合によっては、これまで選択肢が浮かばなかったところに、選択肢が出てきたりする。
1日だけだと些細な差でも、1年2年、10年20年って積み重なると、大きい。
あのおうちの旦那さんの生涯年収が本当にがらっと変わるんじゃないかな。
まだ見ぬお子さんも、もしかしたら。
T氏は独り身だから今はそういうのないかもしれないけど、これから、さ。

「要するにそれだけ真剣に本気で取り組む人のためのもので、自分みたいな人間のモノじゃないってわけだ。」

違うよ。そんなことない。
そんな小難しいことじゃないんだよ。

「……想い描けないんだよね……」

T氏が漏らしてくれる言葉。
そうだよね、と思う。わかってて言ってる。ごめんよ。
必要だと思うのに、どうしてもがんばれないなら。
がんばれないのには、理由がある。最近、ほんとにそう思うよ。

雑でヒドいこと言うけど。
どうせほっといても、あと30年、40年生きちゃうんだよ、きっと。
だったらさぁ、よりよい暇つぶししたほうが、いいじゃん。1年だか2年だか、本気でなんかやってみてもいいじゃん? 結果が好みじゃなかったら、それで止めればいいんだしさ。それでもまだ、1割も暇つぶしできないんだから。
生きてるんだから、さ。
どう暇つぶしして、どこまでたどりつけるか……見てみるのも一興じゃない?
そしてそれを、お土産話に、さ。

T氏が耳を傾けてくれる。
だんだんと興味を持ってくれ、加圧の話をする。

「え、血管、太くなんの?」

なるなる! んーと……私は代謝機能が残念だからまだ見えづらいけれど、でもやっぱ太くなったよ!
あと本数も増えるって!

「は? 本数?」
「血管って、もって生まれたそのままじゃないの……?」

でっしょぉぉぉーーー?? そう思うよね!?!?
そうじゃないんだって!
私もその話を初めて聞いたときにビックリして、それで興味持って、加圧体験お願いしたんだー。
血管増える分、疲れにくくなって回復が早くなるらしいよ。実際、そんな感じするもん。

「……それ、イイ。」

へ? そこ?

「うん。俺さぁ、血液検査のとき、断られるのよ。血管細くて。」

はぁ……

「太くなりたい。」

そこ?

「マニアックな理由だと思うけど。」

いや、いいと思う。私も”血管増える”が一番最初に惹かれた口だから。
人それぞれだよね。
一度、上田さんの加圧体験受けてみようよ。他にもいろいろ効果あるし、どんな結果が期待できるか、直接聞いた方がいいよ。

T氏がそうする、と言ってくれた。

なんかいろいろ、判った気がする。
いいんだ、これで。

やはりあのトレーニングは既に現状が最低価格だな。むしろ今後、もっと上がっていって然るべき。
うちらの作るゲームがやるべきこと、わかった気がする。
それぞれの”がんばりたいのにがんばれない理由”にフォーカスして寄り添うことだ。そしてあのコストを払えるだけの状態になるまで見守る。続くよう応援する。
千差万別で、人それぞれで、繊細で……すげー手間暇かかるけど、どうしようもなく、大切なことだ。

がんばれないのには、理由がある。

それをなんとかしないと、がんばれないのだな。変わりたいって願えないのだな。
人間、元気でないと変わりたいって願えないんだよ。変わるにも準備がいるんだ。
まぁ別に変わらなくてもいいんだけどさ。でも……人間の特権だと思うんだよ。
“もっとよりよくなりたい”
“もっとしあわせになりたい”
って願って、行動を起こすのは。

上田さんに体験の予約をお願いしたらすぐに『バキバキにしましょう!』とお返事をいただいて、それは楽しみだな、と笑った。
筋肉だけは裏切らない。
私も最近、そんな気がする。
T氏がどんな変化を遂げていくのか。楽しみだ。

ねぇねぇ、Facebookでネタにしていい?

「へぃへぃ。お好きにどーぞ。」

ありがとー!

最近、書くことで広がりを感じる……
読んでくださって、感想くださったり、やってみたいと言っていただいたり……

ピラティスな方がTセンパイのためにと、すごく真剣に有益なアドバイスをくださった。

リバウンドしないための取り組み方のコツ。
みんなで楽しむこと。
なぜ楽しむことがよいのか?
垂涎すぎて電車の中で目がハートマークになった。こういう世界があるのね!!
そのままTセンパイ、T嬢にピラティスな方からアドバイスいただいた!と伝える。みんなのモチベーションが上がる。
そう、ムリせず、楽しもう……
しかしピラティスな方……アドバイスと知識を、Tセンパイに直接じゃなく、私にくださるのね。
『Tセンパイを、よろしく』
その言葉は幾度か聞いた。
その意味するところは……ひとりでがんばるのはつまらないから……その応援をする人として、私に某かの期待、もしくは面白みを見出してくださっている……? いただいたタネを、どう使うか……
これを広げる……
そうね……上田さんやピラティスな方だと、本職過ぎてガチすぎる。がんばれない人を理解しづらいだろうし、あの方々の持つ果実は威力が強すぎて対価なしに放っちゃいけないモノばかり。
その点、私は程よい中間地点にいる。

そうか。
ピースの凸凹がカチリとハマる。
私が好きで、得意な分野か。”感情”と”意識”を見守り、メンテナンスすることは。
身体を機能的に動かすための重要な因子のひとつ。
ミクロでもマクロでも、システムを安定稼働させるための、大事なパーツ。
私が担うのは、担ってるのは、それか。

ふと不思議な感覚に陥る。
既に私はもう、ゲームを作りながら遊んでるんじゃないか……?
この一連の感覚こそが私が欲しかったものだ。
自分の予想を超えて広がって、何かが動いて、変わりたいと願う人が最善な方法で楽しみながら変わって……関わりあい。さらに輪が広がり。
それを見てくれる人がいて。応援してくれて混ざってくれて。
新しく何かを勝ち取る。自分に出来ることを再発見する、この喜び。
これこそが。
私のやりたい、テーブルトークRPG。テーブルの上、脳内の妄想を超えて現実世界に広がる。めっちゃリアルなソーシャルゲーム。
私視点で文章を紡いでいるからGMが私に見えるけど、関わってくださる方、読んでくださる方、ひとりひとりがみんなGM。だって読んだら必ず、何かしらの影響を受けるから。世界を見る目に、レイヤーが1枚、重なるから。知らぬところで読んでいただいて感想もらって感動した。私の脳みそを超えて、世界が広がってる。
書くのは私でも、読まれたときに何が起きるか……それはもう、私の手の及ぶことじゃないんだな。
それぞれのストーリーがある。幾重にも重なり、オーロラのような深みのある色合いを醸し出す。
やべー……おもしろく、なってきた……。

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観戦 シアタープロレス花鳥風月Vol.45 風流人2017

プロレス!! めーーーーっちゃ観たかった試合ーーー!! 今日は会社携帯が震えても出ないと決意!!”(*>ω<)o”クーーッ

17.04.23(日)【観戦】シアタープロレス花鳥風月Vol.45 風流人2017
東京タワースタジオも通い慣れて来たなーと思う。よい散歩。未だにどの駅から来るか悩むし迷うんだけど。
先週は盛一郎さんのRIZIN、今週は勝村さんの花鳥風月とは贅沢っ。で、やっぱりこの距離感が好きだ。横浜アリーナすごかったけど、狭くて小さい方が好きなんだよなー……あと隅っこ。落ちつく。

第0試合 関友紀子 対 桐原季子
前回、査定試合で合格になった桐原さんの試合だ!
関さんといい、桐原さんといい、総合格闘技の香りがする。あの極め技、ホンモノ初めて見た! パロスペシャルって言うんだ。すっげーーーー。身体能力必要だよねぇ。せっかく正面からだったのに写真撮りそこなった。もったいない、うぅ。

第1試合。タッグリーグ戦(風流人2017)Aブロック。
ウルフスター☆&ウルフ・スター☆Jr. 対 政宗&岡田剛史。
ウルフさん父子好きー! 今日も卑怯なのに、おとーさん想いのJrさん、絶好調だぁ! 人気もすごいな?
政宗さんと岡田さんは素敵な組み合わせ。そうたくさんは観戦できてないけど、タッグリーグ戦の組み合わせはどれもなるほどなぁって思う。
やはりJrさんと政宗さんはとくに迫力あったなー。

第2試合。山本裕次郎&唐澤志陽 対 たけむら光一& HAMATANI。
たけむらさんの「半年ぶりだから」の緊張感にめっちゃ笑う。冗談っぽかったけど割りと本気? でもお強いよね? HAMATANIさんのカポエィラ安定感。
唐澤さんは前に観たときの打撃の印象がめっちゃ強い。キックがやっぱかっちょいいなー。山本さんの総合っぽさと相まって、ガチ格闘技な感じの組み合わせだ。

第3試合。タッグリーグ戦(風流人2017)Bブロック。鈴木秀樹&ウルトラマンロビン 対 佐藤光留&服部健太。
入場時に発表された鈴木さん・ロビンさんのタッグ名『ヨーロピアンズ』に衝撃を受ける。
「聞いてないですよ?」
「だって日本人でしょ?」
の鈴木さんのマジコメントに爆笑。
そして、いやもう撮りたかった動画、撮っちゃった……あのおふたりたまらん( *ノノ)

そして忍者WARS!
一番こわいのは悪役なのに普段着感が爆発してたリアルブラックタイガーマスクな方だと思う。そのままコンビニ行きそうなスウェット姿で悪事働いてるよ!!
フラワーレッドに対する、ニセモノがカリフラワーレッド……うますぎる……

第4試合。タッグリーグ戦(風流人2017)Bブロック。松本崇寿&瓦井寿也 対 ウルフ・スター☆&ウルフ・スター☆Jr.。
ウルフさん父子、卑怯者なのによく働くなぁ……ハードな連戦。お疲れだからか、お客さんの手を借りてやりたい放題、しかも手伝ってくれたお客さんを詰る……卑怯すぎる( *ノノ)
気付いたら負けちゃった。ありゃ。でもファンサービスを忘れない父子はやっぱり素敵で大人気だった。

第5試合。勝村周一朗 対 篠宮敏久。
きゃーーーーーーー!!!(*☻-☻*)
おふたりの入場、撮っちゃった……(●´ω`●)
篠宮さんの、乱れ飛ぶ紙テープを自ら巻き取る名人芸!! これこれーーっ。勝村さんにはテープが直撃して笑う。上手い! なぜか下半身がリアルブラックタイガーマスクな感じ。動物っぽい(・∀・*)
始まってそうそうの目まぐるしい展開に息をのみ、あれ教えていただいた技だ!!!!とめっちゃテンション上がる!!!うはぁーーーーー!!! お互い掛け合って、勝村さんが捕まる! どうするんだろ?どうするんだろ?と思ったところでまさかの脱出に爆笑。
さらにそこからの勝村さんの必殺技炸裂で目を疑って爆笑!! うわーーーーん素敵すぎるよーーーーー(*ノノ)
プロレスって、唯一、爆笑もできるあったかい格闘技だなーなんて思った。
でもでもそれでいて、やはりおふたりは凄いのだ。あんな足さばきのグラップリング展開初めて見た! すっげー……あんな足、動けないよ……
面白いのの裏っ側には、強いのと上手いのと、たくさんあるんだよなーって。
あんなおふたりに教われるうちのジムはすげーって思った。
最後はニンジャチョークの掛け合い!! くぅーーーーーたまらん!! あああまた打ち込みしたい練習したいよぅ!!! とりあえずまたDVD観よう♪

第6試合。タッグリーグ戦(風流人2017)Bブロック。梅沢菊次郎&ジョシュ・オブライエン 対 佐藤光留&服部健太。
菊次郎さんとジョシュさんの重量感。菊次郎さんは顔の作り方といい、間の取り方といい、歌舞伎役者みたいだぁ。その中で軽快にリングを縦横無尽に駆ける服部さんの動きにも目が行く。ほんとダブルヘッダー多いな?
身体を活かした闘い方、見せ方ってあるなぁー……

第7試合。タッグリーグ戦(風流人2017)Aブロック。矢郷良明&AKIRA 対 政宗&岡田剛史。
政宗さんと岡田さんもダブルヘッダーだ。でも疲れを見せない。AKIRAさんとの対戦を望む政宗さんがまた強気で素敵。
この対戦はすごくオトナな迫力と色気があるなぁー……。矢郷さんとAKIRAさんの無敵感。決勝進出1番手、だよね? 納得……。

夜の部も観るつもりだったんだけど、体調が思わしくなくて帰ることにする。今日の今しか観れない試合、観たかったんだけどなー……と思うが、それでもまた観に来ればいいか、とも思う。
総合格闘技が1番好きなんだけど、プロレスもやっぱいいな。格闘技、サイコー(´ω`*)♡


「出しちゃうよ、必殺技!」
「え? それ言っちゃう?」
「必殺技!PPP!」(だったかな?)

さくれつーーー!!”(*>ω<)o"クーーッ
普段着で悪事を働き中。


ボケちゃった……ウルフ父子がおー


ロビンさんを見守る鈴木さんの背中。
……ヨーロピアンズ……(●´ω`●)

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ZST.56 見どころ解説 / 命がけで獲る果実

戻っていつもの部活から。今日の部活は顧問の先生と部長のみ。

17.04.22(土)【GSA】MMAグループトレーニング部(格闘技1.0h):上田さん
座学のお題は、ZST.56の見どころ解説をお願いします!
発表されてるのを下から順にお願いしてみた。

■SWAT!159
ZSTルール/フェザー級/5分2ラウンド
寺本 大輔(リバーサルジム横浜グランドスラム)vs 小川 将貴(ビロクテテス新潟)
さてオープニングファイトから。
新宿FACEでZST本戦の直前に実施されるSWAT!の試合は、まさに本戦直前の方々の試合、とのこと。
なのでこの試合の勝者が、次のZST本戦で見られるのが濃厚。こりゃ楽しみだ……!
個人的にはやはり!寺本さん!! また試合拝見できるのがめーーーっちゃ嬉しい!! 楽しみだなぁ……。とてもフレンドリーでお優しい方だ。数回、練習でお見かけしたことがある。お強い。
SWAT!を観戦しに行ったことない方にもおススメと個人的に思う。

■ZSTルール/フェザー級/5分2ラウンド
金井塚 信之(リバーサルジム東京スタンドアウト)vs 平田 真徳(ALLIANCE)
平田さんは前回のZST.55で川村謙さんと闘ってらした。
負けこそしたものの、とても粘り強かった姿が印象深い。まさにキャッチコピー通りの”ネバーエンディング”なファイター。
そしておなじみ金井塚さん。とてもお強い。打撃でも寝技でも、”相手のやりたいことをやらせない”タイプなので、金井塚さんがどう平田さんを封じるのか、平田さんがどう打開するのかがカギ。

■ZSTルール/フェザー級/5分2ラウンド
浜松 ヤマト(T・GRIP Tokyo) vs パク・ヘジン(韓国/SSEN GYM)
浜松さんは以前、よく一緒に練習をしていた、とのこと。
レスリングをもともとされてた方なのでテイクダウンがお得意、打撃もお強い。
この試合単体でも興味深いが、この勝敗による今後のフェザー級戦線が気になるところ。”ハマのアイアン・アロー”関さん、”4~5年にひとりの逸材”橘川さんが今回不参加。さらにチャンピオンの加藤さんも。
いない間にどう動くのか……?

■ZSTルール/フライ級/5分2ラウンド
田村 淳(拳心會)vs ユン・ホヨン(韓国/SSEN GYM)
田村さんは昨年11月のZST.54で竿本さんと闘ってる。うんうん、覚えてる。
空手系のストライカーの方。そしてキャッチコピー通り筋肉に注目。
ユン・ホヨンさんも覚えてる。昨年8月のZST.53で盛一郎さんと闘った方だ!  キャッチコピーに”ハードヒッター”ってついてた。
いずれにしても、打撃勝負になるのかな?

■ZSTルール/フライ級/5分2ラウンド
榊原 徹(U-FILE CAMP登戸)vs 有川 直毅(K-PLACE埼玉格闘技道場)
榊原さんは1年前、ZST.50で”取手の太陽仮面”高橋さんと闘ってらした。あれもいい試合だったよなー……気持ちが凄い出て。覚えてる。
有川さんはK-PLACEの方! この間の3月20日のSWAT!で初めて拝見、勢いの凄さに度肝を抜かれた。早すぎてよくわかんなかった。
榊原さんは勝ち星がほしいところだし、有川さんもここで勝ってZST本戦に食い込んでいきたいところ。なるほどだ。

■ZSTルール/フェザー級/5分2ラウンド
花輪 裕樹(RBアカデミー) vs 川村 謙(リバーサルジム東京スタンドアウト)
“寝業地蔵”な花輪さん。キャッチコピー通りに寝技がお強い。特に防御力が高い、とのこと。川村さんがその牙城をどう崩すかがポイントになるのでは、と。川村さんは前回のZST.54での勝利が記憶に新しい。有利なポジションを取り続けて勝利をもぎとってた。今回はどんな展開になるのか楽しみ。
それにしても上田さん……川村さん情報に詳しいなぁ。さすがディズニーランドデートしてるだけある。ディズニー好き女子を誘うと漏れなく落ちると言われてるクラブ33。今年もおふたりで、行かれるんですかね。

■ZSTルール/ライト級/5分2ラウンド
高橋 弘(パンクラスイズム横浜/蒼天塾) vs 小金 翔(フリー)
ライト級で注目カード。高橋さんは1年前のZST.51でなんと現チャンピオンの平さんに勝っている。てことは? ここで勝ったら……? こりゃ見逃せない。
前回のZST.54で拝見したときは高橋さんの激しい打撃に”ぜったい食らいたくない……”と半泣きになった。あれがまた見られるかな?
小金さんは情報がない。インタビュー撮影されてたようなのでそちらでチェックだな!

■ZSTルール/バンタム級/5分2ラウンド
坂巻 魁斗(BRAVE GYM)vs 松下 祐介(パラエストラTB)
パラエストラTBとBRAVE GYMの全面抗争……! カード発表見たときに、“おおお!!”ってテンション上がった(●´ω`●)
上田さん曰く、最近の松下さんは成長著しい、とのこと。全部できる、まさに“湾岸オールマイティ”な方。前回の膠着状態を覆す力強さ、強心臓は素敵だったな! またこうしてすぐに試合が拝見できるとは嬉しい。
坂巻さんもまた、お強いよなぁ……ここ数試合はZST以外でも。個人的には坂巻さんも久々に観られるのが楽しみ。BRAVE GYMだけあってレスリングには定評ありつつ、坂巻さんもぜんぶお強いよな。どう噛み合うんだろ? ぜったい、いい試合になるな!

■ZSTルール/フライ級/5分2ラウンド
上田 貴央(パラエストラTB/GENスポーツアカデミー)vs 竿本 樹生(BRAVE GYM)
ひととおりお話を聞きながらメモを取り、取り終わったところですべて綺麗に消し去った。話し過ぎです。日本語化できること、ぜんぶ喋りましたね? こんなメモ残しておけないじゃないですか。
まったく……ありがたく、嬉しいけれども。
ので、自分で予習した情報でも。

竿本さんの格闘家イケメンファイルインタビュー記事、

これはつえぇ、と思わされた師匠の宮田さんと内弟子の方々の記事

を張っとく。

……それにしても面白い。実に、面白い。笑ってしまう。
本当に……だからこの方の応援は止められない。
どんな試合になるだろうか……と脳内で思わず妄想する。

と、上田さんがごろりと横になってぼやく。

「あーあ、こんだけがんばっても、半分の確率で負けるんですよ。」
「向こうはもっと、練習してんだろーなー……」

ふだんなら、上乗せしてゴロゴロ転がり駄々をこねるところだが、今日はその元気もないらしい。
なのに、止められないのですねぇ、と笑う。どうしてそこまでして、格闘技ってやめられないんですかね。
いろいろ、思い出す。

泣いちゃうほどの練習よりも、負けるよりも。
ほんとにツラいのはきっと、”やれない”こと。

あびる優さんのあの絶叫交じりの歓声。私も閉口するのだが、同時に、すごいな、と尊敬もしてる。
あの方は格闘技のルールに疎く、試合を観ても何が起きてるかほとんど理解できないだろう。
その状態で最愛の方、生涯を共にする方が闘う姿を観るのはどんな想いだろう。目を、そらさないよな。怖いだろうに。あんな近くで。
もし一生を棒に振る怪我をしたら、そのままご自身にも跳ね返る。
恐ろしいだろうな。
でも、あの方は送り出し、出迎えるのだな。勝っても負けても、泣いても、でも、笑顔で。
強い。

だから私も思うのだ。上田さんに限らず、応援してる方が勝っても負けても、どっちでもいいって。
ただ格闘技が続けられる身体で、戻ってこれるなら。それは対戦相手の方にも、言葉を交わしたことない方に対しても切実に想い、願う。
これからも格闘技が出来る心身で、戻ってきてほしいって。

興行団体に、審判の方に、求めるのは切実にそれだけだ。
試合が始まったら、いろんな方の、大切な人を。守るのは審判の方だ。
ルールを守ったうえで負う怪我は致し方ない。
でもルールを守れてないなら。やった方、やられる方、どちらの立場から考えても、絶対に止めなきゃダメだと思う。
やった方だって負うのだ。傷を。
あの数十分で、その後の人生で十字架を負う羽目になりかねない。あの場で、我を忘れるのはしょうがない面がある。それだけ賭けてるのだから。
でも、それを止める役割の人は、止めなきゃ。
私は悲劇を観るために、お金を払ってあの場に行ってるんじゃない。そんなんだったら行くわけがない。
それだけは、願うなぁ……

ZSTが一番、安心できる興行だと思ってる。
あと、上田さんも。あの方の危機察知能力・回避能力はどんなに低く見積もっても、ZST 1だと思う。

あのビジネスポジティブな方はネガティブな側面も出すが、どうせ好きでやってるのだから、指さして笑うくらいでちょうどいいんじゃないかと最近、思う。
大好きな格闘技を、続けているのだから。心配することなんて何もない。
それでも“絶対”はないから、願わずにはいられないが。
だから、信じる。

団体、審判が、大切な選手の方々をきっちり守ってくれる。
観客席にいれば、危険が襲ってくることはない。
だからあとは、ただただ選手の方々がすべてを出し切る姿を観て感じて好きにすればいい。

格闘技観戦を楽しむってそういうことかなって。だから女性も良い子も、安心して観られる。

さて本日、座学は2本立て。
ZSTのお話と別に、知りたいことが、と質問をする。
ここのところ出来る範囲でゆるゆると、朝、自主トレを20分ほどするようにしていた。そしててきめんに、身体を痛めた orz
ので知りたかったのが、前にもうかがった身体のケアの、さらに詳細な情報。
丁寧に質問に答えていただき、覚えていく。やはり実践しながらでないと質問って出てこないものだな。すげー貴重な教え……ご自身の身体で実践してきたからの回答ばかりだ……

Tセンパイの加圧体験のときの、上田さんの言葉を思い出す。

『世の中には頭のおかしな人間がいます。僕のように。』
『命がけで断崖絶壁を降りてその向こうにある果実を取って着ちゃうんですよ。』
『それをただ受け取って、使えばいいんです。僕をトレーナーとして雇用するのは、そういうことです。』

その言葉の意味。
きっとTセンパイや連れてきた同僚たちはまだピンとこないだろうし、私も本気で解ってるなんて到底言えないけど。
T氏の課題。私の課題。そういうことだよなー……T氏と、話をせねばな。課題であり、飯のタネだな。これが欲しくてこんな形で部活を始めたんだ。おもしろくなってきた。

そしてつらつら考えていたら『代謝機能が最底辺』が実によいヒントになった。
汗っかきで快食快便なので、新陳代謝はよい方だと思ってた。が、違うのだな。むしろ最底辺、最下層の域なのだな。残念どころか、哀れまれる、可哀想な人レベル。
おそらく部分的に最底辺なのだ。把握してる限りでヒドいのが、塩分の代謝。ラーメン1杯で翌朝、別人なくらいに浮腫む。
おそらく同様に、疲労物質の排出が致命的に苦手なんじゃないか?
過去の身体を痛めた経緯を思い返すと、疲労物質の蓄積が回復機能をアッサリと凌駕した結果、最終的に肉離れを起こしている。今回もそう。地味な細々としたトレーニングを3週間、細切れにしただけで、身体痛めた。よわ。
逆を取れば、そんなアッサリ身体を痛めるだなんて、あのトレーニングは私の弱点克服によいのだろうな、とも思う……その側面でも情報収集したいのだがさておき。(てか、質問しようと思って忘れた。調べよう。)

おそらく外的な働きかけをし、疲労物質を積極的に流してやることで、私の身体はさらに快適になるんじゃないかな。てか、それやらないとダメなんだろな。練習負荷に堪えられない。
めんどくさ……と思うが、おかげで身体のケアに長ける機会が得られたと思えば。
人体実験のエビデンスを豊富に持ち、惜しみなく与えてくださる、よいトレーナーさんに恵まれてることだし、解決方法は得られる。
そう考えると、いろいろとコンテンツを作るネタに事欠かなくて、今日も日本語が長くてよいねぇ……と、なごむ。

本日の実技。先週のRIZINを振り返る。いくつか感想を言ってみたり聞いてみたりして、なるほど、と合点がいく。こうしてお話するのも、格闘技を見る目が養われてよいな。
そして技術練習は腕十字からの脱出方法。あの大会は腕十字がいくつかの試合でキーとなったよなぁ。基本的な技。それでいて奥が深い技。なるほどだ。
……動画、撮ればよかった……orz

17.04.22(土)【GSA】初心者MMA:上田さん
打撃の技術練習はストレート。
「この状態で打ち切るのが理想です。」
のカタチ。なるほど。私の苦手なヤツ。
こういう教わり方は初めてで、面白い。他の方のを見ていると、言われても身体で表現するのに難儀してらっしゃる。
脳内でのイメージを身体で表現させるのも、ひとつの能力なのだな。
と、格闘技を始めてすぐのパーソナルで教えていただいたことを思い出す。あの頃にいただいた言葉のいくつかは、今でも核になり支えになっていたり、するものだな。懐かしい。

対人練習はなかなか厳しい。デカい人ばっか。
正座ボクシング。相手の方に合わせると私の手はぜったい、届かない。私の腕が届く距離に詰めると、相手の方のフックが私のガードを超えて後頭部にヒット。そのまま引きずられる。なんやねん。
“ストリートファイトだと思え。”と己に言い聞かすも、ムカついて「痛い。」とぼそぼそつぶやく。全防御に徹するべきだった。
のだが、立ってボクシングのときには、もっと強い打撃を食らってもムカつかないのだ。目の前が軽くクラっとくるのも当てられたのだが、”射程範囲に迂闊に入った自分が悪い”と頭を即座に切り替えられる。機動力を出すしかないなと素早く動くと、今度は牽制のためにまた鋭いの打たれて被弾して痛い。が、それも悔しくはあっても、なんとかしてやろうと奮起こそすれ、ムカつかないんだよな……なんだろな、これ。可能性がどんなに低くとも、自力で打開できる可能性があるかどうか、なのかなー。
上田さんとの練習では「上手くなりましたね。」と言われる。ふむ……?
苦手なことをされて、少し工夫を試みた。前なら”いやーーー!?”でパニクりなすすべもなく終わったところ、多少考えられたのが違うところか。打開はしきれなかったけど。考える余裕ができたなら、確かに打開する可能性は生まれてきたのかもしれない。ん。
寝技技術練習は、上からの腕十字と、マウントの返し方。これまた……教える方によって異なるものだな。おんもしろい……これは動画撮れた。じっくり覚えたい。

今日は盛一郎さんのrvddwのTシャツ着ていって、盛一郎さんのRIZIN 手形Tシャツに着替えてトレーニングとおめかししてたのに公開できる動画なかった。残念。また着よう。

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1年越しの邂逅

「結婚して1年ですよー」

の言葉に、もうそんなか!とビックリする。Tセンパイの結婚式は忘れもしない、ZST.50, 51のあの日。
あの日はほんと、無茶苦茶な強行軍をやった。
ZST.50を観て山田さんがベルトを巻く姿に感動し、ネカフェに立てこもって着替えてからセンパイの披露宴二次会行ってドレス姿を堪能して途中で抜けて戻り、ZST.51の上田さんと剛さんの試合を観た。
まさか上田さんの失神KOを目の当たりにするとは。今思い出すと可笑しい……

「そこで笑えるのは、くれセンパイくらいです。」

の言葉に、己の精神の在り様を考える。
でもあの方の応援はそれくらいの在り様でないと身が持たなくて、それが醍醐味だと思うの。あの光景をこの目で見られたことに、満足してる。

17.04.22(土)【GSA】加圧トレーニング:上田さん
本日はTセンパイの加圧体験&私の通常トレーニングの2本立て。センパイの体験から開始。

問診光景を見学。
あの日、どちらの晴れ舞台も見逃したくなかった。そう思わせられる大切なふたりが、1年経ってこうしてる光景を見るのは奇縁だなぁと感慨深い。
センパイはそーいや、姓が変わったんですよね。いつも旧姓で呼んでるから新鮮。ご自身もその様子。人妻……初々しい……紆余曲折を思うと、感慨深い……

「この1年で体重が増えてしまって……」

幸せ太りですよね。そして、仕事ストレス……

「聞きづらいことを聞きますが、どれくらい増えましたか?」

「くれセンパイ、耳ふさいでもらっていいですか?」

仰せのままに。
間を置いて、上田さんがバカ受けする。

「久禮さんが耳をふさいでるのにまさか指で示すとは思いませんでした。」

「や、目もそらしてくれてるのでいいかなと。」

ちらっと見えt……いえ、何も見えませんでした。
センパイの過去の運動歴をヒアリング。結構、運動をしてきたのですよねぇ。それにご結婚前にはドレスに向けてとてもがんばってらした……社内騒然でしたものね。“結果にコミットする”、かのメソッドで激変して幸せを捕まれた。

「その後、維持できなかったのですね。」

「式の終わったあとに係の方が持ってきてくれて食べた残りのニョッキが美味くって!
“ニョッキうめぇーーー!”て食べたとこからスイッチ切れました。」

そこまでか、ニョッキ。
まぁ、通常のニョッキパワーにプラスして、ドレスのための絶食と人生史上最大最高の幸福と達成感に包まれた状況によるものと推測はされるが。

「ニョッキってそんな美味いですかね?
あれは10年に一度食べるか食べないかのものでしょう。」

と上田さんが、くさす。
どちらの言葉も肯ける私は笑うしかない。
そんな私の反応は落第点のようで、

「ああ、まだまだですね。」

と、半笑いで軽く蔑みの視線を送られる。ほほほ。そんなゆーしゅーな人間でしたら、こちらにこんなに送客しておりませぬよ。トレーニングが必要な人間に囲まれているから、こうなってるんじゃないですかー。
類は友を呼ぶ。TセンパイとT嬢と私はちょー食いしん坊だ。何せ肉部の主要メンバー。
『パンケーキ部じゃなくてよかったですね。』
とは終了後のTセンパイの弁。確かに。パンケーキ部なら存続の危機でした。肉部なので絶賛継続ですよ。
ちなみに弊社肉部メンバーは、今のところ上田さんトレーニングにおける主要顧客で継続率がダントツにイイ。なんでしょうね、因果関係は。

トレーニングを開始しつつ、話は運動と栄養の話。
聞いててそうか、と気付く。Tセンパイの食生活がそのまま、ご家族の今後の人生を左右するのか。ひとりの問題じゃないんだ。しかも新婚さん。これから何十年と続くのだ。めっちゃ大切……

「Tさんのような食生活と運動を続けてきた方が、僕のような人間のトレーニングの場に来るのは本来、ないことです。」
「住む世界が違いすぎて普通は知らないまま、終わります。だからこれは、最初で最後の機会ですよ。」
「この機会を逃したら、もう変わる機会は2度と訪れないでしょう。」

ふと、自分の来し方も思う。そして気付く。
必要なのは、“変わりたい”と願い、“自ら求めて動く”ことか。“誰か”に“変えてもらう”は、違う。
別に、変わらなくても誰も困らない。困るとしたら“自分”だけ。
“変わる”ために、己のコストをどれだけ費やすか。そこに本気度は出るよな。時間にせよ、お金にせよ、精神的なエネルギーにせよ。

“自ら”変わりたいと願ってない人間は、自ら行動しない or できないから変われない、か。そっか。

「パワーバランス、というのがあります。その人の持つ影響ですね。家の中でこの人が変われば、家族が変わるような。」

判る気はする。
まずは立ち位置。
一家の献立を考える人が一番、食事に関してはキーとなる。うちの実家で言うと、母だな。
そして、行動の持つ影響力……もっと言えば、”信頼”を築いた人。これが今は私だな。
”こいつの言うことなら耳を傾けてみよう”
と思ってもらえるかどうか。”よい変化を起こすだけの何かをした人”。

ふと振り返る。
これだけここにうちの会社から送客されてるのは、社内での上田さんトレーニングに関する信頼度だろう。私が変わった、だけでなく、T嬢も変わった。他にも。
続けた人間は、必ずそれぞれの”よい方向”に変わっている。
私なら締まって筋肉質に。
T嬢は可愛くスリムに。
健康的に快活になった人も。
そんな人間が身近にいたら、興味持つよね。それと……それぞれが社内で大切に見守ってもらっているから、でもあるのだろう。

『あいつのこと、よろしくお願いします。』

それに類することは何度か言われた。私にはきっかけを作ることと、ときどき見守ることくらいしか出来ない。私自身が、まだまだで心許ないのだから……
変わったのは、本人の力だよな。
変わりたいと願い、決断と行動をし続けたから……それの、日々の積み重ね。変化を起こせるかどうかの分かれ道は、”積み重ねられるかどうか”、だ。

Tセンパイは継続することを選んだ。それがいいんじゃないかと、私も思う。
合う合わないは数か月後に改めて考えてみればいい。

紹介はするが、継続を勧めるかといえば、そうでもない。加圧料金としては安いけど、毎週この価格を出すのは一般的収入の人には一大決心が要る。場の流れで継続を決めるのも違うし。
逆に、上田さんに対しても。上田さんはプラスαのことを山ほど教えてくださるから……上田さんが培ってきた技術と知識を大切に扱ってくれる人を、紹介したい。
だから体験にお誘いした場合、なるべく初回は同席し、前後でお茶したり春雨食べたりして感想を聞くようにしてる。
他の人のトレーニングに興味あるから、というのが一番大きな理由なのだが。

それを理解されているからか、上田さんから

「久禮さんは、Tさんを見てどう思います?」

と振られる。
そうですね……前々から思っていたことが。

Tセンパイは手の甲、足の甲が綺麗なのです。骨も血管も綺麗に浮き出ている。体型は格闘技始める前の私とソックリですが、そこが違う。

「そうなんです。」

我が意を得たり、と上田さんが笑う。

「Tさんはとても代謝がいいのです。もともと運動歴もあるから、比較的、筋肉もありますね。」

やはり。これまで見学した中で、ピラティスな方に次いで、負荷が高めの気がした。要するに似た体形だとしても、理由に違いがある……
とすると私って……?

「久禮さんは初めてのときから、代謝機能が『びったーーーーーー』と底辺に張り付いていて目を覆いました。しかも何をしても、うんともすんともそこから動かない。」

ひでぇ。

身振りも入れての『びったーーーーー』のアクションと容赦ないコメントに絶句する。

でも自分でも思っちゃいた。手足の甲がまだこんなか?って。汗はかく、運動もしてる、食事も割りとできてはいる、便通だっていいほうだ、なのにこれか?って。
マジか……と引きつる私に上田さんから取りなすようにコメントが入る。

「代謝機能には遺伝も大きく絡んでます。」
「いいじゃないですか、筋肉はついているのだから。必要なモノが手に入っているのだから。
他人と比べる必要はありません。」

ふむ。それは紛れもない事実なのでありがたく受け取ることにする。
一瞬、”フォローが致命的に苦手な上田さんにここまで全力のフォローを言わしめるだなんて、私の代謝機能はほんっとに絶望的に社会の最下層、最底辺なんだな……”と身に沁みた。
そしてこれは実はよいヒントをもらった気がしたのだが、後の話。

私のトレーニングも順調に進み、雑談も進む。

「人の脳はかくも都合よく記憶を作り変えるのです。
聞きましたか、久禮さん?」

とT家でのカレーライスを巡るお話に腹を抱える。そのお話はとてもためになりますが、バタフライに取り組んでる最中に止めてください、死にます。

そんな感じでおもしろ楽しくトレーニングは終了。
頂マーラータンでT嬢と合流。報告しつつトレーニング動画を見せあいっこしつつ、話は弾む。トレーニング仲間が増えて嬉しい。
Tセンパイに出された宿題は先週のT氏への宿題と同じ。

『これまで通りの食生活を続け、記録を取ること。』

気にしていつもより気を付けたものを取ってしまいそうだと言うセンパイに気にしちゃダメですと伝える。ので今日は雑談中も栄養の話は控える。
そしてT氏……あっちの課題に気付いた。私も含め。なるほどだ。週明け、話をしてみよう。

そのうち、体験に来たメンバーで肉部したいですね、とお話。
退職された人も増えてますからねぇ……みんなで楽しく美味しくお話したい。今度、企画しましょう♪

さて、私はGSAへ戻ってトレーニングの続きを。

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ボタンの掛け違いを今度こそ

「マズい、泣きそう。」
「泣けばいい。」

隣にいたT嬢の断固とした間髪入れない言葉に思わず零れる。理解も扱い慣れもされてるなぁ……安心して泣ける。

17.04.20(金)Sさん送別会
10分遅れて主賓のSさんが到着。斜め後ろの席に背中合わせに座った。
T嬢と栄養の話をしていたらSさんに言われた。

「くれさんのFacebook見てたら電車を降りそこなって遅刻した!」

え?

主賓なのでお忙しく、気になったものの詳しく聞き損ねた。
昼に連絡先を交換したのは確かだ。Sさんは来週、加圧体験に遊びに来てくださる。その際の参考になれば、とピラティスな方が体験されたときの投稿もお知らせしてた。

『Facebook、めちゃレベルの高い記事でびっくり。そして面白い。くれさんは見せる文章ですね!』

なんと嬉しい。日本語長いコンプレックスが久しく、そんな褒めていただくなんて面映ゆい。あの体験記事のことかな??
予想しつつ、遅ればせながら、Sさんから入ってたLINEに気付く。

『久禮さんのFacebookで別の投稿を読んでいたら、深い話で自分も考えさせられる内容があった。
で、それを読んでいたら送別会に向かってるけど 降り過ごしました(笑)。』

どれのことだろ……?
テーブルを回ってきてくれたSさんに聞いた。……あれか。

『仕事なりダイエットなり、人が”何かをやめる”のは、期待通りの結果が得られないから。』
そして『ちゃんとした人間になりたい』。
あの話。

「私も”会社を辞める”から重なって。最後のほうは泣きそうになっちゃった。で、気付いたら降りる駅過ぎちゃって!」

で、10分遅刻。
……そんな読んで、くださったのか……。
興奮したようにすごい笑顔で話してくださる。

「すごく深く掘り下げるんですね。」
「感情がこもってて。」
「でもシステムの人だから理屈が通っててロジカルだから読みやすい。」
「文章がするする読めちゃう。」
「くれさんは、うちの会社のサイトの文章を書いた方がいい!!」

マズい、泣きそう。

「泣けばいい。」

ありがとう。
こんな褒められるなんて。

と呟いたら他の方にも言われた。

「や、褒めてるっていうより、感想ですよね。」

う。

「褒められ慣れてないからー。」

T嬢に笑われる。うぅ……

Sさんの話はピラティスな方に移る。

「私、誤解してた。あんな可愛らしい人なんですね! もっとお話ししてたらよかった。ピラティスも行ってみたかったのに。」

泣ける。泣けちゃう。
そんな感想……もらえるなんて思ってもみなかった。
あれは本当に楽しかったから……手が止まらなくてダダ漏れしてしまっただけなのに。満たされる。

私が書く目的は”自己満足””カタルシス”。
消せない欲望は”私の大好きな人たちを知ってほしい”。

欲望が満たされるって、こんな幸福感か……

ピラティスな方。
きっと、見るからに”女性の中の女性!!”なオーラをまとうSさんに全力で人見知りしたのだろう。
その壁が破られないまま、互いに退職。だからおふたりは在職中にお話しすることがほとんどなかった……

後悔が、押し寄せる。
もっと早くに、Facebookで会社の人たちと繋がればよかった。後悔してる。
“私なんかが”なんて萎縮を捨ててれば。遠慮を捨ててれば。
好きな人のことを、もっともっと”好き!!”って表現して大声で叫べばよかった。なんで躊躇したんだろ。何を恥ずかしいって思ったんだろ。
あの方の可愛らしさを知らない方が、やっぱりいたのか。
でも、私の文章を通して、知ってくださるのか。
Sさんは、そんな素直にオープンに、私の文章を読んでくださる方だったのか……そうだよな。そうだった。

Sさん。
半年くらい、か? 同じチームだったことがある。
チーム定例会議で毎週ひとりずつプレゼンをしていた。私が最後にした本の紹介。
『棚橋弘至はなぜ新日本プロレスを変えることができたのか』
あの話をとても目をキラキラさせて聞いてくれたのがSさんだった。本を読みたい!と言ってくださったのでお貸しして……ふつーに忘れてた。異動のバタバタもあり。
Sさんはずっと本を返してないのを気に病んでいたらしい。その後1年以上経ってだろうか? すごく素敵なバスソルトを添えて、本を返してくださった。そういえば!と思いだした。お貸ししたの忘れてた。
バスソルトがちょうど切れてたのでますます嬉しくて……癒された。

「くれさんのトレーニング後の疲れにいいと思って!」

Sさんがそんな想いで選んでくれた品だなんて絶対効く……美容にもよさそう……
ありがたく贅沢にお風呂につかり、満喫した。
ずっとSさんは私を見るたびに、本を借りっぱなしなのを思い出しては気が咎めていたのだと言う。私はすっかり忘れていたのに。

私は私で……
異動直前か直後だったかと思う。あることで、Sさんにちょー怒ったことがある。
“どうしてわからないのだ!”とかんしゃくを起こした。
いつも朗らかで笑い声が素敵で……そんなSさんを思いっきり、しゅんとさせた。嫌な思いをさせてしまった……嫌われただろうな、と気が咎めた。
そして仕事で関わることがなく、距離があったのだが……

「あのとき怒られたのは会社のルールを守らなかったからで、正しかったから。もっともだなぁって。」

そう、振り返ってくださった。
許されてたのか。最初から。

どうして、勇気出して話しかけなかったんだろ。お昼に誘わなかったんだろ。
所属が同じだった頃、こんなことを言ってくださった。

「家でいつもくれさんの話してるんです! こんな熱い人がいるんだよ、って。」

加圧にお誘いするきっかけになった、ある方の歓迎ランチ。
私のトレーニングに一番興味持ってくださって。一発ネタのパウンド動画を見せたら、すーーーっごい最高の笑顔で爆笑してくださった。

「だって、殴りながら笑ってるーーー!?!?」

私の顔とスマホの画面を見比べて目を丸くして爆笑が止まらなくて。照れる。
加圧に興味あるのだと話してくださり、お誘いした。ほんとにのってくださった。
その後、辞められることを知った。

どうして、もっと早くにボタンのかけ違いを直せなかったんだろ。
そしたらもっとたくさん、楽しい話が出来たのかな。Sさんを知ることが出来たのかな。
Sさんとピラティスな方の、並ぶ笑顔を見れたのかな? ピラティスをする姿も見れたのかな?
なにしてんだ、私。
いや、今からでも? かけ違いを、知ることが出来たのなら。

会も終わりに近づく。
いろんな方の、ご挨拶。続々と言葉に詰まっては、次の人にチェンジしてく。

「ちゃんとしゃべれーー!」

酔っぱらったご本人から可愛いヤジが飛ぶ。いや、あれはムリでしょう。全員、涙ぐんでる。お人柄が……しのばれる。
Sさんの送別会なのに、Sさんは私の近くの席にいらした時、ずっと私の話ばかりされてた。主賓はSさんなのに。そんなふうに周囲の人のいいとこばっかり見ては全力の笑顔を見せて朗らかに笑ってきたのだろう。
そんなの……みんな、嬉しいものな。

“元始女性は太陽であった”

この一文を、地で行く方だ。Sさんは。
顔も美しければ、身体も作られてて綺麗なライン。
中でも一番、美しいところは、目の輝きと、眩しい笑顔、表情。
造形の美しさだけじゃこうは心を打たれない。その魂はあの全開の笑顔にあふれてる。生命力が、美しい……周囲を温かく照らす。

辞める理由は、お子さま、家族との過ごし方を見直すため。でも仕事を辞めきることはできない方だろう。
いつかは子ども事業を、とお話される。

「ぜったい、形にできればヒットするんです!」

きっと、そうだろう。
いつかその事業のサイトを立ち上げる日が来たら、Sさんのこと、事業のこと……聞かせていただいて、何か書かせていただけたら嬉しいなぁ……
そんな日を夢見る。その日のために、私はもっと筆力をあげよう。好きなこと、イイ!と思ったことを全力で表現できる人間になろう。

帰り道で改めて、自分の書いた文章を読み直す。Sさんが電車を降りそびれたという、あの記事。
Sさんはやめる人で、見直す人で、始める人で、かつ、生み、育む人、か。
人間に、女性に、生まれてきたことを満喫しているオーラがハンパない。
不自由な制限があるからこそ、表現は豊かになる……仕事をする喜びも、ご家族と過ごす喜びも。自分を慈しむ、喜びも。
だからこその、あの笑顔。

私の母は半分ボケて、ようやく笑うようになった。母が笑うと家の中が華やぐ。
私は娘を向こうに預けて迷走し、ようやく笑うようになった。書く文章は何かを想起させるらしい。
娘は力むことなく年相応の、はにかんだ笑顔を見せる。それを周囲の大人が見守り、未来を夢見る。
方法や道程はどうでもよくて、ただ、”笑えば”、それだけで世界を変化させる。
そんな不思議な力を女性は持ってるのかもしれない。そんなことに気付かせてもらった。

眩しいばかりの太陽で、満開に咲き誇る花だな、Sさんは。

気付けてよかった。
すげー人、サイコーな人は、すぐ隣にいる。ほんとは。
縁をもう一回、結びなおさせてもらおう。

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