2017年 6月 3日の投稿一覧

リングの外での逆転劇

「こんばんはー」

ここで聞く久々の声に、テンションが上がる。いらしたぁーーー! 渡部さん!!

17.06.03(土)【GSA】初心者MMA:上田さん,渡部さん
前に渡部さんがいらしたのは……1年以上前になるのかな? うわぁ。嬉しいなぁっ。
準備運動の際のテディベアのような佇まいをこっそりチェック。うぅ、渡部さんだなぁ……! そしてマット運動の安定感……スローモーションのような動きに目を奪われる。筋肉あって慣れてないとあんな動き出来ないぞ。すげぇ。

そして今日は渡部さんいらしてるので特別メニュー。寝技でスパー多めにしましょう、と! ひゃほー”(*>ω<)o”クーーッ
最初に技術練習でクローズドガードのパスガードを。これは初めて見たかも……こんなやり方あるんだな。
そして極め技・絞め技なし、パスガードのみのシチュエーションスパー。そして極め・絞めありの普通のグラップリングスパーへ。

渡部さんが相手してくださる。
スパー中にお話に花が咲く。
そういえば寺本さんと仲良しですね!?

「前にカナダ行ったときに同じ部屋になったんですよ。それ以来ですね。」

へぇぇそんなことが! 何泊ですか?

「5泊です。」

うあーそれは仲良くなっちゃいますねっ。しかもおふたりともお優しくて温かいから……目に浮かぶようです。その部屋は居心地良くてめっちゃ楽しそうだっ。

なんて話してたら気付いたらバック取られてる!?!? 気を付けてたのに何されたか覚えてない!!

渡部さんに笑われる。

しかもこれ4の字まで取られてるじゃないですかっ。
飯盛さんが”ポジション取られるだけでタップしちゃう”って言ってたヤツ!! ああっ喜んでる場合じゃないけどこれがアレですか!ってテンション上がっちゃいますね!!

「まだ締めてないですけどね。」

はい、ですね。私じゃ締められたらタップも間に合わずに上から下からなんか出ると思います。

だよなー……体格差も大きいし、ほんとは重く感じて当たり前。なのに重量感は感じてるのに重くない。ものすごく丁寧に手加減していたいだいてるぞ、これ。
途中で教わったばかりのパスガード挑戦のチャンスを数回作ってくださった。いずれももたついたのでされてくださらずに流れた。うぅ、すげー勉強になる……復習しなきゃ orz

そんなにバックポジション取れてキープできるって、やっぱり相当、練習されたんですか?

「いや、そうでもないんです。なんか取れて、得意で練習して磨きがかかった感じで。」

天性ですかぁー……そこに、努力をふんだんに上乗せ。そりゃお強いよなぁ……すげーやー……。

上田さんからはサイドポジションの抑え込み復習。まだ細かいところが怪しいのだな、たまにこうして丁寧にチェックしていただくのはすごくいい復習……

「いいですね!」

最後はそう言っていただけて、他の方のスパーでも狙って成功率はそこそこでキープできた。抑え込んで少し休憩……うし。

なのだが、

「そこから肩固め行けますね!」

言われて挑戦するも、これが……なかっなか、極まらない……肩固めがちょー苦手……それこそ、盛一郎さんにも、上田さんにも教えていただいてるのになぁ、この技。
最後の最後で時間をかけて狙うもどうにも極まらず、真綿で首を絞めるようなかけ方しかできない。上田さんがその状態から指示出ししてくださるのに、まったくうまく行かない。私のほうが息も絶え絶え。タイムアップで終わったときは、どっちがかけられてたんだかわからないくらいの疲労困憊……あかん、下手すぎる……orz

T氏はクローズドガードをかついでパス傾向があったので、三角絞めを狙ってみた。が、これまたうまくかからず。下手すぎる……三角も苦手なんだよな……ならば違う技に展開するのもアリだったのに。
サイドポジションである程度抑え込めたのと、バックを取れたのはよかったが、うーん、どうにも極め・絞めが雑でダメだな。
そんなT氏は本日、ポジティモンスターTシャツ ZST.56版を着用。人が着てるの初めて見た。
打撃練習では執拗なボディ打ちを誘発させる呪いのアイテム。寝技練習でもそのポテンシャルを如何なく発揮してみせた。
スパー中に隣からT氏の苦悶の悲鳴が聞こえるので目をやると、渡部さんにバック取られて4の字ロックもされたT氏の腹が、私めがけてサムアップしとる……!! 爆笑。サイドポジションで抑え込み中なのにうっかり緩みそうになる。危ない! あーもうこれめっちゃ写真撮りたいんですけど!
すげーな、このTシャツの笑いの持って行き方。

いつもの方とは、打撃練習のときの遊び心と余裕を一切抜きで。おおおすごい勢いで抑え込まれそうになる……! と必死ですり抜ける。体格差を活かしてなんとか隙間を見つけてはこじ開けて抜ける! けどすぐ捕まる。うぅぅ……のでまた抜ける! な応酬。バックを狙ってチョークを試みるも数回失敗。やっぱあかんー、足がフックできなくて固定できないのが厳しい。足が短いっ。
双方決め手に欠けてタイムアップ。

「回転体でしたね。」

ああ、最後に背中の上でくるくる回られたのは厳しかったです……

……じゃなく? え? 私??

上田さんから”回転体”って単語に関する解説が入る。
UWFの? 田村潔さんという方が? UWFからRINGSへ、そしてさらにその先にZSTがあり?

「……というわけで、回転体と言われたら即座に誉め言葉と理解して”ありがとうございます!”と言えるようにならないとダメですね!」

と9割7分が最高級の誉め言葉で形成されたダメ出しをいただいた。うはーーーー!!
しかもあれですね、その”回転体”ってZST.54で盛一郎さんと上田さんのグラップリングの試合で使われていた形容詞!! あんな雰囲気のことが、できていたってことですかぁっ!!! やべー……これは嬉しい……(*☻-☻*)
グラップリング最高ですやんー……楽しかったよぅ(*ノノ)

終了後、ストレッチしつつ渡部さんや皆様とお話。
今日、クラスにいらしてた方がリアルタイムで渡部さんのお父様の試合をご覧になっていたと! 興奮気味に渡部さんとお話してる姿とその内容に興味津々。知らないことがたくさんある。もっともっと動画も観たいなぁ……知りたいことたくさんだよー嬉しくて困るよーー。
それから渡部さんのこれからのお話。うあーご本人にこんな感じに直接質問できてリアルにお話を聞けるって最高だなぁ……! プロな方ならではの悩みってあるよな。大変だな。でもでも楽しみだなっ。んんんー……また試合が観たいっ。

お片付けして、みんなで春雨。最後の加圧トレーニングを終了されたおふたりも合流。
なのでメンバーは上田さん、渡部さん、LINEスタンプな方にいつもの方にT氏。面白いメンツだ。今日も丼に表れる個性。上田さんが一番大量のトッピングでデカ丼。渡部さんはなんと春雨アレルギーだそうで(!)ご飯、小さめ丼。LINEスタンプの方はバランス取れつつ上のチーズが美味しそう。私食べたことないんだよな、今度やってみよう。T氏といつもの方は肉が多めの地味目な色合い。私はバランスよく多め、かな? 最近、サツマイモが欠かせない。
食べながらの雑談が面白くて仕方ない。上田さんと渡部さんの悩みと、“闇”だか“病み”だかの濃厚さに笑う。あ、笑っていいヤツですよね?
おふたりの会話に耳を傾ける。そうかぁ、こんなふうに上田さんが少しずつ渡部さんを洗脳して、そして渡部さんの身体はこんななったんだなぁと垣間見る。
LINEスタンプな方の上田さんへの真っ当なツッコミが冴えまくる。それが出来るのはきっと同類な証拠。えーと、いい意味で。そして腹筋の強さと二の腕の美しさが、イイ。
上田さんと渡部さんの身体の大きさと丼の大きさの対比が面白くてLINEスタンプな方をつつき、指で示して笑う。
また出来たらいいですね。春雨パーティー。

上田さんの、トッピングてんこ盛りデカ丼を眺める。
あのトッピングには今日の加圧トレーニングでしたトークのお代と追加オプション代の一括払いが入ってる。……はずだったのに。どうも、おかしい。なんだろ、この変な感じは。
ふと脳内でそろばんが動く。あれ? …………あ、そういうこと?

えっ。

…………えええ? これはすげー綺麗な、見事な等価交換……マジか。
え、てことは、もしや? アレの対価にそんな値がつきますか。それに……えっ。
……律儀だなぁ……これは綺麗で見事すぎる。これは……えええマジか。してやられた。

この方から買ったもの……どれもこれも支払額以上のリターンばかりだった。この間のZST.56ですらも。むしろあれは私にとっては3本の指に入るくらいにリターンがデカい。なのに……それはそうか。この方も。あの方たちも。……たまらんな。もう。

どうやら、一発逆転の格闘家は、リングの外でも鮮やかに盤面をひっくり返してみせるらしい。気付いたら、綺麗に華麗に鮮やかに、してやられていた。
白旗だ。ここまでされたらありがたく受け取ってネタにせざるを得ない。これだから、やめられない。

太客、上等。
上田さんが用意してくださった、頭がおかしな追加オプションな対価。
楽しみだ。期待してる。

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蛋白質 / 涙の理由

「蛋白質とらなきゃ。」

17.06.03(月)【GSA】MMAグループトレーニング部(格闘技1.0h):上田さん
加圧後にぐったりした顔でそうつぶやいていたT氏。上田効果だなぁ、とニヤニヤしていた。
上田さん曰く

「筋トレして筋肉つかないなんて許せないと思えるようになったのでしょう。まだ蛋白質は伝えてないのですが、今日、伝えますよ。」

とのことで、本日の座学でその話がオープンになった。
まだ簡易版とのことだが、私もいい復習。このお題で食事を組み立てるのはパズルみたいで面白いものだ。すっかり食事をびっちりメモに取るようになったT氏。この先はどう予定と記録を取っていくのか、その工夫を見るのも楽しみだ。

食事に取り組みだして1か月。T氏の見た目は早くもずいぶん変わった。ここまでそうツラい実感もなさそうだ。
この1週間で目覚めたのは、果物のおいしさ。
それは画期的!

上田さんからの解説は栄養素とカロリーのバランスから見たときの果物の優秀さについて。
それでも普通のスィーツが食べたくなったときの考え方と、ちょっとした、でもすごくお手軽で効果的な対処方法。
あと、想像力と妄想力って大切なのだな……人間の脳みその上手い騙し方。
ボリュームあってお得な内容! メモを取る手もカタカタ動く。

そろそろ実技しますか?な雰囲気のところで話がふと『最近、泣きました?』な流れに。
T氏は年単位で泣いてないと言う。
それは由々しき事態、と話が広がる。

「涙が出る理由は何だと思いますか? 身体から何かを排出しているんです。」

「何か……?」

「これは考える訓練にもなります。考えてみてください。
涙を流すときはどんなときですか? 」

「えーと……悲しいとき。」

「悲しいとき。それから?」

「感動したとき?」

「感動したとき。感動ってどんな感動ですかね?」

「感動……?」

「例えば映画とか。犬を出すのは卑怯ですよね! あれは泣きますよね!!」

「え?」

「え? 泣かないんですか? 犬が出ても?
人としてゴミですね!」

またそういうことを朗らかかつ爽やかに笑って……
そんな上田さんは映画の予告編だけで泣くらしい。『本編観てないのに!!』と。忙しい方だな。

「『フランダースの犬』然り、泣く感動はだいたいは悲しい感動です。
悲しいのほかに、痛いときも泣きますね。」

「ああ、確かに。」

「つまり、身体はどんな状況だと判断してるんでしょうね?
“悲しい”も”痛い”も、身体にとっては同じものにあたります。なんでしょうね?」

「え……-と……ストレス……?」

「そうです。涙はストレス物質を外に出す働きをするんです。
この物質が体内で上がらないと戦闘態勢にならないので大事ですが、闘う必要もないのに上がるとダメージなので涙から排出します。」

なるほど、これも自律神経に影響あるのか……

「つまり、”泣く”って行為をしない状態。
この理由は、2パターン考えられます。

ひとつは、ストレスを受けていない状態。
もうひとつは、ストレスをため込んでいる状態。

ため込んでいる場合は排出が上手ではないと言えます。
つまり身体がすごくストレスを受けている可能性がある。泣こうと思ったほうが人生は楽なんです。

Tさんはなんで泣かないんでしょうね?」

T氏が自身のこれまでを振り返る。
最近泣いたのは、約1年前。その前は思い出せない。
学生の頃のほうが泣いていた。社会人になってから泣かなくなった。
泣かなくなったのは……仕事で病んでから。

「病むほど仕事しちゃダメですよー。」

と笑う上田さんの言葉は私の耳にも痛い。鬱病はシステム屋がよくなる病気だ。システム屋は鬱病になりやすい性格傾向の人が就きやすく、そしてなるのに充分な温床が整っている。

「どうしてそこまで仕事をしちゃったんでしょうね?」

「今思えば、そこから抜けるって選択肢が見えなかったですね。やらなきゃ、って。」

そう、倒れたら抜けられるって発想になる。でもそれすら許せなくなる。

「そして病んで、泣かなくなった。
“泣く”ってことは、”想像力がある”ってことです。
“泣かない”ってことは、悲しい出来事を見聞きしたときに、完全に自分のこととして想像して置き換えることをしていないんです。

おそらくTさんは想像力にフタをして麻痺させることでやり過ごすことにしたのでしょう。
映画で犬が出てきても、”どうせ映画だし””他人ごとだし”など多角的に見ているのでしょう。
逆に言えば、”想像力が欠如している”ともいえます。

泣ける人というのは、自分になんの関係もない人の話を見て

『あ、これは自分で言う、あれか。』

と、すぐに理解できたりします。」

あー………なるほど。

「いいとか悪いとかではなく、すぐ泣くのは、マネジメントできているということです。
“何”で泣くかを把握しているってことは、自分のストレスを把握してるってこと。
年を取るほど、オトナになるにつれてよく泣くようになるのは、自分をマネジメントしているからです。」

あー………………なるほど。
自分の泣きツボはいくつかすっとあげられる。そしてそれは確かに、ストレスなヤツだ。ちなみに一番ガチ泣きしてまともに観れない映画は『A.I.』だ。最初から最後まで号泣し通し、顔面が悲惨なことになる。あれはキツい。
そういや格闘技を始めてから泣くこと増えすぎて、もう人前で泣くのを恥ずかしく思うのを諦めたな。格闘家の方は涙もろい方が多い印象。

そして上田さんが直近で泣いた話。
一昨日、アニメ『ピンポン』の第2話を見て。
どこで泣きそうになったかって話を聞いてたら、ああなるほど……と理解できて少しうるっと来そうになった。まぁこれは上田さんの説明が上手いからだな。

しかしそう考えると……疑問に思ったことを聞いてみる。

嬉し泣きってなんですかね?

「嬉し泣きは、悲しくて泣くよりもさらに高度です。
嬉しくて泣くには、悲しいこととか嫌なことを知っていないと出来ません。

“嬉しい”と”悲しい”の目盛りの変化が、感動。
“目盛りが大きく振れること”が、感動なんです。

“嬉しい”と”悲しい”。
つまりストレスを”受けない”と”受ける”。

この両極を知り、かつ、大きく動くことが感情の変化です。
そして実は”変化”自体も、ストレスなんです。

“嬉しい”に感情がガッと動いたときに泣くのは、そういうことです。」

嬉し泣き。
過去、嬉しくて一番号泣したのは……あれだな。プロレスの試合であの方が初めてベルト獲ったの見たときだ。あの号泣っぷりは我ながら引いた。
うーむ。”自分に嬉しい出来事”があって嬉し泣きするのはまだしも……自分が獲ったわけでもないのにあそこまで嬉しくて泣くって、私の行き過ぎた想像力……妄想力と、目盛りの振り幅って相当だな……

そうして、加圧のときに聞いた、自律神経を車の速度計に例えた話を思い出す。
いろんな話はつながるもんだ。

「感情のシーソーをちゃんと動かすには、”嬉しい”も”悲しい”も知り、目盛りを作らないといけません。

例えば、”美味しい”って感情。
これは毎日ドッグフードを食べさせられていたのではわかりません。
美味しいものも、不味いものも、両方を知らなければ”美味しい”はわからないんです。
つまり、幅を広げる活動が必要なんです。」

格闘技を始めたら確かに、”嬉しい”も”悲しい”もたくさん知ったかもしれない。だからか。
そして上田さんのあの勝ったときの喜びよう。負けるときの豪快さ。あの落差は……確かにな。

「まず幅を知るためのレベル1、第1歩は食事です。
マネジメントの成功体験を積み、打破していきましょう。

鬱の人は蛋白質入れてテストステロン上げたらセロトニンが出て改善に向かいやすくなりますよ。」

なるほど、そうでしょうね。実感としてわかる気がします。

「鬱もねぇ……人間に自由意志なんてないですからね。」

ん? その話は初めて聞きました。

「身も蓋もないから言ってないです。
ちょうどいいですね。久禮さん、宿題です。調べてみてください。

“人間に自由意思はない”って話を。」

Yes, sir!
久々の宿題ですね。おもしろそーです。

[Facebook記事]

新たな商品は / 自律神経の復調

「この話の続きは課金制です。」

17.06.03(土)【GSA】パーソナルトレーニング(加圧0.5h):上田さん
なんなんすかそれ。………………いくらですか。

「200円です。この絶妙な価格設定!」

自分で言わないでください!

「僕はお金が大好きなんです! 世の中にあるものすべてお金にしか見えません!」

知ってますが!!

「久禮さんのこと裏でなんて言ってるか知ってますか? 太客です!」

やかましいわ!!! 裏で言えや!!!
だいたいなんで”気持ち悪い”だの”怖い”だの予告されてる話に200円払わないといけないんですか!!

…………

ほんとに気持ち悪いしッ!?

「この続きは100円です。」

なんなんすかそのぼったくり!! 刻みますか、そこで!?!?

「じゃぁ月額1000円でいいです。」

なんで値上がりした上に定額制契約にすり替わってんですか、おかしーでしょッ!!!!

しかも結末後に追加で提示されたオプション500円がどうにもそそられる。提示するほうも頭おかしければ、本気で乗るほうも頭おかしい。
腹筋しながらガチで思案。さて、どうなるかな? 有言実行を期待。

スクワット中に検分される。

「いい感じですね。代謝機能が少しずつ正常に近づいています。自律神経が整ってきましたね。」

ん? どのへんで判断されたんですか?

「汗をかく量が以前ほどではなくなりましたよね?」

あー……かきますが。そう、かな……そう、かも? 自覚薄いが……
あ、でもそうだったな。異常な汗かきが功を奏して聞けた雑談があったな、と思い出した。あのときに比べれば。

そこから交感神経・副交感神経の話。その調節。
車に例えられ、イメージがついた。日々の生活、営みを、制限速度が頻繁に変わる道路に見立て、身体を車に見立てる。
世の中には速度の目盛りが1km/h単位で小刻みな人もいれば、20km/h単位の雑な人もいる。つまり、“緊張すべきとき”と“リラックスすべきとき”の判断が雑、もしくは誤作動。
また、アクセルと車の連結がおかしい人もいる。踏んでも狙った通りの速度が出ない。つまり“マズい、戦闘態勢になろう!”てときに弛緩して能力発揮できなかったり、“今は問題ないからゆったりしよう”てときに緊張して無駄に疲労する。
目盛りが細かい方が、そして連結がスムーズな方が生きていくのは遙かに楽だ。逆は無駄にハードモード。

私の場合は目盛りも連結もどちらもイカれていたのが、少しずつ正常に戻ってきている、と。なんとなく、納得。

なんですかね……トレーニングと栄養と、両方が効いた?

「そうですね、両方です。特に、トレーニングです。
“こんな勢いで汗かいてたら、体温調節おかしくて死ぬ!!”と身体に教えないといけません。
身体は、ストレスをかけないと変わらないんですよ。楽をしているとそのままでいいや、となる。」

あ、わかるな……身体だけじゃないかも。人間そうですよね。
“困らないと、変わらない”。

「なおかつ、1度や2度のトレーニングでは変わらない。
年単位でやらないと変われないんです。
やってきたことが、実を結んでるんですよ。」

なるほど。
……それは、嬉しい、な。
まだまだだけど、少しは人間っぽくなってきたんすかね……

ちょうど今日、”じわじわと、変わるものなんだな……”としみじみ実感していたことがある。
この私が、”夕べ食べ過ぎた、今日は食べたくないな……”と1食も食べないままここに来た。内臓の様子を鑑み、プロテインすら、摂ってない。カタボリック承知で摂らなかった。筋肉より、脳みその変化と内臓優先。何せ、私には画期的すぎる。

これまで意図的に、”食べたいけど食べない”はやったことある。”食べたくないけど食べたい”で食べたことはしょっちゅう。
“食べたくないから食べない”は、初めてなのだ。そして過去の教えを照らし合わせるに、そのほうが代謝機能は回復して、結局は身体のためになる。つまり、それが出来なかったから、私の代謝機能はおかしかったし、自律神経もますます狂った。悪循環のスパイラル。

それも、私には必要なことだったけど。遺伝も大きかったし、そこまでしないと生きられないときがあった。そこまでしても生きていたかった浅ましい自分はとても大好きだ。
そしてそろそろ、楽になっていいとこまで来れたんだ。栄養の座学はがんばってきた自分に与えられた、飛び切りぴかぴかのご褒美な果実。あの状態を味わってきたから、果実の価値が身にしみてわかる。

栄養の座学を受けて食事は即座に変えた。基本の食事はすぐに定着したけど、ときどき無性に焼いた甘い小麦粉を欲する衝動が湧き起こるのだけはどうにも収まらなかった。
空いた穴を焼いた甘い小麦粉で埋めるように紛らわせていたのが、甘くてももう少しヘルシーなモノや、果物、もしくはお肉で代替可能になる場合が少しずつ増えた。
加えて、今日のように前後の食事でバランスを取れるケースも。
そして、前なら手が伸びただろな、と思うときにそもそも伸びなかったり。衝動自体が減った。

たぶん、栄養よくして、神経回路を整えて、少しずつ変わってきたんだろう。私にはズバンと断ち切るように変えられるとこと、ゆっくりじわじわとしか変えられないとこと両方あった。
いろんな変化の仕方があるものだ……ちゃんと、変わるんだな。

説明を聞いて腑に落ちたことがある。
汗だけじゃない。そもそもの感覚や感情もだ。
特にリラックスすべきときにリラックスできないケースは多かった。そのせいで怒りや哀しみや不安が暴発すること、多かったよな。
そう考えるとずいぶん、生きやすくなったもんだ。
で、まだまだこれからだろうな。まだ浮腫はヒドい。衝動はまだ湧き起こる。平均よりまだ高めだろう。
てことは、もっと生きやすくなることだろう。
そうなった私は、何を為せるかな?

衝動と感情に振り回され続け、必死に抑圧してきた。今の速度がよくわからないままアクセルもブレーキもべた踏みするような日々。
それが、速度計が適切に現状を知らせてくれ、アクセルが狙うとおりに身体を動かしてくれ……ブレーキを必要なときだけ踏めば済むようになったら。暴走が減り、ベタ踏みが減り、そのエネルギーが不要になったら。

それをもっと好きなこと、大切なことに使えるようになったら?

それこそが真の、本当のご褒美。
……楽しみだなぁ。

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