ボタンは、掛かった

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女性ばかりが12人も集えば、そりゃぁカオス。

17.06.20(火)Kさん送別会

遡ること、1周間前。6月の退職者通知が公式に出た日。
話しかけてきてくれた方がいた。Kさん。

「くれさん、辞めちゃうんですね。一緒ですね。」

ですね! こんなご縁とは。
せっかくだから、ランチでも食べに行きましょうかとお話をした。

……のだが、互いに退職する者同士。ランチの予定が立て込む。いかがしたものか?
と、Kさんがまた話しかけてくださった。

「くれさんはSさんと仲良しなんですね!」

仲良し。そう見えるなら嬉しいですね。

「Sさんとランチ食べたいです。」

なるほど! 今度食べる約束してるので、調整しますね。
Sさんに連絡すると喜んでくださり、即答でぜひ!とのこと。話が早い。これはよい。

そうか。この感じ……KさんはSさんと通じるな。
何をしたいか、ストレートに即座に表現をする。心の中と言動が合致している。とても楽な方だ。

てことは、興味を持ってくださるだろうか。読んで……うまくしたら、感想を聞かせてくださるだろうか。

日付の調整がてら、LINEでご連絡をした。
『Sさんとはこんなやりとりがあって、仲良くなったんですよ。』の言葉と、Sさん送別会記事のURLを添えて。

『今度、読んでみますね!』

そうして、Kさんの最終出社日、送別会を迎えた。

最初は席が離れていた。T嬢、A嬢、そしてほぼ初めましてになるIさんとテーブルを囲む。
最近、人の観察をする際に、筋肉と姿勢と生気と喋り方などを鑑みてスポーツ歴を推測する癖がついた。Iさんはだいたい読み通りだな。幼いころからのスポーツ歴。恐らく食事もちゃんとしてて気力が自然と溢れみなぎってる。にわかの私とは違う。すげーいい人だ。この方。

「腕の筋肉すごいですね? 触っていいですか?」

と前腕に興味を持たれたので、長袖パーカーを脱いで上腕・三角筋まで晒す。筋肉見せたがるこの習性。格闘家の方っぽくなったよなぁ。

それを皮切りにいろいろお話。

ええ、格闘技好きなんですよ。やるのも観るのも。
種目? 総合です。総合格闘技。
はいー、打撃も寝技もやりますよ。
バックチョーク、腕十字なんかは極められますね。
いやいやまだ2年ちょっとですよ。にわかです。
これが2年半前の写真ですねー。ぷよぷよのぷにょぷにょ。
え? 年齡? けっこう行ってますよ。
はい、独身ですがバツイチで。
娘いますね。中学2年、14歳。向こうに親権渡してますが。
家出しちゃったんですよー。

何を話しても爆弾ネタしかない。酒の肴にはちょうどいいですかね。
いや、”びっくりしすぎて酔いが覚めた”言われたこともあったっけ。うーむ。

A嬢の「トレーニングをするとお腹が空くってようやく知った! 学生の頃に知りたかった……」に拍手喝采。画期的な気付きだ!
T嬢のあんまりな発言に愕然……人の記憶ってこんな書き換わるものなのね…… そしてそれに救われたことも多々ある。うん……

やがてKさんがこちらのテーブルにやってくる。

「くれさんに言いたかったことがあったんです!」

お? ……この感じ。デジャヴ。

「くれさんのFacebook、少し読みましたよ! あの“人が何かをやめるのは”の記事、いいですね! 重ねて読んじゃった。」

あはは、やっぱり! Sさんと同じこと言ってくれる!!

「Sさんが電車を降りそこねちゃったのもわかる。あれは泣きます。」

なんと。そこまで……

「私、夜、いつも寝る前に小説を読むんですよ。読まないと眠れなくて。
くれさんのFacebookは寝る前に読むのに凄く良さそう。

あれは……」

ん?

「お金払ったって、買いますよ。」

……………くはぁ。
ちょっとこれは……噛み締めよう…………。

感想を、聞かせてくれた。

確かに長くてスクロールするから読むタイミングを選ぶけど。
システム屋だからか、ロジカルで。するする読めて。
自分の触れたことのない世界が小説のように読め。
それでいて、自分と重ねて読みやすい。

いやぁこれは……嬉しいな。本当に……ありがたいな。
Sさんのときと重なる。同じくらいの真剣さで。私を真っ直ぐ見る目が、とても、真摯。
“感想を伝えたい”と、そう、思ってくださるですね。私にそんな時間とエネルギーと想いを、くださるですね。
余すところなく、いただかねば。想いを噛み締める。

もっと早くにこんなふうに話せていれば。

そう思うとわかっていたから、ランチの約束は済んでいる。
関係は、これから。ここから、始まる。

だからあの日みたいには、私はもう泣かない。
想いを交わせた喜びを。機会に気付けた想像力を。
機会を掴みに行けた、己の強さを。
ただひたすらに噛み締める。
たくさんたくさん、笑った。

体調悪い方々から少しずつ退出し、だんだんと場がお酒の熱気で崩れていく。
どんどん笑い声がデカくなる。あっちでも、こっちでも。
声でけーよ。聞こえねーよ。

送別会じゃなくても、こんなふうに集えたらよかったですね。またすぐ開かせてしまう私が言うことじゃないですけど。
でも……A嬢。来たんだな。ちょっぴり遅れたけど、ちゃんと。お仕事調整して、来たんだな。

みんなみんな、まだまだこれから。私の会で、誰かと誰かのご縁が結ばれ深まりますように。こんな親交が深まる場に、なりますように。
機会がみんなに、訪れますように。
気付け。隣に座るその人の偉大さに。
貴女の人生を輝かせてくれるヒーローは、いつでもすぐ、隣にいる。

Kさんの送別会ではあるが、私のことも惜しんで下さる方々。
よくあんなキレキャラを評価してくださいますね? ヒドかったでしょ、相方さんが入る前まで。
いやいや、と口々に言ってくれる。
曰く、怒るときも筋が通っている、そうやってショップのシステムをひとりで背負ってくれてた、質問をにこにこして聞いてくれた……などなど。
ありがたい評価だなぁ。温かいなぁ。これも惜しみなくいただいて行こう。

やっぱ好きだわ。この会社。

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