あるものは使わないと

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助けてくださいー……

17.06.17(土)【表参道】リラクワさん:三原さん

久しぶりに微妙に片頭痛が。

「どうしました?」

受験勉強で身体が……長年の癖で椅子に座ると変な姿勢になるせいか、と……

こうですね、と直される姿勢に久々の驚愕。正しい姿勢が凄まじく取りづらい。
こんな姿勢ですね?と示される姿勢に、それです!!と合点。分析が、凄いや。

それにしてもここまで錆び付くとは…… やむを得ないとはいえ、がっくしする。が、

「そう歪んではいませんよ。身体が姿勢を覚えちゃったんでしょうね。」

ほんとですか!?

「身体が快適な状態を覚えたから、悪い状態を不快に感じる感覚が増したんでしょう。いいことですね。」

成長が見られる……!そうなら、嬉しいな。

ふと、最近の出来事を思い出した。上田さんに”年収100万円”認定を受けた方々の身体能力。

子どもなら運動音痴でも朝飯前にできることが、オトナだと出来ないものですね。
例えば、スクワット。

「スクワットは難しいですからね。」

ランジって知ってます? これが出来ないとね……とランジ・逆ランジの美しいフォームを見せていただく。眼福。

あ、ではなく。”正しいフォーム”以前に、そもそも”しゃがむ”って動作ができないんです。

「は?」

おお、三原さんがこんな驚愕するの初めて見た。

あと、腹筋が出来ない、も。
なので例えば『初見で手順通りに、下からの腕十字をかけられる』ってだけで、世間一般ではレベルが高いんだな、と知りました。
まず、クローズドガードが出来ない。
だから腕十字を打ち込みできるだけでも上等になっちゃいます。

衝撃から立ち直った三原さんが、そういえば、とお話してくださる。

「うちのクライアントはアスリートが多いので感覚が麻痺しますが、たまに一般のお客様がいらしたときにびっくりすることがありますね。
屈伸と伸脚だけで、『先生、この筋トレきついです!』って言われるんです。いやいや準備体操ですから、と。」

おおお……そのレベルか。
不思議なモノだな。小学校の頃、屈伸と伸脚、腹筋と背筋なんて体育の授業で当たり前にやってたのにな。オトナになるとここまで差が開くか。

どうしてその状態まで陥るか?

“自分がしゃがめないことに気付かない”からじゃないかな。必要に迫られる場面が激減するから。
で、子どもの運動会に出てリレーで転んで怪我してびっくりする。ついでに治りも悪くてびっくりする。
でも治って数週間経つと忘れて、どうでもよくなる。

「でもその状態はマズいですよね。
仕事をしてても勉強をしていても常に身体の不快な感覚に悩まされることになる。」

ですです。私も勉強中に姿勢の悪さにイラっと気を取られることがあります。
あれ、異常事態なんですよね。メンテナンスしていればほんとはもっと集中できた。

トレーニング、もっとしたいなぁって思いますよ……”止める”って発想、もうないですもん。

「我々にはないですよね、止める、って発想は。

『食事をしたら歯を磨く』

それと同じレベルですよね。」

わかります。不快だし、嗜みです。接する人への礼儀ですらある。

この感覚が一般的になってほしいと思うんですよ。
そうすれば、こうして整体に通うのも、トレーニングに行くのも当たり前になり顧客が増える。
顧客はパフォーマンスが上がり、公私ともに充実して年収が上がる。
スキルを持つ人たちもスキル磨きに注力でき、年収が上がる。
しあわせな好循環。

そして何より、身体と技術を磨き上げたアスリートたち……格闘家たちが本来受けてしかるべき、敬意と尊敬を、受けると思うんですよねぇ……
あの身体を構築するのにどれだけの知性と努力と手間暇がかかることか。
そして鍛えた身体で発揮される技術がどれだけ芸術的に美しいことか。
その真価が、身体・食事管理能力が”年収100万円”の人には、どうしたってわからない。

万人受けしないのは確かです。だから必要ない人までわかる必要ない。
でも私の周囲の”年収100万円”で真価がわからないのに、それでもトレーニングを継続する彼らは。
いったいどんなふうにこの感覚を獲得していくのか、近くで見守りながら一緒に考えていきたいなって思います。

なんて話をしている間に施術が進む。

ああっ!たったこれだけで身体が動く!!

そう感動の声を漏らすと

「まぁこれくらいは。」

と、はにかまれる。
”これくらい『は』”って、言えちゃうのがすごいですよね。

「8歳からやってましたからねぇ。
もう身体の勉強をずっとしてたいですよ。それができるなら人に雇われてたいです。
誰も雇ってくれないから、じゃぁ自分でやるかって。」

えっ。そうなんですか?
独立志向がお強いと勝手に思ってました。

「自分で構えていると、やることが増えますからね。」

あー……最近、耳にします。
営業も、経理も、接客も、何もかもやらねばいけないから”本当に自分がやりたいこと”に割ける時間が減るって。

「そうなんです。ほんとは身体の勉強だけできれば満足なんですけどね。」

そういうスキルこそ、天職ってヤツなのかなぁ……
最近の我が身に重ねて思う。

実は最近、自分の”書くスキル”が他人様に喜んでもらえるものらしいとようやく実感しました。

「実際、凄いですよ! ライターさんかと思いましたもん、最初。」

三原さんにもずいぶん言っていただきましたものねぇ……なのに受け取れてなかった……
自分じゃ当たり前すぎて、よくわかりませんでした。

三原さんが改めて言葉を尽くし、評価くださる。
ひとつの分野でここまで優れ、かつ、成功されてる方にこんな言っていただけるとは……と、改めて噛みしめた。大切にしよ。

私を変えたのは、日本語+αの師匠からいただいた、『想い』と『願い』。
日本総合格闘技黎明期の方々の想いと……万人受けしなくていい、けど、伝わるべき人に伝わってほしいという、願い。
いただいた課題文と宿題が至宝過ぎて震えた。格闘技やっててよかった。

師匠は私を、与えるに値する人間だと認めてくださったんだなぁ……
なら、あれだけのものをいただいた人間として、為すべきことを為さねば。

私のいいとこ、悪いとこも教えていただいた。少しずつ、自分なりに咀嚼して確実に血肉にするんだ。

“書く”スキルって、ただ在っても意味がないんですよね。
書きたい”対象”がないと無意味で。格闘技始める前は、何もない空虚さを書き連ねてました。

でも今は。
練習も試合も、例えば三原さんのこの施術も……触れる何もかもが目を見張るほど感動して。書かずにはいられないんですよ。

私に、書く”対象”を与えてくれた格闘技に、感謝してます。
だからこのスキルは思いっきり使いたいなぁって思います。

んー。なんだか今日は三原さんにたくさん話を聞いていただいちゃった。
すごく丁寧に耳を傾けてくださりつつ、

「ここで、この足が着くのが理想ですね。」

と言ってほんの数十秒で着かせちゃう手技に笑っちゃう。
そして気付いた。
いつも施術のほんとの凄さは、お店を出た後にじわじわと感じることが多い。
でも今日は施術中から、身体中で有象無象が流れ出すのを感じる。きんもちいい……身体が、喜んでる。

書く技術があっても、身体の感覚が優れてないと、書けないのだ。
何せ、無意識に働きかける改造。気付かぬ間に、なんかされちゃう。
私じゃ、三原さんの施術の凄さを表現するにはまだまだ遠く及ばないな。

もっともっと、表現力に磨きをかけたいなぁ。感受性も、書く技術も、両方磨き上げたい。
どこまで表現できるかなぁ。

未来を夢見て、楽しくて仕方なくなる。
そりゃぁ、ここに来るのも”止める”って発想がないよなぁ。

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