@新大久保GSA

見所解説 17.08.13 Gladiatorバンタム級タイトルマッチ

クラスの合間にいつもの方とプロレストーク。気付けば部活ネタがここでひとつ展開できた。
リアルジャパンプロレスから何から……スーパーライダーさんの動画!! おおお……デカくて迫力……すっげーハイキック!!! 一撃ノックアウト!!!
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夢を見せる背中

人が多いな。体格も経験もバラつきあるこのバラエティの豊富さがイイ。

17.06.17(土)【GSA】初心者MMA:上田さん
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たったひとつの、果実を

容赦のない話をいくつも披露されて唸り、高まったベンチプレスの負荷をきっちりやっつけたその後に。

17.06.17(土)【GSA】パーソナルトレーニング(加圧0.5h):上田さん
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決するはストレート / SWAT!160に上田さん参戦!

『相手に効かなきゃ意味がない!! 』

「これは本当にまさにその通りですよ。」
「今日はこれだな!!」

部活で観た佐山聡さんの言葉に感銘を受けた上田さん。
さて、如何に?

■17.06.10(土)【GSA】初心者MMA:上田さん
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黎明期の伝説

部活前に朝?昼?ごはんを食べるのが先生のよくあるパターン。今日もまた美味しそうに……
そしてひとくちのデカさにビックリする。

「このほぉがみらい……ぜんほうぃ……」

今日も言えてませんが……可笑しい。
それだけ美味しそうに食べてもらえたら、ごはんもごはんに生まれてよかったと……嬉しくて本望でしょうね、きっと。

■17.06.10(土)MMAグループトレーニング部(格闘技1.0h):上田さん
本日はT氏がお休み、なので参加者はいつもの方と私。
となれば、激アツな方向に走る。最近、私の中で日本MMA黎明期のお話が興味津々。

渡部さんの、親子2代MMAチャンピオンになる夢。
前回のクラス時の”回転体”のお話。
その後の部活ページでのいつもの方の造詣深い濃いコメント。
そして私に出来た、日本語+αの師匠からうかがう、当時のこと。

最近、興味が惹かれる話題がすべてあの頃に結びつく。知りたい……
それには、いつもの方と、上田さん。
このおふたりに好きにしゃべっていただくのがベスト!! すっごいディープな話が聞けるに違いない!!

そんな期待は部活前にすでに応えられていた。
今日の座学お題(予定)を事前に部活ページに書き込んだ。
するといつもの方から『真のレジェンダリーファイターである佐藤ルミナさんと桜庭さんについて語りたい』旨のコメントいただいた。うれしーーーーー!!!
そしていつもの方が持ってきてくださった本。
ゴン格さん特別編集。桜庭和志さんの1999-2001年インタビュー記事をまとめた本!! 本気や……!”(*>ω<)o”クーーッ

パラパラ見て唸る。教養のない私でも名前を存じあげてる方々が……写真がお若い……っ。てーか安達さんが載ってるーーー!! しかも敬語使われてるッ!? すません……いつもあんまり凄さを理解できてなくて……( *ノノ)

そしてルミナさんの開始6秒で極めた伝説の飛び付き腕十字の動画を見せていただく。

いや6秒って早すぎ!! 予告されてても目が追いつかず、もう一度再生していただく。いやー……
…………絶句。

それから上田さんからは総合格闘技の始まりとして、シューティング・修斗のお話を。さん付けでお呼びするのが畏れ多くなってきた……佐山聡さんのお話。
さすがに無知な私でも名前は知ってる。初代タイガーマスクの方。
プロレスラーとして人気絶頂な時期に突如引退し、総合格闘技を作り上げた。それが修斗の原型のシューティング。

「タイガーマスクの試合は観たことありますか?」

に、恥ずかしながら、ないです……と頬をかく。

「一度は観ないと。身体能力の凄さ、目を疑いますよ。」

見せていただいた動画に目が釘付け。これでもかこれでもかと、回る! 跳ぶ!! うわぁなんだこれ……!! あんな打点の高いドロップキック……回し蹴り……えええ……
人間にこんな動きが出来るんですか……?
だんだんと本物の、虎の化身に見えてきた。動きが本当に、虎みたいだ。
これは見飽きようがない……
人気が爆発したのも頷く。今もこんな方がいたらそれはもう……すごいスーパースターだろな。

そして、これも必見だ、とシューティング合宿の動画を見せていただく。

「名言が数多く入ってます。」

https://youtu.be/EV1OXpsgFKA

………………ひぃいぃぃッ!?!?!?
わ、私……格闘技に触れたのがつい最近でよかった……絶……っ対、ムリや……il||li (OдO`) il||li

ずっと気になってた、日本語+αの師匠のお言葉……

『面白いの〜〜(笑)現代の格闘技ジムはこんな感じなんですね!』
『僕が『殺すぞこの野郎!』(笑)と教えて頂いてた時と全然違う〜〜(笑)』

あれはこういうことなのですね……ほんとに”殺すぞ!”って言葉がド迫力の本気で飛び交っとるぅぅぅ°・(ノД`)・°・

神社らしき石段を使った、トレーニング。

「ここでしゅうとのお父さんが出てますよ!」

と停止される。ほんとだ!!! すごいですね、この一瞬を把握してるの。
この動画も相当、観てきたのだろうなぁ……

画面の中の激しいミット打ちを食い入るように見る上田さん。
そして数ある名言の中でもこれが今日イチの大ヒットなようで、ぶつぶつと口にして転がす。

『相手に効かなきゃ意味がない!! 』

「これは本当にまさにその通りですよ。」
「今日はこれだな!!」

このあとのクラスはそれがテーマですか……うぅ、だ、だいじょうぶかな……殺さないでください……(´;ω;`)

そして上田さんが格闘技を始めるきっかけになった、PRIDEのお話。『病気なんじゃないかってくらい、見た』のコメントは何度かうかがっている。
おふたりのトークが実に興味深い。が、たぶん序の口もいいところですね。

面白すぎて1時間ぜんぶ、座学で終了。
最後に上田さんに言われる。

「PRIDEは必修科目ですよ。DVDで全部、観たほうがいいです。」

なるほど……観たくなりました。が、ナンバーは34までですか……

「これまでの必修科目も、観てないですよね。」

ため息交じりに言われて首をすくめる。

いや、観る気はめちゃめちゃありますよ? 観る時間を作るためにあれこれしようと考えて早1年、前より時間がなくなってますけど……
絶対、時間作って見るもんね。えーと、数年以内には。
そんなしてる間に、必修科目を増やされそうですけど。

それより目下の不安は『相手に効かなきゃ意味がない!!』が次のクラスでどう具現されるか、ですよ……

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承認欲求の健全な満たし方

お会いして早々に上田さんに検分され言われる。

17.06.10(土)【GSA】パーソナルトレーニング(加圧0.5h):上田さん
「いいですね、小さくなってますね!」

おおおこれまた嬉しい!! しかも早々に言われるとはなかなか。
飯盛さんに“デカくなった”言われてきました!と報告すると、四肢と体幹近くの違いを言われる。
四肢の筋肉が際立ってきた分がデカく見え、体幹に近い部分が絞れてきてるから小さく見える。
おんもしろいよなぁ……“デカく”も“小さく”も見える、この変化。
だとすると自分で恐れたような“餓鬼っぽさ”はないと見受けられる。ちゃんと生気溢れた野生っぽい人間に近付けてるかな?

飯盛さんに言われた。

「ちゃんとしたトレーナーについてると、違いますからね。」

ほんとですよね。格闘技練習と身体作りは、別々に考えて取り組まなきゃいけないんだ。
上田さんに身体作りを教わりだしたのは、格闘技を始めてから半年は経っていた。今思うと、あんなにヒドい状態の身体で節操なしに練習しまくってたのは危なかった。
だからこそボロボロになり、身体について真面目に考える土壌が出来て、上田さんの教えが凄い勢いで染みこんだのだが。

“困らないと変われない”。
これってほんとだ。

なので、“困ってる”と言いながら“変わらない”人はほんとは困ってないのでしょうね、というお話。
何を“恥ずかしい”と思うのかは人それぞれの価値観で自由だし、いいんじゃ?と思いポーカーフェイスで聞くつもりだったのだけど

「本音が出てる」

的な指摘を受ける。基本、顔に全部出る。うむ。

まーなんつーか……承認欲求は人である以上、絶対存在する仕様。
その仕様を活かせずに振り回され、甘ったれて他人様の時間とエネルギーを奪うのが1番浅ましくて醜悪で恥ずかしい生き方だよな。気付くの難しいし、私もやらかしたことが多々ある。
自省込みで思うが、あーいうのって、ストロークなら何でもいいって言うのが浅ましい。“巻き込む“巻き込まれる”になったら距離おいて逃げるが吉だよなー。
承認欲求は活かせれば、他人様にまでしあわせを広げられるこの上ない優れた仕様。だけど、難しい。
それでも私は、気付けたものな。他人の振り見て我が振り直そう。

そう……“望みを素直に叶えに行く”のは、意外と難しい。

“承認欲求を直視して、いかに綺麗に叶えるか?”

それには“変化”が必須だが、脳みそは“変化を恐れる”。ストレスだもんね。
それを超えて、変化したいと願う自分を受け入れる、力と勇気。
成功体験でコツコツ築くしかないけど、疑似体験もありなのかな。

想像力が健全に備わってれば、ヒーローに重ね合わせて疑似体験できる。成功も、失敗も……失敗を活かし立ち上がる姿も。
“他人事にせず、自分に重ねて見る姿勢”は活きるのだろなぁ。ただ、“自分と他人の境界を引く”のが大前提。凄いのはヒーローで、自分じゃない。

ならば怖いのは、誰かに重ね合わせて“自分が勝った気になること”。“負けた姿から目をそらすこと”。

自らは安全な場所にいるばかりで。
負けることすら出来ないこと。
それに気付けないこと。

負けの方が多いのだ。遙かに。
柳井正さんは『一勝九敗』、安藤忠雄さんは『連戦連敗』。負け方を知ってるから、勝負に出続けられる。だから数少ない勝機をつかめる。
生きてる限り、勝負は続く。一時的な負けは、恒久的な負けを意味しない。だから死ぬまで終わらない。終わってくれない。
どんなすごいヒーローも、私の勝負で私の代わりに勝つことは出来ない。
私の勝負は、私のもの。
ヒーローの勝負は、ヒーローのもの。

自分が凄くなるには、自分のことを、がんばらなくちゃね。ヒーローに、力と勇気をもらって。

「あの人があんなにがんばってるのだから、自分もがんばるんだ。」

そう思える人にどれだけ出逢えるか。
それは間違いなく人生の豊かさを示す指標のひとつだろう。
私の人生は豊かだな。ありがたいことに。
自分も、そう思われる人で在りたい。
それこそが、健全な承認欲求の満たし方だろう。

トレーニングはきつめ。
小さくなってる分、馬力が下がる。望む自分に近付いてる証。
それでも意地でもこなしてみせる。もっともっと、力が欲しい。

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リングの外での逆転劇

「こんばんはー」

ここで聞く久々の声に、テンションが上がる。いらしたぁーーー! 渡部さん!!

17.06.03(土)【GSA】初心者MMA:上田さん,渡部さん
前に渡部さんがいらしたのは……1年以上前になるのかな? うわぁ。嬉しいなぁっ。
準備運動の際のテディベアのような佇まいをこっそりチェック。うぅ、渡部さんだなぁ……! そしてマット運動の安定感……スローモーションのような動きに目を奪われる。筋肉あって慣れてないとあんな動き出来ないぞ。すげぇ。

そして今日は渡部さんいらしてるので特別メニュー。寝技でスパー多めにしましょう、と! ひゃほー”(*>ω<)o”クーーッ
最初に技術練習でクローズドガードのパスガードを。これは初めて見たかも……こんなやり方あるんだな。
そして極め技・絞め技なし、パスガードのみのシチュエーションスパー。そして極め・絞めありの普通のグラップリングスパーへ。

渡部さんが相手してくださる。
スパー中にお話に花が咲く。
そういえば寺本さんと仲良しですね!?

「前にカナダ行ったときに同じ部屋になったんですよ。それ以来ですね。」

へぇぇそんなことが! 何泊ですか?

「5泊です。」

うあーそれは仲良くなっちゃいますねっ。しかもおふたりともお優しくて温かいから……目に浮かぶようです。その部屋は居心地良くてめっちゃ楽しそうだっ。

なんて話してたら気付いたらバック取られてる!?!? 気を付けてたのに何されたか覚えてない!!

渡部さんに笑われる。

しかもこれ4の字まで取られてるじゃないですかっ。
飯盛さんが”ポジション取られるだけでタップしちゃう”って言ってたヤツ!! ああっ喜んでる場合じゃないけどこれがアレですか!ってテンション上がっちゃいますね!!

「まだ締めてないですけどね。」

はい、ですね。私じゃ締められたらタップも間に合わずに上から下からなんか出ると思います。

だよなー……体格差も大きいし、ほんとは重く感じて当たり前。なのに重量感は感じてるのに重くない。ものすごく丁寧に手加減していたいだいてるぞ、これ。
途中で教わったばかりのパスガード挑戦のチャンスを数回作ってくださった。いずれももたついたのでされてくださらずに流れた。うぅ、すげー勉強になる……復習しなきゃ orz

そんなにバックポジション取れてキープできるって、やっぱり相当、練習されたんですか?

「いや、そうでもないんです。なんか取れて、得意で練習して磨きがかかった感じで。」

天性ですかぁー……そこに、努力をふんだんに上乗せ。そりゃお強いよなぁ……すげーやー……。

上田さんからはサイドポジションの抑え込み復習。まだ細かいところが怪しいのだな、たまにこうして丁寧にチェックしていただくのはすごくいい復習……

「いいですね!」

最後はそう言っていただけて、他の方のスパーでも狙って成功率はそこそこでキープできた。抑え込んで少し休憩……うし。

なのだが、

「そこから肩固め行けますね!」

言われて挑戦するも、これが……なかっなか、極まらない……肩固めがちょー苦手……それこそ、盛一郎さんにも、上田さんにも教えていただいてるのになぁ、この技。
最後の最後で時間をかけて狙うもどうにも極まらず、真綿で首を絞めるようなかけ方しかできない。上田さんがその状態から指示出ししてくださるのに、まったくうまく行かない。私のほうが息も絶え絶え。タイムアップで終わったときは、どっちがかけられてたんだかわからないくらいの疲労困憊……あかん、下手すぎる……orz

T氏はクローズドガードをかついでパス傾向があったので、三角絞めを狙ってみた。が、これまたうまくかからず。下手すぎる……三角も苦手なんだよな……ならば違う技に展開するのもアリだったのに。
サイドポジションである程度抑え込めたのと、バックを取れたのはよかったが、うーん、どうにも極め・絞めが雑でダメだな。
そんなT氏は本日、ポジティモンスターTシャツ ZST.56版を着用。人が着てるの初めて見た。
打撃練習では執拗なボディ打ちを誘発させる呪いのアイテム。寝技練習でもそのポテンシャルを如何なく発揮してみせた。
スパー中に隣からT氏の苦悶の悲鳴が聞こえるので目をやると、渡部さんにバック取られて4の字ロックもされたT氏の腹が、私めがけてサムアップしとる……!! 爆笑。サイドポジションで抑え込み中なのにうっかり緩みそうになる。危ない! あーもうこれめっちゃ写真撮りたいんですけど!
すげーな、このTシャツの笑いの持って行き方。

いつもの方とは、打撃練習のときの遊び心と余裕を一切抜きで。おおおすごい勢いで抑え込まれそうになる……! と必死ですり抜ける。体格差を活かしてなんとか隙間を見つけてはこじ開けて抜ける! けどすぐ捕まる。うぅぅ……のでまた抜ける! な応酬。バックを狙ってチョークを試みるも数回失敗。やっぱあかんー、足がフックできなくて固定できないのが厳しい。足が短いっ。
双方決め手に欠けてタイムアップ。

「回転体でしたね。」

ああ、最後に背中の上でくるくる回られたのは厳しかったです……

……じゃなく? え? 私??

上田さんから”回転体”って単語に関する解説が入る。
UWFの? 田村潔さんという方が? UWFからRINGSへ、そしてさらにその先にZSTがあり?

「……というわけで、回転体と言われたら即座に誉め言葉と理解して”ありがとうございます!”と言えるようにならないとダメですね!」

と9割7分が最高級の誉め言葉で形成されたダメ出しをいただいた。うはーーーー!!
しかもあれですね、その”回転体”ってZST.54で盛一郎さんと上田さんのグラップリングの試合で使われていた形容詞!! あんな雰囲気のことが、できていたってことですかぁっ!!! やべー……これは嬉しい……(*☻-☻*)
グラップリング最高ですやんー……楽しかったよぅ(*ノノ)

終了後、ストレッチしつつ渡部さんや皆様とお話。
今日、クラスにいらしてた方がリアルタイムで渡部さんのお父様の試合をご覧になっていたと! 興奮気味に渡部さんとお話してる姿とその内容に興味津々。知らないことがたくさんある。もっともっと動画も観たいなぁ……知りたいことたくさんだよー嬉しくて困るよーー。
それから渡部さんのこれからのお話。うあーご本人にこんな感じに直接質問できてリアルにお話を聞けるって最高だなぁ……! プロな方ならではの悩みってあるよな。大変だな。でもでも楽しみだなっ。んんんー……また試合が観たいっ。

お片付けして、みんなで春雨。最後の加圧トレーニングを終了されたおふたりも合流。
なのでメンバーは上田さん、渡部さん、LINEスタンプな方にいつもの方にT氏。面白いメンツだ。今日も丼に表れる個性。上田さんが一番大量のトッピングでデカ丼。渡部さんはなんと春雨アレルギーだそうで(!)ご飯、小さめ丼。LINEスタンプの方はバランス取れつつ上のチーズが美味しそう。私食べたことないんだよな、今度やってみよう。T氏といつもの方は肉が多めの地味目な色合い。私はバランスよく多め、かな? 最近、サツマイモが欠かせない。
食べながらの雑談が面白くて仕方ない。上田さんと渡部さんの悩みと、“闇”だか“病み”だかの濃厚さに笑う。あ、笑っていいヤツですよね?
おふたりの会話に耳を傾ける。そうかぁ、こんなふうに上田さんが少しずつ渡部さんを洗脳して、そして渡部さんの身体はこんななったんだなぁと垣間見る。
LINEスタンプな方の上田さんへの真っ当なツッコミが冴えまくる。それが出来るのはきっと同類な証拠。えーと、いい意味で。そして腹筋の強さと二の腕の美しさが、イイ。
上田さんと渡部さんの身体の大きさと丼の大きさの対比が面白くてLINEスタンプな方をつつき、指で示して笑う。
また出来たらいいですね。春雨パーティー。

上田さんの、トッピングてんこ盛りデカ丼を眺める。
あのトッピングには今日の加圧トレーニングでしたトークのお代と追加オプション代の一括払いが入ってる。……はずだったのに。どうも、おかしい。なんだろ、この変な感じは。
ふと脳内でそろばんが動く。あれ? …………あ、そういうこと?

えっ。

…………えええ? これはすげー綺麗な、見事な等価交換……マジか。
え、てことは、もしや? アレの対価にそんな値がつきますか。それに……えっ。
……律儀だなぁ……これは綺麗で見事すぎる。これは……えええマジか。してやられた。

この方から買ったもの……どれもこれも支払額以上のリターンばかりだった。この間のZST.56ですらも。むしろあれは私にとっては3本の指に入るくらいにリターンがデカい。なのに……それはそうか。この方も。あの方たちも。……たまらんな。もう。

どうやら、一発逆転の格闘家は、リングの外でも鮮やかに盤面をひっくり返してみせるらしい。気付いたら、綺麗に華麗に鮮やかに、してやられていた。
白旗だ。ここまでされたらありがたく受け取ってネタにせざるを得ない。これだから、やめられない。

太客、上等。
上田さんが用意してくださった、頭がおかしな追加オプションな対価。
楽しみだ。期待してる。

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蛋白質 / 涙の理由

「蛋白質とらなきゃ。」

17.06.03(月)【GSA】MMAグループトレーニング部(格闘技1.0h):上田さん
加圧後にぐったりした顔でそうつぶやいていたT氏。上田効果だなぁ、とニヤニヤしていた。
上田さん曰く

「筋トレして筋肉つかないなんて許せないと思えるようになったのでしょう。まだ蛋白質は伝えてないのですが、今日、伝えますよ。」

とのことで、本日の座学でその話がオープンになった。
まだ簡易版とのことだが、私もいい復習。このお題で食事を組み立てるのはパズルみたいで面白いものだ。すっかり食事をびっちりメモに取るようになったT氏。この先はどう予定と記録を取っていくのか、その工夫を見るのも楽しみだ。

食事に取り組みだして1か月。T氏の見た目は早くもずいぶん変わった。ここまでそうツラい実感もなさそうだ。
この1週間で目覚めたのは、果物のおいしさ。
それは画期的!

上田さんからの解説は栄養素とカロリーのバランスから見たときの果物の優秀さについて。
それでも普通のスィーツが食べたくなったときの考え方と、ちょっとした、でもすごくお手軽で効果的な対処方法。
あと、想像力と妄想力って大切なのだな……人間の脳みその上手い騙し方。
ボリュームあってお得な内容! メモを取る手もカタカタ動く。

そろそろ実技しますか?な雰囲気のところで話がふと『最近、泣きました?』な流れに。
T氏は年単位で泣いてないと言う。
それは由々しき事態、と話が広がる。

「涙が出る理由は何だと思いますか? 身体から何かを排出しているんです。」

「何か……?」

「これは考える訓練にもなります。考えてみてください。
涙を流すときはどんなときですか? 」

「えーと……悲しいとき。」

「悲しいとき。それから?」

「感動したとき?」

「感動したとき。感動ってどんな感動ですかね?」

「感動……?」

「例えば映画とか。犬を出すのは卑怯ですよね! あれは泣きますよね!!」

「え?」

「え? 泣かないんですか? 犬が出ても?
人としてゴミですね!」

またそういうことを朗らかかつ爽やかに笑って……
そんな上田さんは映画の予告編だけで泣くらしい。『本編観てないのに!!』と。忙しい方だな。

「『フランダースの犬』然り、泣く感動はだいたいは悲しい感動です。
悲しいのほかに、痛いときも泣きますね。」

「ああ、確かに。」

「つまり、身体はどんな状況だと判断してるんでしょうね?
“悲しい”も”痛い”も、身体にとっては同じものにあたります。なんでしょうね?」

「え……-と……ストレス……?」

「そうです。涙はストレス物質を外に出す働きをするんです。
この物質が体内で上がらないと戦闘態勢にならないので大事ですが、闘う必要もないのに上がるとダメージなので涙から排出します。」

なるほど、これも自律神経に影響あるのか……

「つまり、”泣く”って行為をしない状態。
この理由は、2パターン考えられます。

ひとつは、ストレスを受けていない状態。
もうひとつは、ストレスをため込んでいる状態。

ため込んでいる場合は排出が上手ではないと言えます。
つまり身体がすごくストレスを受けている可能性がある。泣こうと思ったほうが人生は楽なんです。

Tさんはなんで泣かないんでしょうね?」

T氏が自身のこれまでを振り返る。
最近泣いたのは、約1年前。その前は思い出せない。
学生の頃のほうが泣いていた。社会人になってから泣かなくなった。
泣かなくなったのは……仕事で病んでから。

「病むほど仕事しちゃダメですよー。」

と笑う上田さんの言葉は私の耳にも痛い。鬱病はシステム屋がよくなる病気だ。システム屋は鬱病になりやすい性格傾向の人が就きやすく、そしてなるのに充分な温床が整っている。

「どうしてそこまで仕事をしちゃったんでしょうね?」

「今思えば、そこから抜けるって選択肢が見えなかったですね。やらなきゃ、って。」

そう、倒れたら抜けられるって発想になる。でもそれすら許せなくなる。

「そして病んで、泣かなくなった。
“泣く”ってことは、”想像力がある”ってことです。
“泣かない”ってことは、悲しい出来事を見聞きしたときに、完全に自分のこととして想像して置き換えることをしていないんです。

おそらくTさんは想像力にフタをして麻痺させることでやり過ごすことにしたのでしょう。
映画で犬が出てきても、”どうせ映画だし””他人ごとだし”など多角的に見ているのでしょう。
逆に言えば、”想像力が欠如している”ともいえます。

泣ける人というのは、自分になんの関係もない人の話を見て

『あ、これは自分で言う、あれか。』

と、すぐに理解できたりします。」

あー………なるほど。

「いいとか悪いとかではなく、すぐ泣くのは、マネジメントできているということです。
“何”で泣くかを把握しているってことは、自分のストレスを把握してるってこと。
年を取るほど、オトナになるにつれてよく泣くようになるのは、自分をマネジメントしているからです。」

あー………………なるほど。
自分の泣きツボはいくつかすっとあげられる。そしてそれは確かに、ストレスなヤツだ。ちなみに一番ガチ泣きしてまともに観れない映画は『A.I.』だ。最初から最後まで号泣し通し、顔面が悲惨なことになる。あれはキツい。
そういや格闘技を始めてから泣くこと増えすぎて、もう人前で泣くのを恥ずかしく思うのを諦めたな。格闘家の方は涙もろい方が多い印象。

そして上田さんが直近で泣いた話。
一昨日、アニメ『ピンポン』の第2話を見て。
どこで泣きそうになったかって話を聞いてたら、ああなるほど……と理解できて少しうるっと来そうになった。まぁこれは上田さんの説明が上手いからだな。

しかしそう考えると……疑問に思ったことを聞いてみる。

嬉し泣きってなんですかね?

「嬉し泣きは、悲しくて泣くよりもさらに高度です。
嬉しくて泣くには、悲しいこととか嫌なことを知っていないと出来ません。

“嬉しい”と”悲しい”の目盛りの変化が、感動。
“目盛りが大きく振れること”が、感動なんです。

“嬉しい”と”悲しい”。
つまりストレスを”受けない”と”受ける”。

この両極を知り、かつ、大きく動くことが感情の変化です。
そして実は”変化”自体も、ストレスなんです。

“嬉しい”に感情がガッと動いたときに泣くのは、そういうことです。」

嬉し泣き。
過去、嬉しくて一番号泣したのは……あれだな。プロレスの試合であの方が初めてベルト獲ったの見たときだ。あの号泣っぷりは我ながら引いた。
うーむ。”自分に嬉しい出来事”があって嬉し泣きするのはまだしも……自分が獲ったわけでもないのにあそこまで嬉しくて泣くって、私の行き過ぎた想像力……妄想力と、目盛りの振り幅って相当だな……

そうして、加圧のときに聞いた、自律神経を車の速度計に例えた話を思い出す。
いろんな話はつながるもんだ。

「感情のシーソーをちゃんと動かすには、”嬉しい”も”悲しい”も知り、目盛りを作らないといけません。

例えば、”美味しい”って感情。
これは毎日ドッグフードを食べさせられていたのではわかりません。
美味しいものも、不味いものも、両方を知らなければ”美味しい”はわからないんです。
つまり、幅を広げる活動が必要なんです。」

格闘技を始めたら確かに、”嬉しい”も”悲しい”もたくさん知ったかもしれない。だからか。
そして上田さんのあの勝ったときの喜びよう。負けるときの豪快さ。あの落差は……確かにな。

「まず幅を知るためのレベル1、第1歩は食事です。
マネジメントの成功体験を積み、打破していきましょう。

鬱の人は蛋白質入れてテストステロン上げたらセロトニンが出て改善に向かいやすくなりますよ。」

なるほど、そうでしょうね。実感としてわかる気がします。

「鬱もねぇ……人間に自由意志なんてないですからね。」

ん? その話は初めて聞きました。

「身も蓋もないから言ってないです。
ちょうどいいですね。久禮さん、宿題です。調べてみてください。

“人間に自由意思はない”って話を。」

Yes, sir!
久々の宿題ですね。おもしろそーです。

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