s/o 上田さん

蛋白質 / 涙の理由

「蛋白質とらなきゃ。」

17.06.03(月)【GSA】MMAグループトレーニング部(格闘技1.0h):上田さん
加圧後にぐったりした顔でそうつぶやいていたT氏。上田効果だなぁ、とニヤニヤしていた。
上田さん曰く

「筋トレして筋肉つかないなんて許せないと思えるようになったのでしょう。まだ蛋白質は伝えてないのですが、今日、伝えますよ。」

とのことで、本日の座学でその話がオープンになった。
まだ簡易版とのことだが、私もいい復習。このお題で食事を組み立てるのはパズルみたいで面白いものだ。すっかり食事をびっちりメモに取るようになったT氏。この先はどう予定と記録を取っていくのか、その工夫を見るのも楽しみだ。

食事に取り組みだして1か月。T氏の見た目は早くもずいぶん変わった。ここまでそうツラい実感もなさそうだ。
この1週間で目覚めたのは、果物のおいしさ。
それは画期的!

上田さんからの解説は栄養素とカロリーのバランスから見たときの果物の優秀さについて。
それでも普通のスィーツが食べたくなったときの考え方と、ちょっとした、でもすごくお手軽で効果的な対処方法。
あと、想像力と妄想力って大切なのだな……人間の脳みその上手い騙し方。
ボリュームあってお得な内容! メモを取る手もカタカタ動く。

そろそろ実技しますか?な雰囲気のところで話がふと『最近、泣きました?』な流れに。
T氏は年単位で泣いてないと言う。
それは由々しき事態、と話が広がる。

「涙が出る理由は何だと思いますか? 身体から何かを排出しているんです。」

「何か……?」

「これは考える訓練にもなります。考えてみてください。
涙を流すときはどんなときですか? 」

「えーと……悲しいとき。」

「悲しいとき。それから?」

「感動したとき?」

「感動したとき。感動ってどんな感動ですかね?」

「感動……?」

「例えば映画とか。犬を出すのは卑怯ですよね! あれは泣きますよね!!」

「え?」

「え? 泣かないんですか? 犬が出ても?
人としてゴミですね!」

またそういうことを朗らかかつ爽やかに笑って……
そんな上田さんは映画の予告編だけで泣くらしい。『本編観てないのに!!』と。忙しい方だな。

「『フランダースの犬』然り、泣く感動はだいたいは悲しい感動です。
悲しいのほかに、痛いときも泣きますね。」

「ああ、確かに。」

「つまり、身体はどんな状況だと判断してるんでしょうね?
“悲しい”も”痛い”も、身体にとっては同じものにあたります。なんでしょうね?」

「え……-と……ストレス……?」

「そうです。涙はストレス物質を外に出す働きをするんです。
この物質が体内で上がらないと戦闘態勢にならないので大事ですが、闘う必要もないのに上がるとダメージなので涙から排出します。」

なるほど、これも自律神経に影響あるのか……

「つまり、”泣く”って行為をしない状態。
この理由は、2パターン考えられます。

ひとつは、ストレスを受けていない状態。
もうひとつは、ストレスをため込んでいる状態。

ため込んでいる場合は排出が上手ではないと言えます。
つまり身体がすごくストレスを受けている可能性がある。泣こうと思ったほうが人生は楽なんです。

Tさんはなんで泣かないんでしょうね?」

T氏が自身のこれまでを振り返る。
最近泣いたのは、約1年前。その前は思い出せない。
学生の頃のほうが泣いていた。社会人になってから泣かなくなった。
泣かなくなったのは……仕事で病んでから。

「病むほど仕事しちゃダメですよー。」

と笑う上田さんの言葉は私の耳にも痛い。鬱病はシステム屋がよくなる病気だ。システム屋は鬱病になりやすい性格傾向の人が就きやすく、そしてなるのに充分な温床が整っている。

「どうしてそこまで仕事をしちゃったんでしょうね?」

「今思えば、そこから抜けるって選択肢が見えなかったですね。やらなきゃ、って。」

そう、倒れたら抜けられるって発想になる。でもそれすら許せなくなる。

「そして病んで、泣かなくなった。
“泣く”ってことは、”想像力がある”ってことです。
“泣かない”ってことは、悲しい出来事を見聞きしたときに、完全に自分のこととして想像して置き換えることをしていないんです。

おそらくTさんは想像力にフタをして麻痺させることでやり過ごすことにしたのでしょう。
映画で犬が出てきても、”どうせ映画だし””他人ごとだし”など多角的に見ているのでしょう。
逆に言えば、”想像力が欠如している”ともいえます。

泣ける人というのは、自分になんの関係もない人の話を見て

『あ、これは自分で言う、あれか。』

と、すぐに理解できたりします。」

あー………なるほど。

「いいとか悪いとかではなく、すぐ泣くのは、マネジメントできているということです。
“何”で泣くかを把握しているってことは、自分のストレスを把握してるってこと。
年を取るほど、オトナになるにつれてよく泣くようになるのは、自分をマネジメントしているからです。」

あー………………なるほど。
自分の泣きツボはいくつかすっとあげられる。そしてそれは確かに、ストレスなヤツだ。ちなみに一番ガチ泣きしてまともに観れない映画は『A.I.』だ。最初から最後まで号泣し通し、顔面が悲惨なことになる。あれはキツい。
そういや格闘技を始めてから泣くこと増えすぎて、もう人前で泣くのを恥ずかしく思うのを諦めたな。格闘家の方は涙もろい方が多い印象。

そして上田さんが直近で泣いた話。
一昨日、アニメ『ピンポン』の第2話を見て。
どこで泣きそうになったかって話を聞いてたら、ああなるほど……と理解できて少しうるっと来そうになった。まぁこれは上田さんの説明が上手いからだな。

しかしそう考えると……疑問に思ったことを聞いてみる。

嬉し泣きってなんですかね?

「嬉し泣きは、悲しくて泣くよりもさらに高度です。
嬉しくて泣くには、悲しいこととか嫌なことを知っていないと出来ません。

“嬉しい”と”悲しい”の目盛りの変化が、感動。
“目盛りが大きく振れること”が、感動なんです。

“嬉しい”と”悲しい”。
つまりストレスを”受けない”と”受ける”。

この両極を知り、かつ、大きく動くことが感情の変化です。
そして実は”変化”自体も、ストレスなんです。

“嬉しい”に感情がガッと動いたときに泣くのは、そういうことです。」

嬉し泣き。
過去、嬉しくて一番号泣したのは……あれだな。プロレスの試合であの方が初めてベルト獲ったの見たときだ。あの号泣っぷりは我ながら引いた。
うーむ。”自分に嬉しい出来事”があって嬉し泣きするのはまだしも……自分が獲ったわけでもないのにあそこまで嬉しくて泣くって、私の行き過ぎた想像力……妄想力と、目盛りの振り幅って相当だな……

そうして、加圧のときに聞いた、自律神経を車の速度計に例えた話を思い出す。
いろんな話はつながるもんだ。

「感情のシーソーをちゃんと動かすには、”嬉しい”も”悲しい”も知り、目盛りを作らないといけません。

例えば、”美味しい”って感情。
これは毎日ドッグフードを食べさせられていたのではわかりません。
美味しいものも、不味いものも、両方を知らなければ”美味しい”はわからないんです。
つまり、幅を広げる活動が必要なんです。」

格闘技を始めたら確かに、”嬉しい”も”悲しい”もたくさん知ったかもしれない。だからか。
そして上田さんのあの勝ったときの喜びよう。負けるときの豪快さ。あの落差は……確かにな。

「まず幅を知るためのレベル1、第1歩は食事です。
マネジメントの成功体験を積み、打破していきましょう。

鬱の人は蛋白質入れてテストステロン上げたらセロトニンが出て改善に向かいやすくなりますよ。」

なるほど、そうでしょうね。実感としてわかる気がします。

「鬱もねぇ……人間に自由意志なんてないですからね。」

ん? その話は初めて聞きました。

「身も蓋もないから言ってないです。
ちょうどいいですね。久禮さん、宿題です。調べてみてください。

“人間に自由意思はない”って話を。」

Yes, sir!
久々の宿題ですね。おもしろそーです。

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新たな商品は / 自律神経の復調

「この話の続きは課金制です。」

17.06.03(土)【GSA】パーソナルトレーニング(加圧0.5h):上田さん
なんなんすかそれ。………………いくらですか。

「200円です。この絶妙な価格設定!」

自分で言わないでください!

「僕はお金が大好きなんです! 世の中にあるものすべてお金にしか見えません!」

知ってますが!!

「久禮さんのこと裏でなんて言ってるか知ってますか? 太客です!」

やかましいわ!!! 裏で言えや!!!
だいたいなんで”気持ち悪い”だの”怖い”だの予告されてる話に200円払わないといけないんですか!!

…………

ほんとに気持ち悪いしッ!?

「この続きは100円です。」

なんなんすかそのぼったくり!! 刻みますか、そこで!?!?

「じゃぁ月額1000円でいいです。」

なんで値上がりした上に定額制契約にすり替わってんですか、おかしーでしょッ!!!!

しかも結末後に追加で提示されたオプション500円がどうにもそそられる。提示するほうも頭おかしければ、本気で乗るほうも頭おかしい。
腹筋しながらガチで思案。さて、どうなるかな? 有言実行を期待。

スクワット中に検分される。

「いい感じですね。代謝機能が少しずつ正常に近づいています。自律神経が整ってきましたね。」

ん? どのへんで判断されたんですか?

「汗をかく量が以前ほどではなくなりましたよね?」

あー……かきますが。そう、かな……そう、かも? 自覚薄いが……
あ、でもそうだったな。異常な汗かきが功を奏して聞けた雑談があったな、と思い出した。あのときに比べれば。

そこから交感神経・副交感神経の話。その調節。
車に例えられ、イメージがついた。日々の生活、営みを、制限速度が頻繁に変わる道路に見立て、身体を車に見立てる。
世の中には速度の目盛りが1km/h単位で小刻みな人もいれば、20km/h単位の雑な人もいる。つまり、“緊張すべきとき”と“リラックスすべきとき”の判断が雑、もしくは誤作動。
また、アクセルと車の連結がおかしい人もいる。踏んでも狙った通りの速度が出ない。つまり“マズい、戦闘態勢になろう!”てときに弛緩して能力発揮できなかったり、“今は問題ないからゆったりしよう”てときに緊張して無駄に疲労する。
目盛りが細かい方が、そして連結がスムーズな方が生きていくのは遙かに楽だ。逆は無駄にハードモード。

私の場合は目盛りも連結もどちらもイカれていたのが、少しずつ正常に戻ってきている、と。なんとなく、納得。

なんですかね……トレーニングと栄養と、両方が効いた?

「そうですね、両方です。特に、トレーニングです。
“こんな勢いで汗かいてたら、体温調節おかしくて死ぬ!!”と身体に教えないといけません。
身体は、ストレスをかけないと変わらないんですよ。楽をしているとそのままでいいや、となる。」

あ、わかるな……身体だけじゃないかも。人間そうですよね。
“困らないと、変わらない”。

「なおかつ、1度や2度のトレーニングでは変わらない。
年単位でやらないと変われないんです。
やってきたことが、実を結んでるんですよ。」

なるほど。
……それは、嬉しい、な。
まだまだだけど、少しは人間っぽくなってきたんすかね……

ちょうど今日、”じわじわと、変わるものなんだな……”としみじみ実感していたことがある。
この私が、”夕べ食べ過ぎた、今日は食べたくないな……”と1食も食べないままここに来た。内臓の様子を鑑み、プロテインすら、摂ってない。カタボリック承知で摂らなかった。筋肉より、脳みその変化と内臓優先。何せ、私には画期的すぎる。

これまで意図的に、”食べたいけど食べない”はやったことある。”食べたくないけど食べたい”で食べたことはしょっちゅう。
“食べたくないから食べない”は、初めてなのだ。そして過去の教えを照らし合わせるに、そのほうが代謝機能は回復して、結局は身体のためになる。つまり、それが出来なかったから、私の代謝機能はおかしかったし、自律神経もますます狂った。悪循環のスパイラル。

それも、私には必要なことだったけど。遺伝も大きかったし、そこまでしないと生きられないときがあった。そこまでしても生きていたかった浅ましい自分はとても大好きだ。
そしてそろそろ、楽になっていいとこまで来れたんだ。栄養の座学はがんばってきた自分に与えられた、飛び切りぴかぴかのご褒美な果実。あの状態を味わってきたから、果実の価値が身にしみてわかる。

栄養の座学を受けて食事は即座に変えた。基本の食事はすぐに定着したけど、ときどき無性に焼いた甘い小麦粉を欲する衝動が湧き起こるのだけはどうにも収まらなかった。
空いた穴を焼いた甘い小麦粉で埋めるように紛らわせていたのが、甘くてももう少しヘルシーなモノや、果物、もしくはお肉で代替可能になる場合が少しずつ増えた。
加えて、今日のように前後の食事でバランスを取れるケースも。
そして、前なら手が伸びただろな、と思うときにそもそも伸びなかったり。衝動自体が減った。

たぶん、栄養よくして、神経回路を整えて、少しずつ変わってきたんだろう。私にはズバンと断ち切るように変えられるとこと、ゆっくりじわじわとしか変えられないとこと両方あった。
いろんな変化の仕方があるものだ……ちゃんと、変わるんだな。

説明を聞いて腑に落ちたことがある。
汗だけじゃない。そもそもの感覚や感情もだ。
特にリラックスすべきときにリラックスできないケースは多かった。そのせいで怒りや哀しみや不安が暴発すること、多かったよな。
そう考えるとずいぶん、生きやすくなったもんだ。
で、まだまだこれからだろうな。まだ浮腫はヒドい。衝動はまだ湧き起こる。平均よりまだ高めだろう。
てことは、もっと生きやすくなることだろう。
そうなった私は、何を為せるかな?

衝動と感情に振り回され続け、必死に抑圧してきた。今の速度がよくわからないままアクセルもブレーキもべた踏みするような日々。
それが、速度計が適切に現状を知らせてくれ、アクセルが狙うとおりに身体を動かしてくれ……ブレーキを必要なときだけ踏めば済むようになったら。暴走が減り、ベタ踏みが減り、そのエネルギーが不要になったら。

それをもっと好きなこと、大切なことに使えるようになったら?

それこそが真の、本当のご褒美。
……楽しみだなぁ。

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同じ穴の狢

るんるんで足取りも軽く、GSAへ。

17.05.27(土)【GSA】パーソナルトレーニング(加圧0.5h):上田さん
TJさんと春雨食べたら楽しかったです!というお話。
3年も継続してるとほんとに上田さんに似ますね……途中で何度か、上田さんと話してるような気分になりました。

TJさんの変化のお話。
どうして3年続いたのか……ストレートに受け止めるからだろうなぁ。だから変化し、早かった。私よりよほど、ストレートで素直。

T嬢と久々にゆっくり話をしたらT嬢の内面の変化に感じ入った、というお話。
上田さん曰く、変化の大きさで言えばT嬢はクライアントの中でも相当上位にランクイン。これまた私より、よほど。そうですね。私の知る範囲で、上田さんのトレーナーさんとしての腕を1番評価しているのはT嬢だと思う。

T氏はこれからで……直前のトレーニングのお話を少し。T氏の課題。トレーニングを続けることで、変わるのでしょうね。
Tセンパイの話も聞きたかったけど聞き損ねたな。A嬢も。

「最近、僕のトレーニング受けてる方にずいぶん会いに行ってますね? 何かあったんですか?」

なんでしょうね? 思わず空を見る。
もともと会いたい人には会いに行く主義だったんで……おひとりお会いしたら本当によい出逢いだったから、芋づる式に会いに伺った、ですかね。あとは……会いに行かないのは逃げだと思ったからかな。
紹介者が多く、付き添いの見学が増えたら発見が多くてもっと知りたくなった。
マンツーマンでトレーニング受けてるだけじゃ得られなかった視点がずいぶん得られました。
おひとりに会うごとに、視点がひとつ、増えた感じで。自分の視点との中間地点からさらに複合的にも増えていくような……視点が増殖するような。トレーニングも、上田さんの指導も、上田さんの格闘技も、ずいぶん深みとゆとりをもって見られるようになった気がしますよ。
同時に、私のFacebookも目にする人によってはトレーニングが豊かになり、変化するきっかけになりうるのだな、と自分の価値も再認識しました。自分じゃ単なる、排泄物であっても。
人と関わるって、大事なのですね。

今日のトレーニングはインターバル短めできつめ。メンタル鍛えられるのでよし。

「手足の血管の浮き具合といい、ここしばらくで一番いい状態じゃないですか?」

そうですね。遅々としてますけどね。
私は劣等生だ。誰と比較しても、そう思う。羨ましくないと言えばウソになるけど、満足している。
格闘技の練習をしていると、私は劣りすぎてて話にならない。手加減して合わせてもらわないと、ついていけないからなぁ……不出来な自分を見せつけられるのはだいぶ慣れた。

そうして知ったのは、ひとりですべてを出来なくていいってこと。
不出来なことすら、持ち味。

こんな残念で、劣等生で、拙くて、ひとりじゃなんもできなくても。
それでも格闘技を、トレーニングをしていいんだ、楽しいんだって、知ってもらえたら。

排泄物を垂れ流してることも、意味があるんでしょうね。

17.05.27(土)【GSA】MMAグループトレーニング部(格闘技1.0h):上田さん
なかなか刺激的な、上田さんが人を識別するフィルターのお話。
T氏が引いてて、上田さんが

「久禮さんは微動だにしませんね。いずれああなります。」

と。
あら、言われて気付いた。当たり前にそうだよなぁ、と感じ入ってた。

「おかしなこと言ってると最初は苦笑いしてましたが?」

いや、そうでもなかったですよ?

「ああ、では“それ言っちゃうんだ?”の苦笑いですか。」

あー、それですね。すごく新鮮でした。
3パターンが多かったかな。

“それ言っちゃうんだ?”
“言われてみれば確かに。”
“よく意味がわからないから時間かけて咀嚼しよう”

“私にはちょっと違う”はだいぶ少ない。

そう、言われてみれば確かに……
上田さんはご自身を”頭がおかしい”と自称する。
またまたーと思っていたが、日を追うごとに、ほんとそうですね、と感じるようになった。

だが、“おかしなこと言ってる”と思ったことは一度もない。
“頭おかしい”と“おかしなこと言ってる”は同義ではない。
そして私自身が、自分の頭を“日増しにおかしくなっていく”と感じていて、“正気に返っちゃダメだ”と思っている。

さて……“頭おかしい”“正気”の定義はなんなんでしょうね?
そしてその“頭おかしい”人こそが。

TJさんの言葉を思い出す。

『気付けば思考が変えられてるんですよ。いつの間に!?って思いますよね。』

上田さんは”頭おかしい”同類の人を捜し求めている……自分の言語が通じる、本当の理解者が欲しくて。
だから人を識別するフィルターを持っている。

お話を聞きつつ、思い出していた。栄養の座学を初めて受けたとき。
その日の晩に献立を練り直し、翌日から食事をガラッと変えた。
もとがヒドかったのも手伝い、たった1~2週間で激変した。激変しすぎてビビり、上田さんに『変わりすぎなんですが、これ大丈夫ですか!?』と焦って泣きついたのが懐かしい。
その際の上田さんの『問題ないです。これから……なふうに推移します。』の予測通りに私の身体は推移し、ただただ快適になった。
物心ついたときからの”自分はこういう人間なんだ”の概念が覆された。
感動したー……
コーフンした私に上田さんが言ったのは、

「言われてすぐにやる人はなかなかいないんですよ。」

だった。なんで?とクエスチョンマークが無数に飛んだのを覚えている。

フィルターはいくつもあるのだろう。
おそらく局地的に一番わかりやすい識別方法は、上田さんに習い続けるか否か、なのだろう。
TJさんを思い浮かべる。わかりやすい。

どうして私が上田さんのクライアントの方々に積極的に会いに行くようになったのか、わかった気がした。
言語が通じる人を、探したかったんだ、きっと。上田さんのクライアントには、いそうな気がしたから。
その読みは当たっていたんだと思う。

「くれさんの白いブリ大根の写真、マジか、って思った。」

そう言うT氏は、上田さんに初めて習ってからもう1年半が経つ。空白期間が長かったが、逆をとれば、”それでもT氏はやめなかった”。

「Tさんも、早くこちら側に来てくださいね。こちら側の人間でなければ、そんなに……しません。」

思わず無言で頷いていた。
上田さんにT氏を初めて紹介したときの言葉。

“上田さんと気が合うと思うんです!”

そうでなければ、私はおそらく上田さんに紹介していない。

いつもの方。寡黙で発言少なくこそあれ、いつもさりげなく気を配り、そこにいてくださる存在感。入会時期が私より少し早いくらい。
ここ数か月、お会いするごとに身体が違う。
すげーな、と思うのだ。何より一番すごいのは、練習相手をしてくださる際、このビビりな私がリラックスして爆笑できるくらいの、その在り方。

私の言語で必須要素を上げるなら、”ココロで思っていること”と”発言・言動”が合致していることだと思う。
自分の望み、理想を知って、叶えに行っているかどうか。意識的にせよ、無意識的にせよ、言い訳して逃げていないか。
自分で自分の望みを叶えよう、”自分で自分をしあわせにしよう”という意思を持っているか否か。

“変わりたい””よりよくなりたい”と本気で願えるかどうか。
それが”こちら側”になる必須の要素。

T氏はどんなに空白期間が長くても、”変わるきっかけ”を手放すことができなかった。
“変わりたい”って願いを、諦めきれなかった。無意識にせよ。
だからこうして戻ってきた。

変わらねばな。私も。
負けてられん。

……という私は”こちら側”の人間なの、か??

寝技実技は、先週のおさらいで各種ポジション説明。
背中を向けて聞いてもわかるかどうか? だいたいわかるのが面白い。
下からの腕十字、基本パターンと、上田さんパターン。うん、前に教えていただいたことがある。まだ手がこんがらかるんだけど。面白いよねぇ、上田さんの格闘技。

17.05.27(土)【GSA】初心者MMA:上田さん
体験の女性の方が3人も。うはー。眩しい。
ので上田さんは本日、体験の方々につきっきり。常連メンバーでいつもの打撃対人練習を回す。

T氏は動きがいいんだよねぇ。抜かれるの時間の問題だよ……
いつもの方はいつも通りでやっぱり楽しい! 遊び心に挑戦。でありつつも、頭のよさに惑わされる。
異国の上手い方はスピード上げて爆速で挑戦。食らいまくりでツラいが、攻守交替の瞬間に叩き込むを心がけた。割とよかった。
初心者のデカい方はこわいので、むやみやたらと話しかけて先輩ヅラして逃げた。こういう手段ばっかりうまくなっちゃって。

寝技。部活でやった下からの腕十字をおさらい。

「そういえば勝村さんは……」

のお話に、らしい、と笑みが。
で、……………………あー……まぁ……なるほど( =_=)
本当にこの方は油断ならないというかなんというか、やっぱそうなんすかね。
思わず嬉しくなり、次いでイラっとする。
その満面の笑みが訳知り顔に見えて癪に触る。なのでぜったい言わねー。
だいたい、あなただってそうでしょうに。

[Facebook記事]

“僕がZSTです”の影響を、色濃く受けた結果のエビデンス

「前に上田さんに『あの方はすごくたくさん考えて書いてますね』ってお話したことあるんです。
そうしたら『ああ、あの人は書かないと経験を消化できないんですよ』って。」

あーまさにその通りですね、と苦笑い。なので自分じゃFacebookは排泄物を垂れ流してる感覚です。うんこと一緒。そんな高尚なモノじゃないし、うんこを褒められても。長いとか多いとか……リアル過ぎる。
自分がどう話されてるかってのを知るのも面白いものだ。

17.05.27(土)頂マーラータン:TJさん
ZST.56観戦記事にコメント頂いたのがきっかけで春雨にお誘い。ようやくちゃんとお話しすることが叶った。
お互いに意識していたんですねぇ……前にも何度かいいねくださってたから存じ上げてたし嬉しかった。

「くれさん、いい人ですね。」

なんでですか?

「会いたいって言って、本当に会うから。」

そこですか? それ言ったら本当に乗ってきて会いに来てくださったのはTJさんじゃないですか、と笑う。
上田さんのクライアントの方、どなたも快く会ってくださるからなぁ。素敵な人ばかり。

上田効果あるある。

「”お肉が食べたい”じゃなくて”蛋白質がほしい”って言うようになった」
「異様に独立心が養われる」
「世間一般的なしあわせからは遠のく」

例えば”1杯の水”から得る幸福度は上がっても、結婚は遠のく。異性に対する価値基準が異様に跳ね上がるから。

「その基準を満たすのはすごく少ないんじゃないですか?って言ったら上田さんに言われましたよ。『数%ですね。それに見合うレベルに達してください。』って。」

なるほど。まぁ、TJさんはそうなりますね。

何やら、TJさんとお話してると、ときどきまるで上田さんと話してる気分になる。今までお会いした方々の中で、一番似てる。見た目はうら若くて可愛くて綺麗な女性なのに。

上田さんの話でひとしきり盛り上がる。ほんとにネタだらけだ、あの方。

「あのネタの多さ、わざとですよね。」

ですよね!

「前に“トレーナーのいいところはクライアントごとに同じ話をして笑いの精度を上げられるところだ”って言ってました。」

完全に、すべらない話……何を目指してるんですかね。いろいろ計算尽く過ぎてもはや計算が天然。
そんなTJさんも流暢にすべらない話をされる。
それ、完全に精度を上げてきてるヤツじゃないですか、めっちゃ持ちネタですよね!?

「いや。でも3つしかないですし。」

と言ってする、その澄ました顔がまた上田さんそっくりだなぁ! あと、毒を吐くときに異様に爽やかになるのも!
しかも持ちネタ3つがハズレなし。レベル高い。3つあれば充分でしょう。
どんだけ上田さんに似ちゃったんですか!

「そのTシャツ、盛一郎さんですね。」

え、よくわかりましたね? 知らないとわかりづらいと思うんですけど。盛一郎さん、お好きですか?

そこからのGROUNDSLAMトーク。

「イケメン!」
「勝村さんと盛一郎さん、めっちゃイケメン!」
「上田さんと話してましたもん! 『あのジムは顔採用してる』って!!」

爆笑。確かにあのジム、アマチュアの方でもイケメン多すぎです。あそこにいるとイケメンとマッチョに目が慣れすぎて感覚がおかしくなる。

「クソイケメン」

その単語は初めて聞きました。上田さんと話してるとその接頭辞、伝染るんですよね……

今、加圧だけでジムには所属されてないんですね? じゃぁよかったら今度、横浜のジムに体験で遊びにいらっしゃいません? 盛一郎さん、教えてくれますよ。

と、形相が変わり首をぶんぶん横に振る。

「ダメです、何もしゃべれなくなる!!」

そこまで?

「上田さんにトレーニングお願いしなきゃ! 盛一郎さんに教わる前に落としたいから教えてくださいって!!」

ここまで鮮やかに上田さんを踏み台にする方、初めて見ました。やり手だ。

それにしても勝村さんもチェック済みとはずいぶんお詳しい……格闘技はされてないけど、ZSTは観てる。この間のZST.56も上田さん欠場でも見にいらっしゃいましたもんね。

あのお詫びメッセージを見たら……という言葉に、そっすね、と頷く。それと上田さんの試合はぜんぶ見ていると。おおお……私も見てない噂の試合のお話を聞いて爆笑する。筋金入りのエンターテイナーだなぁ、あの方は。

TJさんが上田さんが出ないのに初めて観たZSTは盛一郎さんがお目当て。
上田さんにチケットお願いした際のおふたりの会話。

「とうとう自分が出ないのに観るようになりましたか。」
「イケメンなんで!」

明快だ。
そこから広がってさらに、ZSTが好きなんですね。

「タイプの違うイケメンぞろいってほんとですよね。それに他の団体観るようになってわかりましたが、ZSTのあの雰囲気は親しみやすくていい。」

ですねっ。わかります。
試合のときはどんなところ観てるんですか? 選手の表情とか?

「なんとなく試合自体を観てますね。”あ、あれ痛いヤツ!”とか”ああなるとマズい!”とか。最初のころはわかりやすく打撃してくれないかなーって思ってたけど、最近は寝技好きです。」

めっちゃわかって観てるやないですか。たぶんそれ、単語を知らないから表現できないだけで、格闘技わかってるんだと思います。えええめっちゃ嬉しい……
誰だ、総合格闘技は流行らないですよとか言っちゃってた人。そんなことないよっ。

「上田さんは……見てて”強い”って感じたことがないですね。なのに勝っちゃう。一発逆転で。そんなことが出来ちゃうくらいに、努力してきた人なんだろうなぁって。」
「盛一郎さんは王道な感じですよね。強い。気付けばあり得ないところから抜けちゃったりする。」

上田さんから聞いたわけじゃないんですよね?
上田さんが前に話してくれたことと全く同じこと言ってますよ。めっちゃ総合格闘技として、試合を見てるじゃないですか。もしかしたら、知識がない分、本質を見てるかもしれない……

そんなTJさんは、明日はPANCRASEのネオブラを観に行くと言う。TJさんが初めてZST以外で試合を観に行ったのは、坂野さんがお目当てだったそう。

「坂野さん、どんどんカッコよくなってますよね!」

に、肯く。1試合ごとに変わる。あれは追っちゃいますね。明日は……そうね。

私と一緒だ。TJさんの格闘技へのハマり方。知ってる人から入って、そこから芋づる式に応援したい人が増えて、会場に足を運ぶ機会が増えて……
こういうタイプには、スーパースターよりむしろ、応援したくなる人がヒーローなのだ。
女性に多いはず。そしてこういう女性が増えていくはず。それが、これからの格闘技人気に繋がるはずで……
なら、自ずと必要なことは見えてくる。必要なのは、技術的な知識じゃない。知らなくったって続けて観てもらえれば充分に楽しめるのだ。

「坂野さん見てるのは育成ゲームって感じがしますね。」

ですよね。必要なのは、キャラクターと、ストーリー。上田さんはそれをみせるのが上手いから、格闘技に触れたことない人に会場に足を運ぶきっかけになりやすく、そうして他に広がる。それがあの花粉の正体。
自らのファンが他の選手に惹かれるのも歓迎し、ここまでサポートする人って、ねぇ……どれだけ“与える人”なのだか。

「この間のZSTは、“なんで上田さんがここにいないんだろう?”って思えて泣きそうになりました。」
「松下さんのタックルの切り方が上田さんに似てて、またくるものが。」

もー……同じこと考えてるなぁー……だから私のあの記事で泣けたですか。
イケメンにうっとりしても、育成ゲーム主人公を見守っても、なんだかんだこんな継続して教わり、いない試合まで観に行って応援しちゃうのって結局……ですねー。

[Facebook記事]

“人間”の定義って?

DEEP JEWELS観たかったですよねぇ……でも土曜は難しい。今日も通常営業ですね、とご挨拶。

17.05.20(土)【GSA】パーソナルトレーニング(加圧):上田さん
今日はT氏が私より前の時間にトレーニング。上田さんの「がんばってましたよ」のコメントから広がり、私が紹介した方々の個性豊かなトレーニング状況をうかがう。
課題や目標が各自それぞれならば、改善の取り組みもそれぞれ。ひとりひとりの人となりを私自身がそれなりに知ってるうえで、ひとりひとり見学させてもらったので、理解が深まりとても面白い。差異や、上田さんのアプローチの仕方も聞いてるとすごく勉強になる。翻って自分はどうだ?って観点でも。してみるもんだ。見学。

本当に食べることが好きな人は

「自分は食べることが好きで、美味しいもの食べるとしあわせなんです。」

とは言わない、というお話。

え? じゃぁなんて言うんですか?

の問いに対する答えに唸る。うーむ。なるほど。
同様のことは異性の好みにも当てはまる。へぇー……そう、なのかもしんない。私自身が元々雑なんだよな。なのでまだなんとも。

派生して、大好きで大切な人を笑顔にするのにどんな方法があるか?のお話。
安易な方法に頼るのはつまりはパワーがないってことで、いっそ罪、と。ペットを愛でるようにしか大切にできないなら、人の人生を背負う資格はない、と。
わかる。というか耳が痛い。
人を笑顔にする手段をどれだけ持ちうるかは、その人の力量だなぁ……いい歳して広げてないってのは、確かに罪だ。目先の笑顔でなく、その先の笑顔……自分がいなくなっても、その人が笑顔でいられる何かが残せたら。その人の中にタネが残せたら。
それってつまりは、影響力ってやつだと思う。上田さんの言葉で言う、パワー、か。
とはいえ、それが出来る人は少ない。
事なかれ主義、平和主義というと聞こえはいいが、人に影響を与えることを恐れてビビってるとも言えるよな。

人間生きてれば、多かれ少なかれ、影響力はいやでも持っている。むしろ死んでも。
なのに影響力をよりよくする努力を怠り、劣化させて撒き散らすのは罪、か。
持っているなら少しでもよりよい何かにするのは、生まれてきた以上、責任、か。
確かにな。何をもって”よりよい”とするのか。その判断を誤っていることも多々ある。それも含めての罪で責任。

影響を少なくする、与えない、無難、を狙うのは逆に苦しくてツラい。自分を押し殺して抑圧することだから。
だったら思いっきり自分の持ちうる能力や好みや思考や意思を放出して、影響力を思いっきり増したほうが自分も周囲もしあわせ。だよねぇ。

なんてのも踏まえてさらに深く。
私は常々、上田さんに人権認められてないな、と感じていたが、どうやら上田さんは自身にも人権を認めていないらしい、と知る。いや……とても制限された人権、なのかな? その論拠をひととおり伺って、なるほどなぁ……と思う。おそらく幼いころからそんなふうに世界を観ていたのかな?
見えすぎるってのも、大変だなぁ……と、ちょっぴり可笑しい。いや、笑い事じゃないくらい厳しい話なのだが。生きづらかったでしょうね。そう考えると、よくそこまで真っすぐに育ってオトナになったものだなと思う。なるほど……ちゃんとした人間になりたい、か。道理で。
で、あと4~5年くらいで人権を獲得する予定ですか。
なんとなくですが……私も人権獲得の目が出てきたような気がしなくもない。ちょっといろいろ面白くなってきたところです。逆の目が出る可能性も高いんですが。
平穏無事はつまらんすね。いや、穏やかな生活を望んだりはしてるんだけど。まだ早い、のかな。むしろこれから、か。

トレーニングはまずまず。ベンチプレスはいつもきついが、スクワットはそうでもない。腹筋はその日の雑談具合による。今日はバタフライがきつめだったかな。
もっともっとマッチョになりたい。

17.05.20(土)【GSA】MMAグループトレーニング部(格闘技1.0h):上田さん
座学は栄養の話のその後。他に聞いてみたい話もあったが、面白かったのでどうでもよくなってしまった。こっちのが面白い。当面、これでいいかもなぁ。
T氏の表情、話を聞くときの姿勢が変わった。T氏の中で何かが積み重なってきたのだろう。私の目には新鮮だが、上田さんにとっては完全に予測と計算の通りなのだな。これまでの予測と課題設定の仕方をつまびらかにされつつ、そう思う。どれだけのケースを、見てきたのかな……

「まずはマインドを変えます。」

新たな課題が告げられ、根拠と方法も全部オープンにされ、なるほどな、と思う。

「栄養を切り口に、学んでいるのはセルフコントロールの方法です。ここで学べばほかにも応用が利きます。」

積むのは成功体験、か。
T氏の表情が変わったのは、自信と、”この人のいうことは本当かもしれない”て信頼が積みあがったから。実際、T氏はクラスでへばるタイミングが遅くなったし、体型が早くも変わった。初めて”ほうれん草が美味いと思った”という。拍手喝采だ。大きいよね。
うん、そう……その”ほうれん草が美味い”は間違いなく、しあわせのタネだよ。よかったよねぇ……これからどんどん増えてくんだ。楽しみだな。そういうのをこうして見られるのは。

それから思わず考え込んだのが、”どういう人を信頼し、どういう人を信頼できないか”って話。
“自分のルールを確固として持っていて、それを守れるか否か?”
“ルールがない、守れないってことは、予測不能にブレる可能性が高いってことだから信頼できない。”
ってことになるのかな。
いろんなことがあったんだろうなぁ……と思わず想像をする。一理ある、……一理どころではない、かなぁ。ただこれまた厳しい。私自身も信頼できない、されえない人間、だな。まぁそうだろな。伊達に人権なくないぞ。
そうだな……私にとって”人を信頼する尺度”ってなんだろな……と思うと、発想が違うのを感じた。環境と、個人の能力及び責任範囲の違いなんだろなぁ。私の場合は”この人がうまくいかなかったんならしょうがないと思えるかどうか””どんな結果が出てもそれを受け入れて対応しようと思えるか否か”の感覚で判断している。というと耳障りがいいが、要は好き嫌いで判断してるといえばそれまで。それがどちらも”是”……つまり好きなら、問答無用で信頼する。なんでこうなったかといえば、仕事上、そうせざるを得なかったからだ。何せ、技術力がなくて調整能力だけで生きてて、人に頼らねば何事も進まないから。私の仕事は、その人たちが気持ちよく働けるよう場を整えること、だからな。
ざっくり言えば、狩猟民族と農耕民族の違い的なモノと推測。うーん、オオカミと羊のほうが適切なのかな。
んー……うまくまとまらない、が、面白い……しばらくこねくり回そう。

久々の実技は、”初めての寝技”。
格闘技の試合において選手が目指すことは何か?
各ポジションの説明、有利・不利の説明。パスガードとは、スイープとは。
知っていることだが改めて聞くのは面白い。これも知らずに始めることが多いよなぁ……私もそうだった。知ってからやるほうが、練習内容の意味が分かって面白いよね。ただそれでいて、これらを知らなくても試合を見に来て面白いと思えるんだな、総合格闘技は、と、思うとちょっと顔がにやける。なんか嬉しい。
それと、やっぱり上田さんのやってることは普通じゃないよな、と可笑しい。上田さんの格闘技に興味がわいたのは、その”普通じゃない”とこを雑談の際に教えてもらったからだ。そんな考え方をしてここまで来るほどに追求したこの方って……そんな練習を積み重ねるって?とうっかり強く興味を持って、もうすぐ2年になるのか。
未だに上田さんの試合は見飽きない。もっともっと見たくなる。困ったもんだ。
そういや私があそこで興味を持たなかったら、少なくともT氏はこうしてここにいないわけだ。これもまた、影響力ってヤツだよな。その出逢いが素敵な効果を及ぼすように、余計な事せず見守り観察できるように、私ももっともっと影響力を磨かねばな。
もっとパワーがほしい。

17.05.20(土)【GSA】初心者MMA:上田さん
打撃対人練習。
T氏は加圧の影響もありへばってきたようだ。でもいいパンチ出すのよね。油断ならない。
いつもの方は今日も遊び心豊かで楽しい。サンドバッグ殴るときはすっげー迫力なのにな。手加減してノリノリで、でもいいヤツ来るから意表突かれて笑ってしまう。
体験でいらした方は謙遜されてるがどう見ても経験者感ハンパない。グローブがうにゅうって伸びてくる。でも手加減ばっちりなのがさらに経験者感ハンパない。
異国の上手い方とは速度上げて飛ばした。この方も前より手加減がうまくなったような? 多少速度上げても平気な感じがする。ならば上げたほうがよい練習。
上田さんは中ボス感ハンパない、何やら特徴的なスタイルを数パターン。1発目は打破できて、2発目がなんとなくつかめるのに振るわず。
「いいですね! 読みと対応ができてますね。」
言っていただくが実はうまく脳内で処理できてない……無意識になんかやってて表層意識で説明できない……まだダメーな感じしか、自分ではしない。や、それでも無意識にやろうとしてるのだから、成長なのだと思うんだけど。
最終ラウンドで上田さんともスピード上げて殴り合い。よいの食らっても怯まずに殴る。

なんつか、好きだなーと思う。このクラスのこの練習は。
テクニカルであの手この手を考え抜いて練習してきた上田さんが、「自分のやってきた練習の中で一番よい、好きだと思えるものをちりばめました」なのが、これらの対人練習。
非日常に慣れること、どんな先天的なものに恵まれてなくても格闘技は楽しめるんだってこと……怖い思い、痛い思いをしなくてもうまくなれるんだってこと。
それらがどう実を結ぶかといえば、防御力が上がる。例えば試合に出た時に怪我する可能性が低くなるし、低くするために攻撃力を上げている。
上田さんがどんなふうに格闘技が好きかがよくわかる。それをどれだけ広めたいと思っているのかも。
上田さんの、格闘技に対する想い、会員さんへの想いを感じる。

今日は寝技練習多め。部活を受けて、クローズドガードからのパスガード。方法数パターンをさわりだけ説明して、シチュエーションスパー。うあーーー久々だ、嬉しい。
T氏はうまくなるのが早い。1回目当たったときは2回取れたが、2回目に当たったら1回しか取れなかった。2回目のほうが明らかに体力削れてたのにね。すげーや。T氏の寝技は面白そうだな。
体験の上手い方から「上手いですね」言っていただくが明らかに取らせていただいた感ハンパない。だいたいつかんだ上腕が筋肉質過ぎて只者じゃない。よい練習させていただいたなぁ。
上田さんからはクローズドガードを肘で痛点つかれて解かれそうになるが耐える。てかツラかったのは痛点を肘でぐりぐりする様が可笑しくて腹筋ツラかったからだ。危なかった。
と思い……そうか、クローズドガードをキープする力が上がったなぁ、と気づく。私もはじめのころはクローズドガード10秒キープするのもつらかったよな。今じゃ手加減されててルールの制約があるとはいえ、上田さん相手に30秒キープできるんだな。成長したもんだなぁ……
という感慨は、上田さんにクローズドガードされて力強さにたまげて打ち砕かれる。うはー……いや、これ、それでも手加減されてるぞ。
ああ、うん。
上田さんの格闘技でぎょっとしたのは、初めて組んだときの感触もだった。なんだこの人!?!?と思ったものだ。最近はずいぶん慣れたし解ってるからあのときほど戦慄しないが、やっぱ今も健在だよな、と思う。むしろパワーアップしてるよな。みんな感じないのかな。
つか、いったい私のセンサーは何を感じたのか? 自分じゃ自分のこと鈍いと思ってるんだけど、あのセンサーは間違ってない。加圧に部活の座学……格闘技にその人のすべてが出るってほんとだよな。あの価値観が出てるよな、と思う。
また、上田さんの格闘技が観たいな。

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ポジティブモンスターTシャツZST.56版

なんで私がこんな目に……

17.05.13(土)【GSA】パーソナルトレーニング(加圧):上田さん
今日はT氏が加圧体験、続けて私のいつものヤツ。時間ギリギリに到着したらなんともうとっくに始めてた。薄情な。待っててくれたっていいじゃん。
と、邪魔にならぬよう隅に座ると上田さんが私のTシャツに目をとめる。

「そのTシャツ、見せてください。袋から出したところ見てないんですよ。」

なんで見てないんですか、作った本人が。売り物だからか。
上田さんが私の腹をじっくり検分。
……そして、吹き出す。

「改めて広げてみるとめっちゃイラッとしますね! その顔に半月蹴り入れたい、ちょうどいい位置!」

人の腹見て吹くとかめっちゃ失礼! モチーフになったご本人ですよね!?

すると嬉しそうに上田さんが同じポーズをしてみせる。
うあーーーサイアクだ、くっそイラつく!! ダブルでイラつく!!

前回の加圧トレーニング時に、チケット特典のポジティブモンスターTシャツ ZST.56限定版を頂いていた。せっかくの練習着、着ないともったいないじゃないですか。だから次のトレーニングで着てくるじゃないですか。
そして今に至る。

薄々わかっちゃいたが、このTシャツ、勝手知ったるGSP館内を歩くだけでも相当、恥ずかしい。思わず暑いのにパーカー羽織って移動した。
なんで私はこんな辱めに遭ってるんだろう……?

何処で道を誤ったのだろう、と半眼で記憶を辿る最中にもT氏のトレーニングは進む。既に上半身は終わったようで下半身にベルトを装着していた。そしてもうへばり気味?
下半身はスクワットと踵上げ。スクワットがぎこちない。エラいそろそろーっと身体を沈めるのだが沈みきらない。ふむ。

「スクワットができないのは引きますね。僕らの視点ではありえないです。ずいぶん不自由な身体で生きていると思いますよ。」

との上田さんの言葉。そうですね……最近T氏とかにたまに言われるが気付けば私も”そちら側”の人間に入りつつあるらしい……相変わらず人権は認められてない中途半端な立ち位置だが。
なので私も、スクワットは回数こなせないのはまだしも、それっぽいフォームもできないのはマズい身体だと思う。少々、引く。特に男性でスクワットができないとか、ないわ。どんな不自由な身体だ。

上田さんが

「Tさんにもわかりやすく例えましょう。スマホで言えば……」

からの比喩は本当に容赦なかった。メール使えない、LINEはインストールされてない、他のアプリも入ってない、wifi使えない、カメラももちろん使えない、通話は2分のみ……あとなんだっけ? とにかくもう、スマホじゃない。そんなもの。

「それに気づかず”使えるよ?”と安穏と使っている想像力がない状態が、今のTさんです。」

ですねぇ……そしてそれは過去の私でもある。
まぁ加圧体験をして、継続することも決めたのだ。あとは時間の問題だろう。
それにその年齡で気づけたのだ。まったく……

使わないんなら寄越せよ、その身体。

と思わず毒づく。ふたりそろって怖がられる。そうか、T氏がいると気安すぎてつい会社での顔が出る。格闘技やってると毒づきたくなる場面がほぼ皆無なんだよな……環境と人に恵まれてるからな。や、会社も恵まれてるんですけどね。利潤追求の場だといろいろとごにょごにょ。
いや、自分の身体も年齡も気に入ってるからいいんですけどね。T氏が、そんだけ可能性がまだあって恵まれてるのにドブに打ち捨てて腐らそうとしてるのを見ると、もったいなくってイラッとするんですよ。私がどんなに望んでも努力しても手に入らないモノを、持ってるのにね、って。

さて、私のトレーニング。今度はT氏が見学。

「久禮さんのトレーニングは参考になると思いますよ。ひとつひとつ意識を高く持って取り組むとこうなるのか、と学べるところがあると思います。」

……そぉですかぁー……?
…………そんな言われることが最近ないので気味が悪くて居心地が悪い……だいたい私は意識高くないしな。練習もできてないし。意識高かったらとっくにもっとマシな身体になっとる。
ただ、そんなんでも1年半やってりゃこうなるって意味では、いいサンプルだと思う。なにせT氏は4年来の付き合い。私の残念な時期をよく知っている。あの頃と今を比べられるものな。

T氏の今日の負荷と、私の1年半前の負荷がほぼ同程度なことを改めて確認。
で、今の私の負荷が

「5倍位ですね。」

とのこと。へー……そこまでなったんだ。
で、アームカールから始めるわけだが……なんなんすか、この苦行……
いつも前面の鏡を見てやるわけだが、これ、今日は見たら負けだ。目が合う。自分の腹と。吹いたら余計に負荷が増す。全力で鏡から目をそらそう……
続けてベンチプレス。これは仰向けだから鏡を見ずに済む、とほっとするのだが。

「始め、イラストがもっと可愛かったんですよ。なので作者の方に『もう少しイラッとする感じにしてくれ』とオーダーしたんです。そうしたら予想を上回る出来、8割増しくらいでイラッとする仕上がりになって、プロはすごいなと思いました。」
「へぇ、どのへんが変わったんですかね? どこがイラッとするのか……口元?」
「そうですね、この三角形の微妙な角度がおそらくイラッとさせるのだと思うんですよ。プロだからできる微妙なさじ加減なのでしょうね。」
「確かにこう手で隠してみると……口が絶妙な感じがしますね。」

ふたりして人の腹を上から覗き込んで品評するの、やめてもらえます?

続けざまのバタフライは鏡がより接近してきて苦行度が増した。しかもトレーニングの動きに合わせて腹が動く……カンベンしてくれ。なんなんだこの罰ゲーム。なんで私が。

下半身に移って腹筋。重りを持ってやることにT氏がすげーと言ってくれる。

いや、今日は笑わされてないから楽よ?

「なんですか、いつも僕は真面目ですよ!」

思わず目をそらしてフリーズする。

「いつも真面目な話ばかりしてますよ。この間だって尖閣諸島について論じたじゃないですか。」

あーそうでしたっけ。すみません、ちょっと失念したのでもう1回お願いできますか?

「あーそう来ましたか。えー……あれは難しい話です。」

ですよねー。
T氏、これからがんばってね。腹筋のときが笑かされると一番ツライよ?

最後はスクワット。これも重いのを担いでやる。女性ではこれが一応最重量でこれ以上は上げる予定はないらしい。へー。じゃぁ加圧具合や回数増やす方向なのかな、今後は。
で……うあー……最後のコレが一番くる……動きが合いすぎる……

なんで買った上にこんな目に遭うんですか……

「買った人が悪いです。」

売っといて言いますかそーゆーこと!?

「ピストルと同じ話ですよ。ピストルを使って悪事を働いた人が悪いのであって、ピストルを作った人が悪いわけじゃないです。使った人の責任です。」

またそういう詭弁をぉぉぉ……そろそろ華花粉を取り締まる条例の制定しないとよろしくないんじゃないでしょーかっ。
もー今度はウイルス性口内炎になってしまえ! そいでその舌もげてチキンサラダを口いっぱいに頬張っても味がわからなくなってしまえ!! それでも総合格闘技は出来るものな! なんの問題もないな!!

「そのTシャツは排水口掃除に使うといいですよ。あ、猫のトイレにもいいですね!」

猫のトイレになんて使ったら絶対、身悶えして喜ぶでしょ……やりませんよ絶対に。このド変態め。

17.05.13(土)【GSA】MMAグループトレーニング部(格闘技1.0h):上田さん
座学。
T氏の足を見て疑問だったのが、他の人との違い。男女差かな?と思ったらそうでもなかった。代謝機能のお話。まだぜんぶがリアルに腑に落ちた感じではないが、なんとなくわかった。メタボリックシンドローム=デブ、ではない。減量末期は上田さんは細身でもメタボリック状態。
T氏は最大HPが低くて現在HPが高い状態。なので最大HPを高くする対応が必要。
私の場合は最大HPも現在HPも目を覆う状態だったので両方を上げていかねばならず現在進行形。なるほどねぇ。
そして代謝機能とはなんぞや? ふむー。奥が深いな。

それからT氏の栄養関係のお話。いろいろ派生していく。
そうね、たくさん話したけど……1番印象に残った話。
上田さんが随分前に観たテレビのバラエティ番組の話。んーと、銭形金太郎かな? あるビンボーさんのエピソードが強烈だった。
その方は全自動の洗濯機を持ってらした。
だがホースがない。ので、洗濯をする際にわざわざご自身で水を汲んで入れていたのだ、という。しかも洗剤投入して洗うときと、すすぎのときと2回。
レポーターのくりぃむしちゅーの上田さんが思わずツッコむ。

「え、すすぎのときも? その間どうしてるの? まさか待ってるの?」
「はい、洗濯機の前で待ってます。」

えええええ。めんどくさっ。

「いや、蛇口あるんだからホース買ったほうが早いよ!」
「いえ、いいんです。ホース買ったほうがめんどくさいんで。」

えええええ意味がわからない。

「いや、試してみろよ。俺が買ってやるから! そのほうが絶対、楽だって!」
「やめてください! そんなことしたら恐ろしいことが起きます!」

曰く、引っ越しのときにまたホースを外すのがめんどくさいから、ホースをつけないらしい。
絶句……。
そしてトレーナーのほうの上田さんが言う。

「今のTさんは我々の目から見たらこれと同じことをしてるんです。」
「えええ。」

あー……うん。ほんとにそうだ。

「想像力が欠如しているんです。変わることを恐れている。”めんどくさいから”と言って、猛烈にめんどくさいことをしているんですよ。」

ですね……何につけても。なので見てるとときどき頭をかきむしって目を疑いそうになる。なんでそうなる!?って。

「Tさんは既にMMAクラスも出てて僕と付き合いが長いので、既にある程度わかっているだろう、と、こういう話をそのまましています。体験に来てすぐの方には普通は言わないのですが。
栄養の話に取り組んでるように見えて、その実はこの想像力を上げる、取り戻す取り組みをしているんですよ。
一番取り組みやすいのが、自分でコントロールしやすい栄養なので、栄養を切り口にしているんです。」

そして栄養状態がよくなることで、思考回路もまともになりやすくなるから。
そう……で、想像力を取り戻す試みがつまりは、自分で自分をしあわせにする力であり、しあわせになる能力……

T氏が”ええ?”と言いながらも既に頭では薄々わかってるだろうな、と眺めつつ思う。
私もまだまだなんだよな。あの洗濯機のホース的な、自分じゃ気づかない想像力の欠如箇所がまだきっとある。ようやく何かが少しつかめかけてきたところなんだ……高みの見物だなんて到底できない。

他にもいろいろおもしろいお話が聞けた。自らのしあわせに無頓着な人を見つけるのがうまくて、しあわせをピンはねする奴隷商人のお話。一番効率よくしあわせを感じるために、上田さんが選んだ方法。

「どんなに美味しいものも、倍美味しい、ってことはないんですよ。コンビニ飯とミシュラン三つ星料理の間に倍の差はないです。」

異論ある方が多そうではあるが。
この2週間の取り組みでT氏が得た結論。自身で驚愕していたのは『自分は食べ物に興味がなく、なんでもいい人間だったんだ』という実感。なのでT氏には腑に落ちてしまうだろう、この話。

「実際の食事に倍の美味しさの差はない。ならどうしたらより美味しいと感じられるか?
料理に差がないなら、自らの感覚を、倍、美味しく感じるようにすればいいんです。」

そうして構築したのが上田さんの現状。猛烈に水が美味いと感じるには。
上田さんほどでなくとも、私でも、つくづく水が美味いと感じる瞬間が増えた。そしてごはんも。
確かにこれは”たった1杯の水”から得られる幸福が増しているってことだ。とてもシンプルな”しあわせになる能力”。
人がしあわせになるために、大金が必要なわけではない。自分の基準を変えてやればいい。外的要因によらずに、内的要因を変えるだけで、”自分で自分を最低限度、しあわせにすることはできる”。
人間、生きていたら勉強とトレーニングしかやることはないってほんとだな。

「Tさんは既に、グループページに食事を投稿してメンバーの食事を見たじゃないですか?」

そう、あれは本当に嬉しかった。部活っぽくて。
T氏が投稿したのをきっかけに、結局、メンバー全員が自分の食事写真を投稿した。ああやってみんなのごはんを見比べるのは本当に面白かった。上田さんやみんなのコメントを見るのも。

「あんなふうに仲間がいるんです。同じように、もしくは既に、取り組んでいる仲間が。なら楽しくて意識も高めやすくて簡単じゃないですか?」

そうですよね。私自身が楽しかった。嬉しかったなー……
仲間がいる。楽しんで互いを高められるって、サイコーですね。
グループトレーニング……部活を始めて、本当によかったです。みんながどんなふうに楽しむのか。変わっていくのか。それを邪魔にならないように、サポートをしながら見守るのは格別だ。どんなサポートが出来るかなぁって考えるのも……
自分がただやるだけじゃ得られない楽しみを、得ることができた。感謝だ。

17.05.13(土)【GSA】初心者MMA:上田さん
上田さんクラスシャドウで常々言われている「回転を意識する」をちょー強力に意識した上で、上田さんから「今日はこのまま打撃練習を多めに取ります。」とのこと。ここ2回で取り組んだストレートもコミでやってみますか。

というテーマもありつつ、今日の裏?テーマはボディ対策。てか、もうそれしか記憶に残ってない。

「お前、ZST.56とか言ってっけど、出れてねぇかんな?」

人の腹にガチでメンチ切るのやめてもらえますか? プロの総合格闘家が本気でケンカ売ってこないでください。つーか自分の顔ですよねぇッ!?
いつも以上にフェイントが気合い入ってますね!? 腹にいいの食らってめっちゃ悔しい……わかってるのにっ。そしてガッツポーズが常以上の上田さん。

「39度超の熱出て倒れてたからな?」

そいつは災難でしたね、と思いますが、なんで私がこんな目に……

いつもの方も視線が私を見てませんね? 完全に私の腹ですね? 遊び心満載に、腹狙いますかやっぱり!!!
T氏も

「その顔に一発入れたい……」

完全に腹狙い……狙ってこないのは一人だけか。安定ですね。
しかしT氏はさすがに腹狙いなのが見えすぎててなかなか食らいませぬな。ガードが甘くなっちゃってるから反撃がしやすい。しかしこうまで腹を狙われると……
なんで私はこうまでしてコレを守ってるんだ……

「愛ですねー」

うるせーーー!!! 思わずストレートとフックがだいぶ本気の軌道で出ちゃった。ごめんよ。てかぜんぶあの人が悪い……なんでこんな目に。

寝技練習は巴投げを総合格闘技っぽく。巴投げな感じからポジション取ったりヘリコプター腕十字。ほぅほぅ。いろんな技が在るもんだ。若干、私がやるにはツラい……同階級なら、いけるのかな。

終了時、上田さんのクライアントな方がいらっしゃる。おお、LINEスタンプ”オタくま””前髪体操お兄さん”の作者な方! よいタイミングでお会い出来た! とTシャツを見せに伺う。

すっげーボディ狙われました! 前回以上でした!!

喜んでいただけてお話できた。

聞いてみたかったんです。このTシャツの”イラッとくる”ののポイントってどこですか?

「えー……そんな意識してないですよ? ただ本人に似せただけで。」

ああ……なるほど、似せればイラッとするようになってたんですね。モチーフの問題ですか。すげー納得しました。
再現性が高いのですねぇ……それがこの方の技術力か。激しく納得。すごくシンプルな線からなっているのに、ものすごくよく似ている。よく見てらっしゃるなぁ……
上田さんのクライアントな方々は本当にいろんな方がいて興味深い。

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華、散らず。

ほんとに3日で治してきた……。

17.05.08(月)【GSA】パーソナルトレーニング(加圧0.5h):上田さん
『3日で治る』のLINEスタンプ。あれは瀕死の病も対象範囲だったのか。
なんと今日は10件も指導とのこと。理由を改めて聞き、そうだろなぁ……と思う。
面やつれは見受けられるし元気とまでは言えなくても、

「これでもだいぶ調子がよくなりました。」

とのことで、どんな推移だったのかを微に入り細に入り聞かせてくださる。聞いてるだけでドキドキする。
ところどころで笑いも交えてくださるが。

「生まれて初めて本当に死ぬと思いました。」

ですよね……よく、生きてたな……
それと、そんな状態でやはり冷静でもあったんだな……
シミュレーションされたそうだ。水分をムリヤリ補給したから、キャッチウェイトでなんとか、とか計量オーバーを罰金でまかなって……とか。でもどう考えたところで身体が動くはずもなく。

「これで引退かぁと思いました。」

と苦笑いされる。
そうですね……私も、大丈夫、生きてる、とムリヤリ自分を納得させるのと、それが頭をよぎるのと、なかなか脳内が忙しかったです。
ま、所詮、外野だし、考えるだけ無駄だしなぁとガッツリZSTを堪能してましたが。

身体症状と重ね合わせて栄養の座学を少々。なるほど、脱水症状回復期に回避すべきモノ、摂るべきモノ。知らんかった。勉強になる。
その状態の上田さんに“マヅい”と言わしめるモノがあったことに驚愕。初めて聞いた。あとで買ってみようと算段する。

上田さんがポロリと言う。

「誰も責めないんです……」

そうかな、と思いました。人徳ですねぇ。そして関係の方々も……
思わず笑みがこぼれる。

そして目下の悩みは無数。
やはり格闘技界のお詫びはサラリーマンとは異なるなぁ、と聞き入る。どうしても耳を傾けつつ笑みがこぼれる。

だんだんと嘆きになる。上田さんがうずくまり、頭を垂れる。ああ、見事に華麗に盛大に、ネガティブモード全開。
よいですね。嘆けるって、よいですね。思わず笑みが深くなる。

「負けることすら出来なかったんですよ。」

そうですね。

「負けることが出来るだけでも勝ちですよ、思い知りましたよ。」

そうですよねぇ。

「リングに上がることすら出来なかった。」

そうですね。
リングの上で死にかけるどころか、上がる前に死にかけましたね。なかなかない。

「写真見て、どうして自分があそこにいないんだろうと思いました。」

そうですね。
私も思いました。
“どうしてあそこに上田さんがいないんだろう?”

「この数ヶ月の彼の練習を無駄にしました。彼の時間を。」

ですね……

「自分も……」

そうですね。限りある格闘家人生の、貴重な数ヶ月を。
上田さんが垂れてた頭をがばっと上げて、キッ、とこちらを見る。

「でも格闘技やめませんよ!」

……………………!!
はい!

「あああーーでもまたミスしたらどうしようーー感染経路がわからないどうやったら防げるんだぁーーー次やったら今度こそ……」

盛大に突っ伏す。いっそ清々しいくらいに嘆きが入る。
いや、確率論的に考えれば大丈夫じゃないですか?
気休めを言いつつ思わず笑う。私はもう……

上田さんが生きてる。
総合格闘技を自ら辞める気もない。

もうそれだけで充分すぎる、私には。
だったらもう、時間の問題だ。これからしんどいだろう。大変だろう。
それでも上田さんはなんとかするから。
安心して、観察する。

上田さんの華は、まだ散らない。

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観戦 ZST.56 花粉のような華やかさ

上田さん欠場とはいえ、他にも楽しみな試合がいくつもあったのだ。今回も最前列でかぶりつきなのだ。

17.05.06(土)【観戦】ZST.56@新宿FACE
入場してすぐに剛さんをお見かけできてご挨拶。そうか、今日はチャンピオンな方々がいらっしゃるってあったなぁ。お元気そうで嬉しい。
小池さんも声をかけてくださって嬉しいー(*ノノ) 今日もお忙しそうだ。
それから私の座席は本部席の真後ろで……

「あら、特等席。」

と声をかけてくださって真ん前に座るのが勝村さん。そのお隣には田沼さん。うはー……(*ノノ)

■SWAT!159 第1試合 ZSTルール/フェザー級/5分2ラウンド
寺本 大輔(リバーサルジム横浜グランドスラム)vs 小川 将貴(ビロクテテス新潟)
いつもお優しい顔の寺本さんのお顔が戦闘モード。ピリピリしている。いい打撃が入ってて思わず力が入る。最後、三角絞めの体勢にいい形で入り、見入ってたところでさらに腕十字に移行、勝利!!
うわぁぁぁーーーーー(*☻-☻*)
雄叫ぶ寺本さん。うるむ目。セコンドのうっちーさんも大喜び! あああ嬉しいーーーーー(*ノノ)
次はZST本戦? 本戦っ?

■ 第1試合ZSTルール/フライ級/5分2ラウンド
“ZSTの中間管理職”榊原 徹(U-FILE CAMP登戸)vs “褐色のパーティアニマル”有川 直毅(K-PLACE埼玉格闘技道場)
有川さんだっ。冒頭から有川さんの特攻!! 前回のSWATを彷彿とさせる。でも榊原さんはそのままにはされない。小池さんと荻窪さんの指示に思わず聞き入る。やはり有川さんはあの勢いが持ち味なわけで……! 最後はさすがにあの波状攻撃はスタミナ削られて、お互いにへろへろで、でもそのままでは終わらない感じがっ。
有川さんが判定勝利。榊原さんもすごかったよぅーー

■ 第2試合 ZSTルール/フェザー級/5分2ラウンド
“寝業地蔵”花輪 裕樹(RBアカデミー) vs “ラスト風サムライ”川村 謙(リバーサルジム東京スタンドアウト)
お地蔵様とお侍様の対決かぁ、と煽りVを見て合点がいく。花輪さんの合掌姿はガチすぎる。
冒頭、ローブローが花輪さんに入ってしまう。のを見たときに、部活で上田さんから受けた解説が頭をよぎる。こりは……
試合は続行。花輪さんのバックポジションキープが冴える。川村さんは川村さんで前回の試合でも光ったその体制からの顔面への打撃を入れまくる。あれ、そーとー難しいと思うんだけど……
しかし”寝技”ならぬ”寝業”ともなると花輪さんの執念、凄い。あれは極められ切らなかった川村さんも凄いなぁ。
バックポジションキープしまくった花輪さんの判定勝ち。

■ 第3試合 ZSTルール/フェザー級/5分2ラウンド
“プチ暴言スーパールーキー”浜松 ヤマト(T・GRIP Tokyo) vs “コリアン・スタンビート”パク・ヘジン(韓国/SSEN GYM)
キャッチコピーが両者ともにハンパない……。上田さん情報によると、浜松さんはレスリング経験ありでテイクダウンがお強いとのこと。そのあたりに注目してたが、パクさんがまたお強いな……! パクさんがバックポジションをキープしまくる。うん……ふつう、バックポジション取られてたらそんな感じになるよね……?
最後の最後で浜松さんが腕十字を極められそうなところを抜けて渾身のパウンド! びっくりしたぁ。そのままでは終わらないあの勢いは素敵だ。
パクさんの判定勝ち。

■ 第4試合 ZSTルール/フェザー級/5分2ラウンド
“ナチュラル・ガル”金井塚 信之(リバーサルジム東京スタンドアウト)vs “ネバーエンディングファイター”平田 真徳(ALLIANCE)
金井塚さんはずいぶん拝見してきたがまた一段とお身体がよい感じのような……? フェザー級3試合続けてみた中で、一番、あの身体やべぇ、と感じる。
序盤から平田さん、苦しい展開。とはいえいいようにはさせない、がんばるものの……
これも上田さん解説通りだな。金井塚さんが平田さんのやりたいことをやらせず封じる印象。
最後はどびっくりした! 金井塚さんが平田さんを削ったところで流れるように鮮やかな腕十字……! あれは美しい……

■ 第5試合 ZSTルール/フライ級/5分2ラウンド
“たむたむきんに君”田村 淳(拳心會)vs “韓国のハードヒッター”ユン・ホヨン(韓国/SSEN GYM)
田村さんの相変わらずのあの腕が触角のような動きが思わず目が行く。
リーチが長い田村さんと、それより短いユンさんの間合いの取り合いなのだなぁ……田村さんが後ろに距離を取り、ユンさんが詰めていく。昨日、盛一郎さんに教えていただいたのにまったく出来なかったあれがこれやな……と思わず考える。互いの間合いの取り合い勝負……
ドロー。珍しいな。

■チャンピオンお三方のご挨拶
フライ級チャンピオンの盛一郎さんはRIZIN初勝利の凱旋報告。次は1本 or KOの完全勝利ですねっ。
バンタム級チャンピオンの剛さんもRIZINバンタム級トーナメント出場する、とのこと。そうかぁー……また観に行かなきゃな。
フェザー級チャンピオンの加藤さんは修斗に参戦される。後ろから拝見してても既にお身体がとても精悍で臨戦態勢待ったなしなのを感じる。
チャンピオンな方々の外交活動&活躍に期待だ。皆さまが戻られる頃にZSTは生え抜きの方たちでどんな勢力図になってるのか? 戻られた方々との対戦は? 連れて帰ってきてくださるであろう外部のお強い方々、新しくZSTを知る観客の方々は……妄想が膨らむ。
新しい風を呼び入れ、新しい景色を見せてくださるのだろう。楽しみだ。

■ 第6試合ZSTルール/バンタム級/5分2ラウンド
“BRAVEハート”坂巻 魁斗(BRAVE GYM)vs “湾岸オールマイティ”松下 祐介(パラエストラTB)
オールラウンダー対決。おふたりとも個人的にとても気になっている選手なのだが、やはり今日はどうにも松下さんに全力で感情移入になる。松下さんも凄く気合いが入ってらっしゃるなぁ、と……
冒頭で坂巻さんの打撃がいい勢いで入るものの、松下さんも負けずに入れ替えす。攻めあぐねる雰囲気も感じるものの、果敢に飛び込んでテイクダウンしにかかる。坂巻さんが、がぶって切ろうとするも、松下さんは切らせきらない。そんな展開。
「倒せるよ!」の松下さん、上田さんの師匠な方の声。
それでもやはり坂巻さんは……お強い、よなぁ。有利なポジションを維持する時間が長くなる。バンタム級になってさらに身体が大きくしっかりされたよな。
2ラウンド目終盤、松下さんが完全に捕まり、バックポジションを取られる。バックマウントも。チョークが極まるか?とドキドキするが、松下さんは意地でも取らせきらない。血が流れてても目が絶対に、どの上体からでも起死回生を狙い続ける。
坂巻さんの判定勝ち。お強い。
退場する松下さんの姿にうるうるした。上田さんの分も、闘ってらした、ですよね……
坂巻さんのマイク。坂巻さんもRIZINバンタム級トーナメントに出るんだ……! どんなことになるんかなぁ。すごそうだなぁ……
あと、6月17日は沖縄でAKB総選挙ですね。覚えました。推し変のこじまこちゃんが上位に躍進されますように……!

■ 第7試合ZSTルール/ライト級/5分2ラウンド
“一撃必倒”高橋 弘(パンクラスイズム横浜/蒼天塾) vs “ゴールデンフライ”小金 翔(フリー)
これまた注目カード。ライト級戦線を左右する。
打撃の探り合いな展開が続く。高橋さん陣営が”動”で小金さん陣営が”静”。思わずセコンドの方々にも目が行く。
正直言えば、現チャンピオンの平さんに勝ったことある高橋さんが有利かな?と思ってたのだ。
が、なんと圧巻。小金さんがバックポジションからパウンドを落としチョーク、TKOをもぎ取った!! 高橋さんが失神。なんと……
ライト級、これからどうなるんだろ?
小金さんマイク。なんとRIZIN出たいを3回も言った! はぇー……

■ “ワイルドキャット”竿本さんご挨拶
上田さんが計量当日にウィルス性腸炎を発症。試合出来る状態ではなくなり欠場となった。
それを受けて竿本さんのマイク。

「話すのが苦手なんですけど」

からのマイクぽんぽんしての確認とかに思わず笑みが溢れる。
お悔しい、だろうな……想像でしかないけれど。今日に向けてたくさん練習を積まれたのだから。それでも、上田さんのことを悪く言うことは1度もないのだものな。闘って”踏み台”にしたかったところだものなぁ……おかしくはないのに。素敵だ。
そして盛一郎さんとの対戦をご所望。ですよね。注目だ。

■メインイベント/ZSTルール/無差別級/5分2ラウンド
“第2代ライト級王者/暴走柔術”平 信一(綱島柔術)vs “カメルーンの筋肉獣”マックス・ザ・ボディ(BRAVE GYM)
マックスさん、でけぇ……! 完全に別な生き物感。平さんも安定の決めポーズ。
冒頭から平さんがまさに猪突猛進!! これや! んでもマックスさんのパワーの前にポジション取られる。うへぇ!? な展開。
マックスさんのパワー vs 平さんのテクニックな感じ、か? 平さんが上回るものの、ヒヤッとする。
第1ラウンド最後、平さんがなんとマックスさんを抱えあげんとする……! え、あれってパイルドライバーってヤツですよね……!? 投技炸裂か!?と場内がどよめく。が、重さに耐えかねたようで不発で逆にピンチを招く。ゴングで救われる。うんうん。すっげー!!
第2ラウンドは平さんの王者決定戦の際にも観たあのパウンドが炸裂する。が、マックスさんのパワーがすごくて抑え込むのに難儀&抑え込んでるのにブリッジで返される!? ポジションを返されパウンドにビビる。が、取り返す! さすがチャンピオン……仮想ボブ・サップに負けるわけにはいかない。
平さんの判定勝ち。

マイクアピールで「海外行っちゃうよ!?」に笑う。生で観たからなぁ、RIZINのKINGレイナさん! でもわからない人も多いようで。格闘技好きというより、ZST好き、ZSTの贔屓の選手好きな人も多いのかなぁと想像。平さんの次戦はどうなるんだろー……

会場出たら

「くれさん! なんか買ってくださいよ!」

と呼び止められる。いつものスタッフさんー。でももう、私、全アイテム購入済みですよ。

「ですよねぇ。あ、じゃ、この鏡。」

はぁ。前に『上田さんしか持ってないですよ、この鏡!』て売り文句に爆笑しちゃってつい買っちゃったヤツですね。

「上田さんに『これで自分の顔見て元気出して!』て励ましてあげてください!」

なんすかそれ!!
上田さんの名前出せば何でも買うと思ってるでしょッ!?!?!?
会場をあとにする。
背中から聞こえる『さすがくれさん。』の言葉は聞こえなかったことにする。

いなくても、ある方だなぁ。存在感。
みんな、気にしてる。
途中で盛一郎さんが話しかけてくださった。

「上田さん、ビックリしましたね。」

はいー……
ウイルス性腸炎。知ったときから、発症のタイミングが気になっていて……知って、ぞっとした。あのタイミングでは……
盛一郎さんも、ですね、と頷いてくださる。心配、してくださってるのだよなぁ。盛一郎さんはいつもお優しい。

昨日のうちに上田さんからメッセージをいただいてた。チケット買われた全員の方に送られたのだろうな。……タイミングが。

水抜きが終わった直後、会場に到着する前に、発症したのだよな。尋常じゃない……最悪のタイミング……
試合どころか、よくぞ、生きててくださった……

上田さんのメッセージ。Facebookでのお詫び文。
胸が痛む。
サラリーマンで福利厚生充実してるなら、疾病休暇で給料もらいながら休める。
でも格闘家の方の場合……信用問題で、まず真っ先に謝らねば、ならないのだよな……
選手の方……チケットを手売りされてる方は、その方の試合が観たくてチケットを買う方が多いから……ぜんぶを背負い込む……
以前、インフルエンザで欠場された方のその後の処分をネットで見かけたことがある。その団体での出場を禁止になっていた、な……
イベントを開催することの重みは過去の業務で横目でちら見してきた。その重みは、想像に過ぎないが、重いよな。

“上田さんの試合が、また観たい”

これまで無邪気に言ってきた、たったそれだけの言葉が、喉につかえる感覚。
私ですら、この状態。
上田さんは脱水症状と熱に冒されながら、どんななんかと思うと……

なんて感傷にひたった時間もあったけれど。
ひたったところでなんもならないんだよなぁ、と思う。

ふと思ってしまったのだ。
この最低最悪のタイミングで発症したウイルス性腸炎でも完全に散らせない華とは、ほんっとうに、すげーな……。
生きてるなら、あの方はもうどうとでもしてくるんじゃね?と。

今日、気付いてしまった。
あの上田さんのあの華は、伝染る。

竿本さんについてT氏が語った言葉。

「いや、上田さんと対戦するって言うから、つい調べちゃってさ。竿本さん、気になる選手になっちゃった。これからずっとチェックして応援しちゃうと思う。」

私もまったく同じことを思っていた。
個体識別が超苦手な私が、今日は瞬時に竿本さんを認識して思わず“竿本さんだぁっ!!”とじーっと見つめちゃって自分でびっくりした。ずいぶんチェックしたものなぁ……気になるし、応援しちゃうよ。

これは、竿本さんに上田さんの華が伝染ったってヤツなんじゃないか、と感じる。思い返せば……そんな方がとてもたくさん。上田さんに関わる方々には漏れなくなんかがついて回る。
上田さんの華……最近ほんとに、花粉並みに飛散している気がする。あの華、めんどくさい方向にバージョンアップしてるような……だからこう……望む望まないに関係なく、いなくなるの、ムリなんじゃね?と……
みんな、待ってるんだと思う。きっと、ふつうに。
たぶんそれは、上田さんが培ってきた信頼。

もし万々が一、試合出なくなったとしても、教わりたいことは日増しに山ほど積み上がってくし、体験お願いしてる人もいるし、また出てくるはずだし。類友ハンパない。お仕事してくださらないと、とても困る。

ますます興味が増した。
“身体作り”のエキスパートのトレーナーさんはこの状態からどれくらいでどんなふうに回復してくるんだろ? どんなエビデンスを、果実を、まさに命がけで、今度は獲ってきたのかな?
“しあわせになる能力”を表現し、伝えるトレーナーさんは、この出来事をどんなふうに消化し、しあわせの糧にしてみせるのかなぁ?
生きてるなら。あの方はどうとでもしてくる。ポジティブモンスターだもの。
あの方の華を完全に散らすのは、何人たりとも、病たりともムリなんじゃないか……
そしてあの方の華は払っても払っても舞って降り注ぎ……気付けば共に在り、タネが植え付けられ、その人の中に芽吹き……応援し共に闘ってくださる。

まさに、花粉のような、華やかさ。

T氏と栄養の話をしてたときの言葉。
4年前の私なら、T氏同様に、今の上田さんの食事を見て”ムリ”とドン引きしてただろう。でも今の私は素で”美味しそう”と”アレ食べたい”つか“毎日アレがいい”と思う。

「あー、この間、ZFC通信を読んだときから使ってみたかった言葉あったんだ。」

ん?

「それを使えそう。ぴったり。」

なに?

「くれさん、上田効果ばっちり出てますね!!」

なーーーーーーっ!?!?
一番、伝染ってるのは、私か……花粉並みの、飛散力。影響力。
いないのに、こんな生命力落ちてるってのになんなんだ、この存在感……

…………うぜぇ…………

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SWAT! 寺本さん! 打撃も迫力でした。

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第1試合、有川さん。パリピな感じが大爆発。

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第2試合、川村さんイメチェンだなー。風邪を直前にお召しになってたとか? 回復間に合って本当によかった。

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第4試合、金井塚さんと平田さん。やはり金井塚さんの身体に目が行く。しなやか。

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第5試合。田村さんとユンさん。フライ級はこれからどうなるのかなぁ……勢力図がよくわからなくなってきた。

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チャンピオンたちの後ろ姿ー(*☻-☻*) 盛一郎さんもだし、剛さんが一段と大きくなられたような。まだまだお若いものなぁ。ほんとこれからが楽しみ。

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 第6試合、坂巻さんの入場。竿本さんがペンライトもってらしたのです(・m・*)

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第6試合、坂巻さんと松下さん。つくづく自分の撮影技術のなさに絶望する(´・ω・`)

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 第7試合、高橋さんと小金さん。これは迫力あった……

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竿本さんのマイク。次の試合も、要チェックだ。

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メインイベント、平さんとマックスさん。迫力あるポジジョンの取り合いとパウンドを撮ろうとしたら、その前のおふたりのお背中の方が迫力がありすぎた。

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早く戻られますように。

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ZST.56 PreFightInterview 上田さん

もはや跳び箱勝負なのか将棋勝負なのか……もしくは猫愛?
言い間違いに世界観が表れる。にゃんこさんへの愛が際立ちすぎ。所詮、人間はにゃんこさまの下僕。

なんだかんだもう2年くらい観察しているが、日を追うごとに謎に感じる。つかみどころがない。
たくさん考えてて、でもそうでもないことも多くて、バージョンアップが激しいから数日前とはもう違うことになってたりして。

それでも無条件に言い切れることはあって……
前回2月のZST.55以降、ここ数か月で感じたこと。筆頭は”容赦のなさ”。徹底、するんだなぁ……

なるべく、詳しくは聞かないようにしている。
だから今の上田さんの格闘技がどんなか、よく知らない。私のレベルでは聞いてもわからないことばかりだが。

苦しい闘いなのはとても感じてる。この2年間、観察してきた中で、試合前にこんな感じの上田さんは初めて見た。
でも不思議と、これまでで一番、安心な感じがして仕方ない。
そんな上田さんの格闘技はやはりとてもバージョンアップしていそうな気がする。

1年と少し前の、ZST.51のインタビュー。
お気に入りのあれとはまた違った感じの自信と、あの頃にない自由奔放さを感じる。
でも、まだ。
この先の続きのインタビューが見たい。

この試合。上田さんにとっても竿本さんにとっても、とてもとても大事な『通過点』の試合になる。
おふたりとも、『この先』を見ている。
この試合はこの先のZSTフライ級を、その先を占う大きな意味を持つ。
『通過点に過ぎない』だからこそ『負けられない』。
意地がぶつかり合う面白い試合になるのは約束されてる。
本当に、楽しみだ。

それにしても、その後、整えた前髪は1週間でどこまで伸びるのかしら?

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