雑誌小学一年生の付録がピカチュウの目覚まし時計だった。破格の2200円だったので、衝動買いしてしまった。
雑誌の付録なだけあって、前半分と後ろ半分2つの3パーツからなる組み立て式となっている。限られた厚みの中でも、ピカチュウの愛らしいフォルムは健在だ。また、思い切って顔のパーツの重心を下げることで、三次元化につきまとう違和感を回避し、二次元ピカチュウの愛くるしさを巧みに再現している。
ピカチュウの後ろ下半身を取り外さなければ、時計合わせと目覚ましの時刻設定ができないし、電池をセットするためには、ネジをドライバーで緩めなければならない。お世辞にも便利な目覚まし時計とはいえないが、「小学一年生」が扱うことを考えれば安全でよいのだろう。雑誌の付録であることによって受ける機能的制約が、ある意味メリットとなっている稀有な例と言うべきかもしれない。ただ、ピカチュウの額に触れると音声が鳴る機能は、雑誌の付録としてはハイテクすぎる気もする。センサーが露出していなくても、接触を感知することができるものなのだろうか。